ときどき世田谷で見つかる、所有者不明のお宝ラジウム

【1】ときどき世田谷で見つかる、所有者不明のお宝ラジウム
ときどき世田谷で見つかる、所有者不明のお宝ラジウムは、文部科学省がその処分のためにわざわざ御出勤なさる。一方、原発核事故被災地にぶちまけられた放射性物質は、高濃度のものであっても、被害者である市民が被曝しながら自分の手で除染している。
 千葉県柏市で発見された『57μSv/h』の放射能汚染源ではセシウム134と137が測定されており、福島第一原発由来だと言われている。高濃度汚染地が発見された訳だが、文部科学省が出動したという報道はない。

【2】ラジウム瓶は誰のもの?
「農業研究所の農薬か」
「大学の放射線育種研究説」
「地下鉄工事残土説」
「ドイツから大量持ち込み旧日本軍の払い下げ・軍用物資説」
等とマスコミ報道ではラジウム瓶の由来について仮説を出している。
線量は40000μSv/hと報道されている。
弦巻のラジウム瓶は600μSv/hだった。

【3】ラジウムはお宝
"日本でも1934年(昭和9年)、三井財閥が外国からラジウム5グラムを輸入してがん研究会病院に寄贈した。この時のラジウム購入代金は当時のお金で100万円だった。これを日本銀行のホームページで試算すると、昭和9年の1円は平成14年の384円となるので、ラジウム購入代金は現在の価格で3億8,400万円だったことになる。ラジウムはそれほど高価だったのである。"
ラジウム226は現在でも舌癌や膀胱癌の治療に使われている。価値があるものを不法投棄する理由がない。

【4】12日にもお宝ラジウム発掘予定
 最も線量の高い毎時170マイクロシーベルトの場所は12日に掘削調査する予定だそうだ。また、お宝ラジウムが発掘されるのだろう。

以下転載
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世田谷ラジウム「犯人は誰だ?」ワイドショー農薬説や旧日本軍説
http://bit.ly/tdu8LX
<今週のワイドショー通信簿>東京・世田谷のスーパーマーケット敷地で観測された高線量の放射能は、当初から福島原発事故とは無関係と見られたため、ワイドショーの興味は「なぜそんなところに放射性物質が?」に絞られた。
テレビ朝日系「モーニングバード」は問題の敷地に40年前まで農業専門の短期大学や研究施設、学生宿泊所があったことから、「農業研究所の農薬か」と放射性物質を含む農薬が捨てられたのではないかという「農薬説」を指摘、日本テレビ系「スッキリ!!」も「大学の放射線育種研究説」と不法投棄説に傾いた。
しかし、かつてあった大学で放射性物質を扱うようなことはなかったことがわかって、フジテレビ系「とくダネ!」は「地下鉄工事残土説」を提起。元地主の兄弟が、東京オリンピック当時、地下鉄工事の残土で湿地だったその土地を埋め立てたと証言したからだ。しかし、放射性物質ラジウム226とわかって、翌日は「旧日本軍の払い下げ? ドイツから大量持ち込み」と「軍用物資説」となった。旧日本軍は潜水艦内の計器などの蛍光表示にラジウムを使っていたからだ。
TBS系「朝ズバッ!」は産廃業者の不法投棄もありうるとしたが、原因究明には踏み込まず、「茶色、黒色の古いビンを見つけたら要注意―まだまだ他にありそう」と、無難に撫でて終わった。(テレビウォッチ編集部)
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東京・世田谷の高放射線量検出:地中からラジウム付着ガラス片発見
http://bit.ly/sH8Yxe
 東京都世田谷区八幡山のスーパー「パワーラークス世田谷店」の敷地から放射性物質ラジウム226が見つかった問題で、文部科学省などは最初の発見場所から約3メートル離れた店舗入り口近くの地中約20センチの場所から、放射能を持つガラスのような破片(長さ約2センチ)を見つけた。この場所の放射線量は毎時65マイクロシーベルトだったが、破片と周囲の土を除くと同4マイクロシーベルトに下がった。同省は破片にラジウムが付いたものとみている。
 また、付近で地表の線量が高い計15カ所のうち、西側道路上の2カ所もラジウムが原因と判明した。
 最も線量の高い毎時170マイクロシーベルトの場所は12日に掘削調査する予定。【野田武】
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世田谷・八幡山の高線量、別の場所にも瓶破片
http://bit.ly/uFNjPW
 東京都世田谷区八幡山1丁目のスーパー敷地内外で高い放射線量が検出された問題で、4日、これまでにラジウムを放出していた瓶が見つかった地点とは別の地中から、ガラス製とみられる破片が見つかった。この破片も放射線の発生源だったことが分かり、他にもスーパー敷地内の地中に同様の瓶や破片が埋まっている可能性が高まっている。
 敷地内では今月2日までに、毎時110マイクロシーベルトを測定したスーパーの入り口付近の地下40センチほどの地中から、放射線を出していた試薬瓶が見つかり、掘り出されていた。
 この地点から3メートルほど離れた敷地内の地表でも毎時12マイクロシーベルトが測定されていたことから、業者らが4日、地中を掘り進めたところ、地下20センチほどで破片が見つかった。周辺の線量は毎時65マイクロシーベルトに上っていたが、破片を取り除くと、毎時10マイクロシーベルト程度に下がったという。文部科学省は、破片にラジウムが付着していたと判断。すでに掘り出されていた瓶の一部か、別の瓶のかけらとみている。
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