首都高速5号線上下線の各1車線が仮復旧しました。

Takaon2008-08-09


首都高速5号線上下線の各1車線が仮復旧しました。
 私が9日13時過ぎに5号線を通過した時点では、未だ完全通行止でした。C2経由で6号線-9号線-新木場に出ました。
 5号線と4号線を繋ぐC2は通行止が続いているようです。ただし、内回りは入り口解放しているようです。
 C2が遮断されている関係で、関越-環状8号経由で中央道に行くクルマが増えているようです。関越出口は慢性的な渋滞状況に陥っています。

○民営化の本質とは国家資本の略奪なのです。
 私は道路行政には詳しく有りません。ただ、一利用者として道路を考えると、経済的合理性を優先する考え方になります。ある程度、道路建設による局所的な環境負荷が発生しても、道路建設をすることにより、クルマの流れをスムースにして全体的な環境負荷を低減させた方が良い、という考えです。
 仕事に物流が絡んでいますので、経済的利潤を追求する関係から、かなりエゴイスティックな考えとなってしまいます。
 小泉内閣道路公団を民営化してしまいましたが、一説には道路公団のゴールドマンサックス化とも揶揄されておりまして、サービスエリアの運営等による隠れ含み資産の強奪が行われる可能性があります。
 新自由主義は一見合理的なように見えて、資本の独占・寡占による弊害が大きいのです。実の所、民営化の本質とは国家資本の略奪なのです。資本の横暴を忌避するために社会主義的な統制経済は必要だと考えています。
 高速道路建設は国家の基本インフラ事業です。本当の国策です。道路公団の民営化は撤廃すべきでしょう。
 道路公団にしろゆうちょ・かんぽにしろ、根本も問題は特別会計にあります。特別会計の闇を追求するには、民営化をするのではなく、二重会計を止め、刑事告訴を視野にいれた会計監査院による徹底的な調査が必要だと思います。

○外環「関越-東名間」の着工・開通を希求します(^ー^)ノ
 で、今回の事故を受けて、3環状の必要性を痛感しました。遠からず大地震が首都を襲うでしょう。その時に迂回路が無ければ、救急も物流も復旧も麻痺状態が長らく続くことになります。
 中央環状(C2)と圏央道は整備・着工が進んでおり2012年にはほぼ全線が開通するようです。しかし、外環「関越-東名間」は建設計画段階に留まっております。
 私は外環「関越-東名間」の着工・開通を強く要望します。一説には開通後黒字になる数少ない路線の一つだそうです。また、渋滞緩和による経済乗数効果も大きいと思います。
 今後、日本の自動車交通量の減少が見込まれていますが、それでも、総合的な環境負荷の低減などによって、経済的にも環境的にも採算が取れると思います。

東京外かく環状道路調査事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/
http://www.ktr.mlit.go.jp/3kanjo/gaikan/

JARTIC 日本道路交通情報センター
http://www.jartic.or.jp/

首都高炎上事故で通行止め、9日午前にも一部仮復旧
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080808-OYT1T00605.htm
 東京都板橋区熊野町首都高速5号下り線でタンクローリーが横転して炎上した事故で、首都高速道路会社は8日、通行止めとなっている北池袋―板橋ジャンクション(JCT)間について、9日午前中にも、上下線の各1車線を仮復旧すると発表した。
 熊野町JCT―西池袋間は通行止めが当面続き、完全復旧には数か月かかる見通し。
 発表によると、事故現場付近では、上層部を走る上り線で、鋼鉄製橋げたが炎上による熱で変形し、路面下のコンクリート床板に亀裂が入るなどしており、損傷は幅約15メートル、長さ約40メートルにわたって確認された。路面は最大約70センチ沈み込んでいるという。
 このため、下り線の路上に、上り線下部を支える仮の支柱を設置するなどして上下線各1車線分の通行を確保する。他の車線部分では順次、橋げたや路面の交換工事を行うことにした。
 同社によると、今回の通行止めにより、首都高速だけでなく、周辺の国道や都道などの渋滞も激化しており、国土交通省や警視庁などは〈1〉通行止め区間をつなぐ国道などの迂回(うかい)路の設定〈2〉交通規制の見直し――などの対策を急ぐことにしている。
(2008年8月8日20時48分 読売新聞)

首都高、上下線とも暫定開通
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=573311&media_id=2