福島第一原発MOX燃料装荷経緯と事故被害推測

 日本の核燃料サイクル実現の為、玄海原発に続き福島第一でMOX燃料(プルトニウム9%含有)を使用するプルサーマル計画が始まる。
 佐藤栄佐久福島県前知事は、玄海原発周辺で白血病患者が多発しているのに疑問を持ち、福島第一原発でのMOX燃料使用許認可を出さず。
          
 検察・経産省・東電・マスコミが連携して国策捜査及び人物印象破壊を行い、収賄金額0円の犯罪容疑で起訴し佐藤栄佐久前知事を失脚させて排除する。福島第一原発3号機にてMOX燃料装荷稼動。       
 東日本大震災巨大地震と大津波で福島第一の1号機から3号機まで炉心溶融、1号機水素爆発、3号機の核燃料保管プールが干上がりMOX燃料が加熱。
 3月14日午前11時、3号機水素爆発、連鎖して干上がった核燃料保管プールのMOX燃料が即発臨界、高熱によりプール下部の水が熱せられて水蒸気爆発。600mの高さのきのこ雲が発生する。

【燃料プール核爆発経緯】
(1)3月11日〜3月14日午前11時、全交流電源喪失にて、燃料プール冷却用ポンプが停止。プール冷却水が100℃となり、沸騰、蒸発が継続した。
(2)このため、プール水位が低下。燃料集合体がプール水面上に露出。ジルカロイ水反応で水素発生。同時に燃料ペレットが積み木崩し状態でプール下部に落下。
(3)プール下部で燃料ペレットが大量に集合して、臨界状態となった。プール内で、小型沸騰水型軽水炉形成。
(4)プール水面上方で電気火花等で、水素爆発。その圧力が、水面から水中に伝達。プール内ボイド(水中の泡)が消滅。
(5)ボイド反応度係数マイナスのため、急激な核反応度が添加。即ち、制御棒を急激に引き抜いた状態と同じになった。即発臨界状態に移行。即発臨界=核暴走=核爆発。
(6)福島第一原発3号機爆発のスローモーションビデオ(次のURL参照)では3回の爆発音がある。これが、核爆発の証拠。1回目は、水素爆発音、2回目は、即発臨界音、3回目は、水蒸気爆発音。
http://www.youtube.com/watch?v=OiZmLqWnjgc&feature=related

福島原発で使われていたMOX燃料の対人影響。

原子力資料情報室
 MOX燃料 二酸化プルトニウムと二酸化ウランとを混ぜた燃料。毒性の高い アメリシウム241やキュリウム244などのアクチニド元素の炉心含有量が多くなる。
 MOX燃焼炉では、もしもこれらが放出されるような事故があった場合には、その影響はこれまでのウラン燃料を装荷してきた原子炉より遥かに大きくなる。

MOX新燃料で中性子がウラン燃料の約1万倍、γ線で約20倍。
毒性の評価はいろいろあれど、ウラン燃料の5倍はあるとされる。チェルノブイリ事故よりも被害が大きくなると想定できる。

エドウィン・S・ライマン博士 核管理研究所(NCI)科学部長
http://kakujoho.net/mox/mox99l_s.html?utm_content=bufferea077&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer
炉にMOXを装荷すれば、日本の公衆に対するリスクが大幅に増大する。炉心の1/4にMOXを装荷した場合、低濃縮ウランだけの炉心の場合と比べ、重大事故から生じる潜在的癌死は42〜122%、急性死は10〜98%高くなる。
炉心に占めるMOXの割合と放出されるアクチニドの割合により、原子力発電所の半径110km以内の地域で、何千、何万という数の潜在的癌死が余分に齎されることになる。

 MOXの使用はまた、重大事故の発生の確率を大きくする可能性もある。MOX燃料の熱電導率は、ウランの場合よりも約10%小さくなっている。一方、MOX燃料の中心線の温度は、50%高くなっている。このため、MOX燃料の燃料棒に蓄えられている熱は、低濃縮燃料の場合よりも大きい。MOX燃料の中央線の温度と蓄えられたエネルギーとが通常のウラン燃料よりも大きいため、冷却材喪失事故の初期段階における燃料棒の被覆管の温度の上昇と、被覆管の酸化率が、ウラン燃料よりも大きくなる可能性があり、冷却材喪失事故の影響の緩和のためにNRCが設けている規定を満足させることはMOX炉心の方が難しくなるかもしれない。


ゴードン・エドワーズ博士
 ホットパーティクルが、いったん環境に散らばってしまえば、何世紀にも亘って、放射線被曝と環境汚染をもたらすことになるでしょう。
脳が放射線を浴びると急性脳症を引き起こし、眠気、吐き気、嘔吐、頭痛といった神経症状につながる。
錯乱を起こすこともあり、脳に水がたまって脳浮腫となる恐れもある。


http://news.livedoor.com/article/detail/5424590/
澤田哲生(東京工業大助教授)
「たしかにそうなんですよ。(3号機の)プルサーマルは炉心の中に燃料集合体が数百本あるが、その3分の1にMOX燃料というプルサーマルを最初から混ぜたものを使っている。1、2号機はプルサーマルじゃないんですが、実は運転している間に自然にプルトニウムが溜まっていく。最初からプルトニウムを入れたのがプルサーマルで、(プルサーマルでなくても)中でプルトニウムのようなり、似たような状態になっている」


(抜粋引用終了)

                    • -

 日本のプルサーマルMOX燃料はすべてフランスのアレバNC社(旧コジェマ社)のメロックス工場で製造されている。
 一方、2010年以降中部電力と独占契約状態にあり日本の電力10社と将来のMOX燃料加工に関する枠組みについて合意していた英原子力廃止措置機関NDAセラフィールド再処理工場が閉鎖になる。日本政府の方針転換の影響と推測される。


再処理工場放射能汚染問題
ハンフォード(放射性物質入り食料を輸出するアメリカ)
http://ameblo.jp/rokkasho-x/entry-10588795199.html

    • 転載開始--

ハンフォードは米国ワシントン州東南部にある場所で、
原子爆弾作成のマンハッタン計画プルトニウムの精製が行われた所・・・
そこはフライドポテトにするジャガイモの産地で多くのファーストフード会社にジャガイモを提供している。
牧草の生産も盛んでその多くは日本に輸出されているそうだ・・・・・

    • 転載終わり--

ハンフォード対岸の穀倉地へある人を訪ねる。その帰り道、線量計がけたたましく警報を鳴らした。見ると1260/μ㏜時。
https://twitter.com/kamieurasia/status/489318456303435776

日本の原子力元年は1956年。その9年後1965年には再処理工場の仕様書を仏に求め4年後には入手。1972年日仏原子力協力協定。つまりプルトニウムの生産と利用を意図している。この年米国では民生用再処理工場が操業を止め72年で再処理から撤退。六ヶ所村ではこの年地上げと買収が始まる。
https://twitter.com/kamieurasia/status/487652506752000000

(参考)
★外食と産地★の話題
http://matome.naver.jp/odai/2136524950044866001
(あの夜、仏の軍用機で日本から避難)フクイチ3号機のMOX燃料を作ってる仏『危険性を認識』一番早く逃げた
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/427.html
福島原発事故では、MOX燃料を使っていた原発で事故が発生してしまった
http://www.evergreen-jp.com/index.z-2014.google.2.htm
海上保安庁によるストロンチウム90の調査。
文部科学省の予測ではセシウム134+137の1/1000とされてきたが、実際は17〜62%のセシウム比で検出している。