世田谷区の大気中塵からストロンチウム90を検出

世田谷区の大気中塵からストロンチウム90が検出され、『6月21日』に東京都は検査結果を受けとっていたが、共産区議団の要望により、『11月3日』になって公表した。
【土地評価発表後】のタイミングを狙ったとの説もある。
公表が遅れた理由は
『「数値が極めて低く、健康に影響を与える可能性が低い」などと判断』
だそうだ。
『大気中の塵』だから数値が低いものと思われる。
神奈川県横浜市港北区、及び神奈川県逗子市の土壌からストロンチウムが検出されている。
各行政区においても『土壌』のストロンチウム検査を行うべきだ。

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ストロンチウムの危険性:京都大学原子炉研究所小出裕章助教の御説明。
・(ストロンチウム半減期が長い。魚への影響は?)大変だ。50年代、60年代に沢山行われた核実験のとき、環境に最大の影響を与えたのがストロンチウム90。ストロンチウム90はかなり重要な被曝源。
・(原発周辺の土から1キロあたり570ベクレルのストロンチウムが検出されたが、どういう数字?)チェルノブイリ事故のときに日本政府は食品の輸入規制を行った。そのときはセシウム134とセシウム137の合計でキログラムあたり370ベクレルだった。ストロンチウム内部被曝に限って言うと、10倍〜100倍の危険がある。魚、海藻、貝類には多く蓄積される。魚等の放射能は、海水中の濃度よりも必ず高い濃度になる。魚は外部被曝もするし、取り込んだ放射性物質から内部被曝もする。
5月9日 ストロンチウムの危険性 小出裕章助教 (MBS)
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/09/tanemaki-may9/
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ストロンチウムの毒性
ストロンチウムベータ崩壊した後はイットリウムになる。ストロンチウム及びイットリウムは、白血病の原因となる。ストロンチウムよりもイットリウムのほうがダメージ大きい。
ストロンチウムはカルシウムと似ているようで、身体の中に入ると骨などに貯まり、骨のがんと言われる悪性骨腫瘍(あくせいこつしゅよう)や白血病を発症するケースがある。悪性骨腫瘍は約50%が骨肉腫(こつにくしゅ)で、比較的まれな癌だ。
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 東京電力福島第1原発事故後の3月15日に東京都世田谷区で採集された大気中の塵(ちり)から、 1立方メートル当たり約0・01ベクレルの放射性ストロンチウム90が検出されていたことが2日、分かった。
 都によると、都立産業技術研究センターが採集した塵について、日本分析センターに分析を依頼、6月21日に結果を受け取っていた。
都産業労働局は「数値が極めて低く、健康に影響を与える可能性が低い」などと判断、公表はしていなかった。
 共産党都議団が、ストロンチウムの測定データがあれば公表するように都に求めて明らかになった。
 ストロンチウム横浜市内でもマンション屋上の堆積物から1キログラム当たり最大195ベクレルが検出されていた。
http://bit.ly/vF1ifw
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震災直後、東京都内でも微量ストロンチウム
http://bit.ly/vAi8P1
 東京都内の大気中から、3月の震災直後に微量の放射性ストロンチウムが検出されていたことがわかった。世田谷区内の都の関連施設で検出されたが、都は「数値が低く、健康に影響を及ぼす可能性は低い」として公表していなかった。
 施設の敷地で3月15日に採取した大気中1立方メートルの浮遊物質の中から、ストロンチウム90が0.01111ベクレル検出された。検査機関が6月21日に都に報告した。都は「セシウムが検出されれば、一定の割合で微量のストロンチウムも出る。特段問題だとは考えていない」と説明している。
 ストロンチウム90は半減期が29年。化学的な性質がカルシウムと似ていて、骨に沈着して白血病を引き起こす原因になるとされる。
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東京電力福島第1原発事故後の3月15日に東京都世田谷区で採集された大気中の塵(ちり)から、1立方メートル当たり約0・01ベクレルの放射性ストロンチウム90が検出されていたことが2日、分かった。
 都によると、都立産業技術研究センターが採集した塵について、日本分析センターに分析を依頼、6月21日に結果を受け取っていた。都産業労働局は「数値が極めて低く、健康に影響を与える可能性が低い」などと判断、公表はしていなかった。
 共産党都議団が、ストロンチウムの測定データがあれば公表するように都に求めて明らかになった。
 ストロンチウム横浜市内でもマンション屋上の堆積物から1キログラム当たり最大195ベクレルが検出されていた。
http://bit.ly/vF1ifw
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マダラからストロンチウム検出
http://www.jfa.maff.go.jp/j/sigen/housyaseibussitutyousakekka/pdf/sr2.pdf
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神奈川県逗子市の小学校で側溝にたまった土壌から放射性ストロンチウムが検出されたことが4日、同市などへの取材で分かった。検出量は1キロ当たり12ベクレルで、土壌はすでに市が除去。
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港北区の築7年5階建てマンション屋上の堆積物から、195ベクレル(1キロ当たり)のストロンチウム90が民間の検査機関の測定で検出され、横浜市が同区の土砂について検査を実施していることが12日、横浜市への取材で分かった。http://bit.ly/ofa9ne
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横浜市は14日夜、港北区大倉山の道路の側溝から1キロあたり129ベクレルのストロンチウムが検出されたと発表した。ストロンチウム89と90を合計した値。同じ場所では、セシウムも3万9012ベクレル検出されている。(朝日新聞http://bit.ly/s9X3bU