死屍累々・平成の特高警察『検察デスマッチ黙示録』


○見栄えよろしくマスコミと一体化する検察
 何時の頃からか、強制捜査となると段ボール数十個と言うことになりました。この段ボール実は見せかけで、大きな箱に押収品が手帳一個という場合が多いそうです。また、キャメルコートの男として誉めそやされた┐('〜`;)┌佐久間達哉特捜部長ですが、2列縦隊で強制捜査に及ぶシーンを事前にマスコミに流して撮影させるそうです。「自白した」「5000万受領した」などという虚偽情報も検察がマスコミに伝えます。いわゆる国家公務員法違反の「検察リーク」です。
 マスコミによる世論捜査ならぬ世論操作に、間抜けニホン愚民は何度でも騙されます。地検や官僚たちが同じようなパターンで世論誘導して犯罪を隠蔽したり捏造したり、幾度も幾度も繰り返しても、なぜか騙されるのです。結局デマゴミメディアもお祭り騒ぎで、しばらく経って愛国者の抹殺が明らかになり、一方、自分たちのみの利益を死守して相変わらず税金泥棒を続ける官僚たち、という構図です。
 世界経済が激変するこの数年の間にも守銭奴と幼稚な利権死守、支配欲に取り付かれた売国官僚は、どんな汚い手段を使おうが、国民に冤罪だとばれていてもターゲットを有罪にするでしょう。下っ端役人・警察連中は多少の犯罪は見逃してくれるし生涯生活を保障してくれる腐敗した役人天国制度を、犯罪キャリアに反逆しなければ与えてもらえます。もはや薄汚い犬です。
 明治以降既得権をもった売国奴たちは、戦前は天皇の官吏として、戦後も官僚特権を維持しアメリカに利用されながら、目先の利益に釣られてひたすら売国行為をしています。『昔天皇、今アメリカ』いう絶対権力を背景に、権勢を誇る馬鹿を育てたのは受験偏差値という立身出世の愚民制度科挙を伝説化したからです。受験で優秀な人間は育たないことは世界常識。日本は無能守銭奴が既得権を死守するためいまだに受験競争がビジネスになる。つくづく低脳で絶望的な民族なのです。

○死屍累々・平成の特高警察『検察デスマッチ黙示録』
 鈴木宗男氏の女性秘書がガン闘病中に検察の取り調べを受けて、結局落命したという話しを私は阿佐ヶ谷Loftのイベントで鈴木氏から直接聞きました。件の話しになると鈴木氏は涙ぐみながら話され、会場も静まり返りました。胸中察するにあまりあり、私の検察不信は鈴木氏の講演に起因します。映像では伝わらないものが、生ライブでの講演とでは伝わるのです。
 鈴木宗男氏の亡くなった女性秘書の方は、当時癌治療の最中でした。二箇所の癌だったそうで、入院中も病室に押しかけられ、子宮摘出後の大手術を経た退院後も放射線治療のさなかに検察に引っ張っていかれました。20日の拘留中は癌治療を受けさせて貰うことなく、翌年15年9月、亡くなってしまったそうです。

 佐藤栄佐久福島県知事はプルサーマルに抵抗していた「物言う知事」でした。反原発活動家ならその名を知らぬ人はない人物だったのです。私は当初から、国策捜査だろうと感じていました。原子力発電は核兵器利用を想定した軍民一体となった産業です。臨界しない核兵器であるアメリカ製「劣化ウラン弾」に関西電力四国電力放射性廃棄物が使われています。イラク戦争でも使用されたもようです。
 日本で大量に蓄積されたプルトニウムを「使うフリ」をするために、ウランに混ぜてmox燃料として原発で使うというのがプルサーマル計画です。プルトニウムは反応が早く、現行原発軽水炉では使用が想定されていない原料です。「石油ストーブにガソリンを使うようなもの」と言われている危険なしろものです。これに手続き上の不備を突いて反対していたのが、佐藤栄佐久福島県知事です。
 佐藤栄佐久福島県知事の捜査では、弟の会社の総務部長と支援者、そして東急建設の支店長2人の合計4人が自殺を図りました。総務部長は一命を取り留めましたが今もベッドの上だそうです。
 検事は『知事は日本にとってよろしくない、抹殺する』と述べたそうです。

 枚方市副市長冤罪事件では、前立腺肥大の手術を控えた副市長に紙おむつを着せ、毎日8時間の取り調べを行い、容体悪化してもコップ一杯の水も与えられ無い取り調べが続いたそうです。無実の人にここまでした検察。結局何の責任もとらない検察官。補償は国民の税金から拠出されました。

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(以下参考情報)
鈴木宗男議員 ムネオ日記
2009年3月4日(水)
http://www.muneo.gr.jp/html/diary200903.html
 検察の意図が私に不利な調書を取ることにあったのは目に見えていた。それでも私は「命が大事だ」と言い、早く20日間で出ることを優先する様にと弁護士に話した。案の定、その女性秘書の調書は検察の思い通りのものであった。
 公判でその女性秘書は「検察に言わされました」と証言してくれたが、日本の裁判は調書主義で、裁判長は法廷での真実の発言、叫びは採用してくれなかった。残念なことに、その女性秘書はガンが転移、進行し、翌15年9月、亡くなってしまった。
 亡くなる直前に私は保釈されたが、その女性秘書との面会は禁止という検察側の条件が付いており、お墓での対面となってしまった。
 その女性秘書を検察は起訴できなかった。最初から起訴できないことを承知で女性を拘束し、私に不利な調書をつくり、自分達の都合の良いシナリオ、ストーリーを描いていくのが検察のやり方である。
汚名 国家に人生を奪われた男の告白 著者: 鈴木宗男
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2151065
この国では誰でも明日は監獄の中だ!
●捏造された疑惑の数々
●国家権力に狙われた者の運命
● 検察の消耗戦
●有罪率99.5%の真実
「正義の味方」の正体
●総理から受けた「特命」
北方領土に手が届いた瞬間
● 国家の中のもう1つの国家
拘置所で増殖したガン
質問主意書という名の武器
●冷血検事の素顔
拘置所の春夏秋冬
● ガンの秘書を人質に
別件逮捕を認める検察
●CIAを出し抜いた情報
●劇的に進展した日ロ関係
●真実を悟った刑務官たち
● 検察に殺された秘書
●権力の中枢で見たこと
●外交史上に残る汚名

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大鶴基成特捜部長の出世と引き換えに私は政治生命を絶たれ4人が自殺を図った:福島県前知事・佐藤栄佐久氏が語る検察の暴走と恐怖(下)
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/843.html
「ゲンダイ的考察日記」からの転載。
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1199.html
2010/01 /27(水) 22:37:39
[小沢一郎ネタ] 福島県前知事・佐藤栄佐久氏が語る〜検察の暴走と恐怖(下)
「知事は日本にとってよろしくない。抹殺する」
取り調べ中の検事の言葉です
「私の事件では、特捜部の過酷な取り調べによって、弟の会社の総務部長と私の支援者、そして東急建設の支店長2人が自殺を図りました。総務部長は一命を取り留めましたが、今も意識は戻らないまま。ベッドの上で男性の声を聞くと、検事の声を思い出すのか、険しい表情を浮かべ、顔を背けるのです。よほど取り調べがツラかったのでしょう……」
東京地検に出頭した佐藤氏の後援会の幹部たちは「栄佐久氏の悪口を何でもいいから言ってくれ」「15分以内に言え」「想像でいいから言え」「もう図は完成していて、変えられないんだ」と執拗に迫られたという。>
「いま『取り調べ可視化』が取り沙汰されていますが、検察の恫喝には抜け道がある。弟は拘置所に向かう車中で『中学生の娘が卒業するまで出さない』と脅されました。相手は今から取り調べを受ける検事ですよ。あまりに卑劣です」
<佐藤氏も約50日間に及んだ拘置中に精神的に追い込まれ、ほぼ全面的に供述してしまった。>
「逮捕後2日間は検事と怒鳴り合っていましたが、次第に『私が自供すれば支持者は解放される』『早く“火の粉”を消さなければ…』『検事に身を任せよう…』と思うようになったのです。私は“ストレイシープ(迷える羊)”になっていました」
<一方で検察は有利な証言をした人物を手厚くもてなすようだ。>
「検察に『私から“天の声”を聞いた』と証言した元県幹部は、私の事件に絡み、競争入札妨害罪で特捜部に逮捕されましたが、起訴を免れました。公判の過程では、この人物の口座に約3000万円の出所不明な入金記録があることが発覚。特捜部はこのカネの流れを取引材料に県幹部を締め上げ、“天の声” をデッチ上げたのではないかと思っています」
特捜部長の出世と引き換えに私は政治生命を絶たれ、4人が自殺を図った
<東大法卒、参院議員を経て知事5期。「改革派知事」として霞ヶ関と戦ってきた佐藤氏には、今の検察の動きこそ、「霞ヶ関官僚の行動原理の縮図」と映る>
「ダム建設や原子力行政と同じで、一度決めた方針を覆そうとしない。いかにムチャな方針だろうと、保身に走って突っ走ってしまう。完全に『経路依存症』に陥り、捜査そのものが自己目的化しています。検察の正義は国民にとっての正義であるべきなのに、国民不在の捜査が今も続いています。政権交代を選んだ国民の意思を踏みにじってまで、強引に小沢捜査を進める必要はあるのか。はなはだ疑問です」
<佐藤氏の事件については、「当時の大鶴基成特捜部長が『これができるかどうかで自分の出世が決まる』と息巻き、乗り気でない現場を怒鳴りつけていた」と報じられたものだ。>
「特捜部長の出世と引き換えに、私の政治生命は絶たれ、弟の会社は廃業し、100人以上の社員が路頭に迷うハメになった。今後、私の無実が証明できても自殺した人々は戻りません。検察と一体化したマスコミも共犯です。『知事は日本にとってよろしくない、抹殺する』。弟の取り調べ中に検事が吐き捨てた言葉です。事件の犠牲となった人を思う、その発言のあまりの軽さに驚かされます。強大な捜査権力は実に気まぐれで、特捜検事にとっての“おもちゃ”に過ぎないのです」
<佐藤氏の裁判は現在上告中だが、検察の強引な筋立てと捜査が、いかに多くの悲劇を招くか。
小沢事件を指揮する大鶴最高検検事と佐久間特捜部長は、肝に銘じておいた方がいい。>佐藤栄佐久公式ブログ
http://eisaku-sato.jp/

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小沢捜査〜何が目的で誰のためにやっているのか
 検察の捜査を見ていると、つくづく、こう感じてしまう。とにかく、その執念のすさまじいこと。政権交代前から、執拗に小沢を追いかけ、まさしく、政治生命を抹殺しようとしているのが歴然だ。
 ターゲットは小沢ひとり、それも狙い撃ちではないか。小沢が角栄のごとく、誰が見ても黒幕、巨悪であるのならば、それも分かる。しかし、政治団体が不動産を買うのはおかしいだとか、岩手ではゼネコンは小沢に逆らえないとか、“この程度”で巨悪か?
 小沢がクリーンな政治家だとは言わないが、少なくとももっと露骨で、金に汚い政治家はゴマンといる。検察の捜査には大きな疑問符がつくのである。
(中略)
 本来であれば、特捜部が暴走すれば、検事総長がストップをかける。しかし、樋渡利秋検事総長は赤レンガ組の法務官僚で捜査の現場経験がない。それが佐久間の暴走を許している。
「それと、誰が指示したわけではないが、霞ヶ関全体が検察を応援しているという側面もあるでしょうね。小沢幹事長の政治生命を潰せば、永田町は混乱する。政治が混乱すれば、役人の出番になる。そんなアウンの呼吸が検察を後押ししているのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
 よこしまな野心や怨念、権力闘争。さまざまな側面が見え隠れするのだが、少なくともそこに正義はない。これが小沢捜査なのである。
日刊ゲンダイ 2010/01/27 掲載)

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〔デスマッチ捜査〕検察が病人に対して事実上の「拷問」
Tatsuro(法律については若干詳しい)
http://twitter.com/kenlive12/status/8854231222
枚方市副市長冤罪事件:前立腺肥大の手術を控えた副市長に紙おむつを着せ、毎日8時間の取り調べ。容体悪化してもコップ一杯の水も与えられ無い取り調べが続いた。無実の人にここまでした検察。結局何の責任もとらない検察官。補償は国民の税金から拠出された。
Tatsuro(法律については若干詳しい)
http://twitter.com/kenlive12/status/8854361368
枚方市副市長冤罪事件:介護施設に入所している90歳の母親と「ストレッチャーで連れてきて調べる」「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」と検察官はいう。この時の新聞は全部デタラメを書いていた。本人談。日刊ゲンダイ

☆「ごみ野郎、くず野郎」検察の拷問・血だらけの紙オムツ1枚で取り調べを受けた屈辱は絶対忘れない
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/161.html
 翌日朝から取り調べです。私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。それを検事に告げても無視です。7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった。カテーテルを強引に尿管に入れたため、内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1ヵ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
 不衛生だから当然、尿管などから雑菌が体に入ります。しばらくすると高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ1杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に□を湿らせてしのぎました。「生きて出られるのか」。私は強い恐怖を感じましたが、取り調べは容赦なく続きました。
 取調室はコンクリートの小さな部屋で、声や物音が響きます。東京地検から応援に来たという大柄の検事はパイプイスを思い切り壁に向かって蹴り付けたり、ドアを思い切り閉めたりして”威嚇”する。大声で私のことを「ごみ野郎、くず野郎」と怒鳴り、「白状しろ。カネはどこに隠したのか」と尋問するのです。こんな調子が深夜まで続くから、ある曰、拘置所の近隣住民から「うるさい」とクレームが来ました。私が否認を続けていると「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」とか、介護施設に入所している90歳の母親を「ストレッチャーで連れてきて調べる」と言う。「これが法治国家の日本なのか」と心底思いました。
 マスコミに対しても強い不信感を抱きました。保釈後に緊急入院した病院の中で、事件を報じた新聞各紙を取り寄せて読んだのですが、すべてデタラメ。一切否認なのに、新聞では逮捕2回目から「容疑認める」「1000万円もらった」などと報じられているのです。愕然とすると同時に、検察からのリーク情報を垂れ流すマスコミの姿勢に呆れました。小沢事件でも、すべての報道を信じる気持ちはありません。
 無罪となっても、検察やマスコミからの謝罪はありません。非人道的な取り調べを受けた体験者として、こんなことは二度と起こしてはならない。取り調べの可視化は絶対に必要です。
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高橋伸介枚方市議HP HOME >データバンク2より全文
ttp://www.kiku-sakura.net/kobori.html
小堀前副市長の書簡 「無罪判決を受けて」 平成21年5月25日   
 枚方市議会  議 長  榎 本 正 勝 様
急啓
先日5月12日0時、「無罪」が確定してから約二週間が経とうとしています。
一昨年5月末日の青天の霹靂で理不尽極まりない突然の逮捕。非人道的且つ人権無視の取調べ。
一貫して潔白を主張し続けるも強引に起訴。
その後の一年余に及ぶ裁判手続きを経ての「無罪」判決。このことが何を意味したのか?人の人生を土足で踏み躙っておいて。
優秀な職員と共に市役所一丸となり誠心誠意取り組んだ、新清掃工場と新火葬場建設事業は無事竣工し既に稼動している現実。等々‥‥。
未だ気持ちの整理が付かず、未消化で溜飲の下がらない情況の中で、現時点に於ける自らの思いを有りのままにしたためました。
失礼ながら、市議会の皆様方にご抜露いただければ幸甚に存じます。
      平成21年5月 25日                          小 堀 隆 恒
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                            以下は本文
                                               平成21年5月吉日
各 位
                          無罪判決を受けて

1,平成21年4月27日、私は、大阪地方裁判所で無罪判決を勝ち取ることができました。無実の罪で起訴されたわけですから、無罪判決は当然と言えば当然の結果です。しかし、他方、世の中に散見される冤罪事件を思うと、その心中は穏やかではありませんでした。

裁判官から「無罪」と言われたときの心境は、体験した者しか理解して頂けないものかもしれません。えも言われぬ歓喜の気持ちと虚脱感が錯綜した不思議な感覚でした。この感覚は、逮捕されて2年間という時間の長さとその間の苦しみの重さから来るものかもしれません。

2,無罪を勝ち取ることができたのは、裁判所が私の言い分を虚心坦懐に聞いて頂けたことが大きいとは思いますが、これまで私を支えてくれた数多くの方々のご支援ご声援の賜物と、心から感謝しております。
私の人となりをよく知って頂いている方々は、私がおよそ犯罪とは無縁な生真面目だけが取柄の人物であること、公務員として高潔であるべきとの理念の下、40年間これを実践してきたことを理解して下さっていました。

私が、逮捕されても、また起訴されても、私が無実であることを信じて、決して疑いをかけることすらありませんでした。特捜部が起訴しようが、マスコミがどれだけ騒ごうが一向に意に介さず、「小堀隆恒」という人間を心底信じてくれる人が周囲には沢山いるということが、何より私を勇気付けてくれたのです。

3,私は腎臓癌で右腎を摘出し、前立腺肥大による手術をする予定であったところ、突然逮捕されました。私は自分が逮捕されるなど全く予想もしておらず、個人的に弁護士の知り合いもいなければ、刑事事件がどのような手続きで進められるかも理解を欠いていました。

それより何より、私は自分が何故逮捕されなければならないのか、その理由を全く理解することが出来ませんでした。私は、当時、大阪府警の現職警察官で、しかも談合捜査のプロとして紹介された平原という人物に、捜査情報として尋ねられた内容を答えたに過ぎません。しかも、その情報は予算額と経審の点数であり、捜査情報として必要だとの平原の説明に何ら不合理な点はなく、しかも何ら秘密事項でもありません。

そもそも目の前の警察官が業者から1000万円もの賄賂をもらって談合に加担しているなど一般人が考えるでしょうか。一般人のこんな常識的感覚さえ、検察官は聞く耳を持ちませんでした。
私は業者と接触することを悉く嫌っており、業者から金品をもらったことなど一度たりとてありません。大阪府警をしょって立つエリート警察官として紹介された平原が、賄賂をもらっていたなどという話が、小説やテレビではなく現実にあるなどと一体誰が考えるでしょうか。

4,それでも、検察官は私の話を聞き入れません。汚職警察官の言うことが正しいと決め付け、私がそうでないと何度も申し向けても聞く耳を持ちませんでした。挙句、「二度と枚方に住めないようにしてやる。」、「お前ら家族も町を歩けないようにしてやる。」などと怒号し、机を叩きつけたり、パイプ椅子を蹴り飛ばしたりし続けました。拘置所の看守が、近所から苦情が出ていると取調べの最中にクレームを述べに来たり、多数の取調べを目の当たりにしている看守が私に「間違いをおかすなよ。」と自殺の心配をしなければならないほど過酷な取調べが続いたのです。

その上、排尿障害でカテーテルを挿入され、その挿入に問題があったがため出血が酷く、まともな手当てもされないまま、オムツを履かされ出血が止まらない状況で取調べを受けたのです。その屈辱は一生消えることはないでしょう。私は、法治国家の日本の現実かと恐ろしくなりました。

5,勾留中、私には弁護士以外とは面会できないという措置が講じられていました。
保釈後、マスコミが、私が罪を認めたであるとか、1000万円受け取ったなどと虚偽の報道を競うようにしていたことを知り愕然としました。特捜部からリークされた虚偽の事実を、そのまま平然と報道するマスコミの姿は、それまで私が持っていたマスコミ像とは全く違っていました。権力と戦う正義感に燃えるマスコミ像というのは、単なる幻想であることを思い知りました。

事件について何も知らず、マスコミからの情報にだけ接する一般人の考えは当然誤った方向に導かれます。私が勾留中、私の家族には「松岡農林水産大臣のように自殺されてはどうですか」と書かれた匿名の手紙が届きました。あの時、私の家族に何かあったとしても、マスコミは責任を認めなかったでしょう。
これが報道の自由を標傍するマスコミの実態なのかと虚しくなりました。

6,私は、40年以上、枚方市政のために全力を傾注してまいりました。それは生まれ育った、そして今後一生を終える地となるであろう、この枚方市が少しでも良くなればこそと思ってのものです。私だけではなく、先祖代々枚方市に居を構え、私の子供達を含めて、枚方市のお世話になっております。私は枚方市に仕える身として、職務に励んでおり、公務員としても人一倍自分を律してきました。

それにもかかわらず、志半ばで枚方市を去ることを余儀なくされたのです。時計の針が戻るなら、平成19年5月の時点にもう一度戻り、副市長としての職務を全うしたいとの思いです。しかし、それが適わない現在の自分の立場が、本当に辛く悔しくてなりません。

7,以上、無罪判決を勝ち取ることができた現在の心境を率直に述べました。
私は、この結果を受けて、皆様の面前において、自らの思いの丈を述べることも思慮しましたが、控訴係争中の方がいる現状に鑑みて書面といたしました。

                                                     小堀隆恒 印
平成21年4月27日、私は、大阪地方裁判所で無罪判決をかち取ることができました。
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/161.html
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/170.html