GM破綻処理で二次以降の債権はパーですか?


○さっさとGMなぞは破綻すればいいでしょう。
 アメリカに行くと目につくのは小型車が多いそうです。小型車競争に負けたビック3が消えていくのは必然なのでしょう。
 クライスラーの時は第一先取特権者達が「総取り」を目論んで破産法11条申請となったようです。オバマ政権が第一先取特権者達を非難していることは正論だと思います。
 なぜなら、下請け業者のサポートなくしてビック3は存立しえないのが現状ですから、本当に企業の存続を願うのなら二次以降の債権の保護を行なう必要があるからです。
 他の自動車会社もクライスラーと同じ破産処理を行なえば二次以降の債権はある程度減免される可能性があります。下請企業の売掛金が少なからず吹き飛べば、GMとの関係を見直すでしょう。そうなれば、GMは破産法7条申請となり、清算されるでしょう。
 自動車産業は3万点の部品をマネージメントしていると言われております。産業の裾野が広いというわけで、ビック3が破綻すればものつくりを支える実体経済は大きく疲弊すると思われます。
 今後、景気が回復局面に入ってもその果実をアメリカ産業界が掴むことが出来なくなるわけです。
 オバマ政権は金融業の救済を必死に行なっていますが、実の所、本当に救済すべきは2次産業界なのです。2次産業界が3次産業を牽引しているのであって、金融は産業のサポート組織にすぎないのです。
 強欲金融機関だけが残って、ものつくり技術が散逸すれば、アメリカの覇権も終焉することになります。

    • 以下転載--

http://d.hatena.ne.jp/masayang/20090502/1241281823
■[政治][経済]オバマ政権の不思議&読むと馬鹿になる朝日新聞
Saturday, May 2, 2009
The White House Threatened To Destroy Perella Weinberg's Reputation
http://zerohedge.blogspot.com/2009/05/white-house-threatened-to-destroy.html

いすゞGM向け売り掛け債権は100億円
http://www.goo-net.com/goo_news/news_category2/number124435.html
いすゞ自動車は11日、2009年3月期決算会見を都内のホテルで行った。その席上、細井行社長はGM向け売り掛け債権が100億円あることを明らかにした。
うち米国内分が約30億円で、主にイスズ・アメリカが納めている部品とのことだ。それについては、現在、米政府の債権保証支援策を申請しているところ。「まだ認可されているという話は聞いていない」(細井社長)。
いずれにしても、GMは今、バランスシートの改善策をはじめとしたリストラ策を検討している段階で、「はっきりしたことをいえる段階ではない」と細井社長。
いすゞはいまのところ、GM向けにリスクの軽減策を取っておらず、2010年3月期決算にもGM関係の数字は織り込んでいないそうだ。



米GM、破産法申請がほぼ確実に=専門家
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=840582&media_id=52