【奇説】大地震の増加は地下核実験が原因?

 映画『アルマゲドン』1998年、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』1988年、共に小惑星に乗り込んで、内部から爆破する物語である。逆襲のシャアではブライト艦長達が仕掛けた爆薬が多すぎて、小惑星アクシズ後部が地球への落下軌道に入ってしまう。そこでシャア・アズナブル大佐
「いま計算してみたがアクシズの後部は地球の引力に引かれて落ちる。貴様等の頑張り過ぎだ!」
と迷言を残した。
 SF考証においても、内部からの爆発に固体物は弱いことが見て取れる。地球規模のスケールとはいえ、地下核実験がプレートに一定程度の打撃を与えていても不思議ではない。

 2011年4月15日朝日新聞夕刊によると、
「米地震学会において、リックアスター教授らのまとめで、地震計の計測記録がある1900年以降の世界の M7以上の約1700の地震記録を分析した。その結果「1950年〜67年」と「2004年以降」は、M7以上の大地震・巨大地震が統計的に多い時期であることがわかった。
1900年以降に起きた M9以上の超巨大地震は、1952年(カムチャッカ半島沖、M9.0) 60年(チリ、M9.5)、64年(アラスカ、 M9.2)と2004年(スマトラ島沖、M9.1)、10年(チリ、M8.8)、11年の東日本大震災(M9.0)など」
リックアスター教授らのまとめで、地震計の計測記録がある1900年以降の世界の M7以上の約1700の地震記録を分析した結果「1950年〜67年」と「2004年以降」は、M7以上の大地震・巨大地震が統計的に多い時期であることがわかった。

 大気圏内核実験は1945年に始まり、1950年代に入ってから増加している。1945-1980 年に504 回、合計440 MT 行われ、地下核実験(臨界前を除く)は、1951-1998 年まで1535 回行われた。1957年初期の地下実験が開始された。1963年部分的核実験禁止条約の締結により、以降は地下核実験が行われている。

 木村政昭琉球大学名誉教授の著書によると、1975年に東太平洋海嶺で大隆起が起きたそうだ。海嶺は持続的に隆起するわけではなくて、100年に一度ぐらい頻度で大きく隆起すると指摘している。私はこの東太平洋海嶺大隆起や、2004年以後増加する超巨大地震の原因が地下核実験にあるのではなかろうかと推測している。
危惧されるのは、今後あちこちで超巨大地震が起きてプレートを押し合い、更なる超巨大地震を発生させる大地震の連鎖状態に入っているのではなかろうかという事である。

2010年のチリ地震を始めに、太平洋を時計回りで、大地震が起きている。
2010年2月27日 チリ地震(8.8) (ナスカプレート
2011年2月22日 ニュージーランド地震(6.3)
2011年3月11日 東日本大地震(9.0)
2014年4月2日 チリ沖地震(8.2)New!
http://ameblo.jp/jicchoku/entry-10836080205.html

ちなみに、スマトラ沖地震
2000年06月04日 7.9 スマトラ島南方沖
2004年12月26日 9.1 バンダ・アチェ南南東沖
2005年03月28日 8.6 メダン南西沖
2007年09月12日 8.5 ブンクル南西沖
2009年09月30日 7.5 パダン西北西沖
2010年04月06日 7.8 バニャック諸島付近
2010年05月09日 7.2 バンダ・アチェ南南東沖
2010年10月25日 7.7 パダン南沖
2012年01月10日 7.2 バンダ・アチェ南西沖
2012年04月11日 8.6[1] バンダ・アチェ南西沖
(参考)
核実験の一覧
http://p.tl/HpLo
東日本大震災は天災なのか人災なのか。
http://wanwanlapper.seesaa.net/archives/20110812-1.html
M7以上の巨大な地震と地下核実験の深い関係 ―
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2011/04/16/5809170
巨大地震と地下核実験の深い関係
http://changefashion.net/blog/ccplus/2012/01/12224609.html
地震爆発説の検討
http://www.ailab7.com/kousatu.html
核実験の禁止
http://www10.plala.or.jp/antiatom/jp/NDPM/Mov/tstban96.htm