東日本大震災は天災なのか人災なのか。


1.ハリウッドは国民の気分を反映するか?
 アメリカハリウッドはディズアスターを多作している。
地球滅亡級の災害映画を拾い上げてみる。
『ノウイング』 2009年 主演ニコラス・ケイジ 太陽フレア
『2012』2009年 惑星直列地殻大変動
地球が静止する日』(2008年) 主演キアヌリーブス 氷河期
デイ・アフター・トゥモロー』(2004年) 氷河期
ディープ・インパクト』 1998年 大隕石
アルマゲドン』 1998年 大隕石
インデペンデンス・デイ』1996年 宇宙人襲来
 映像としては『2012』が最も優れていると思われる。今のアメリカの世相や国民心理を巧く表現したのは『ノウイング』だろうか。
 ノウイングはメキシコ湾原油流出の、最初の爆発をほぼ同じ状態でニュースで伝えている。映画の中では、2009年4月10日に起こったが、実際のメキシコ湾原油流出の発端の爆発は2010年4月10日に起こったそうだ。
 NASAが2013年5月に巨大な太陽フレアが発生を警告している。人工衛星に関するサービス、GPS・携帯電話・クレジットカード決済(人工衛星を使っているらしい)などは荷電粒子の大きな波によって無効になる場合があるか破壊される場合があり、スマートグリッドGPSの操縦、飛行機旅行、金融サービスおよび緊急無線通信に影響が及ぶとしている。
 私は太陽フレアによる人工衛星に対するダメージは否定しないが、金融サービスへの影響に言及している点について注目している。アメリカ経済は金融商品バブルの破綻で致命的に打撃をうけている。その影響が最も顕在化するのが2012年と想定されており、映画界やNASAが金融・財政・通貨決済混乱の責任を天変地異に押しつけようとしているのではなかろうか。
 ハリウッドの一部やNASAアメリカのプロパガンダ機関の役割を担っている。彼等の発するメッセージを裏読みしてみるのも一興だろう。

2.太平洋プレート持ち回り巨大地震
 木村政昭琉球大学名誉教授の著書によると、1975年に東太平洋海嶺で大隆起が起きたそうだ。海嶺は持続的に隆起するわけではなくて、100年に一度ぐらいの大きく隆起するとの指摘である。
 木村氏は2007年「太平洋学術会議」に発表した資料によると、東日本大震災震源域を的中させている。地震で動く断層を480kmとみなすと、M9.3となる。これでは、日本列島付近で発生したことのない大きさの地震になってしまうので、M8前後と発表したそうだ。

私は太平洋プレートリング地震と呼ばれる一連の地震と、1975年東太平洋海嶺での大隆起が関連していると考えている。
2010年2月27日 チリ地震(8.8)
2011年2月22日 ニュージーランド地震(6.3)
2011年3月11日 東日本大地震(9.0)
アメリカの学者によると、次はアメリ東海岸サンフランシスコ付近で地震が起ると主張している。

3.地下核実験が大地震の引き金となっているのか?
 大気圏内核実験は1945-1980 年に504 回、合計440 MT 行われ、地下核実験(臨界前を除く)は、1951-1998 年まで1535 回行われた。
1963年部分的核実験禁止条約の締結により、これ以降は地下核実験が行われている。
映画『アルマゲドン』でも描かれるが、小惑星に対する外部からの爆発による影響は軽微で、映画では内部爆発によって小惑星を破壊する。地球の地殻に対する影響も、地下核実験の方が大気中核実験に比して段違いに大きいと考えられる。
 東太平洋海嶺はニュージーランド南方のマッコーリー島からアメリカリフォルニア湾にまで至る。どうでもいいことだが、インテル社のCPUコードになったMendocino(メンドシノ)断裂帯も東太平洋海嶺を構成している。
 ネバダの核実験上では膨大な回数の大気中・地下核実験が行われている。この核実験が東太平洋海嶺を刺激して、大隆起を引き起こし、やがては太平洋プレートリング地震に至ったのではなかろうか。
 むろん、東日本大地震を869年貞観地震(じょうがんじしん)に見られる千年周期で起きる三陸地震の1つとみなすこともできよう。それにしても地震学者をして「日本列島付近で発生したことのない大きさの地震」とも言える東日本大地震が単なる周期的な海溝型地震と言えるのかどうか。今世紀に入って巨大地震が頻発している現況を考えると単なる地震活動期と言えないのではなかろうか。

 この仮説(珍説?)を提案した理由の一つには、巷に蔓延する人工地震説を否定するものである。海溝型の巨大地震は「電磁波?のハープ」とか、ベクテル社の「埋め物」で発生させるのは無理だろう。

(参考)
太平洋プレートリング地震
http://ameblo.jp/jicchoku/entry-10836080205.html
1900 年から 2011 年では、大地震の頻発時期に大噴火が少なく、大地震 ...
http://p.tl/WeRH
想定外ではなかった! 4年前に公表されていた東日本大地震予測図の再評価
http://p.tl/0X85
核実験の一覧
http://p.tl/HpLo
巨大地震
http://p.tl/X7-C