粒子放射線による樹脂劣化が産業機能に打撃を与える可能性


汚染ルートとタイミング(9月30日改訂)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-430.html

 粒子放射線 (particle radiation)による樹脂劣化が産業機能に打撃を与える可能性を考えなくてはならない。
 特に、2011年3月20日-21日にかけての福島第一原発3号機格納容器内爆発に伴う核燃料放出及び降雨による地表への沈着地域の危険度が高い。
 当然、人体への影響も加わるので、移住を考慮し実践すべきである地域とも言える。

 首都圏に限れば、3月15日の2号機格納容器破損及び4号機の建屋爆発によって発せられた放射能放出量は21日よりも高いものであったが、降雨はなかった。吸引による初期被曝は15日と21日共に危惧すべきものであるが、21日は降雨があり、後の影響は大きなものとなっている。
 早川マップで言うところの「柏ルート」に該当する地域は沈着した放射能による対人・対物影響対策が必要である。

当然、福島第一原発周辺の浜通り中通りや東北各県における汚染も存在する。


 余談だが、当方の居住地埼玉県ふじみ野市では千葉県からの居住者が増えたと言われている。勤務先が東京の場合はそのような選択もあり得ようが、汚染の濃淡はあれども関東圏全域が汚染地域であり、可能ならば西日本への移住をお薦めする。また、山脈が防壁となった都合で、山梨県や長野県の西側は比較的汚染度が低い。

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 8月28日までは、JRのケーブル火災を
『 8月28日
JR東ケーブル、謎の連続火災 自然発火か失火、放火か、皆目分からず - http://www.j-cast.com/2015/08/28243867.html
と報じていたが、ネット上で放射線との関係を指摘されたためか
28日まで

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30日から
『?@hatebu 8月30日
【トピック】JR品川の変電所でも火災 放火の疑いも http://b.hatena.ne.jp/topic/300614711764489821
@nhk_news 8月30日
JR変電所火災 直前にもの投げ入れる男を目撃 http://nhk.jp/N4Kz4HbM #nhk_news』 となっている。
放火の疑いがあるのなら、「放火罪」で捜査すべきだと思うのだが、なぜか「器物損壊罪及び威力業務妨害罪」で捜査を行っている。
実際に電車が長時間止まるなど「公共の危険」に直結する放火行為に対して、「放火罪」を適用しない意図はどこにあるのだろうか。


(重要)2011年3月21日〜23日 東京に大量降下した放射性物質の証拠データ
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/9dc657d528cc5d3bfcb1ab5353e97cee

粒子放射線を発するα線β線核種が高い濃度で沈着している柏ルート上の地域においては、電気トラブルやタイヤのバーストに注意して点検を行う必要があると考える。
放射能は道路を伝って各地へ撒き散らされているし、焼却炉からも放出されて、雨で叩き落とされて沈着する。
「食べて応援」で積極的に汚染食品が流通させられている。
放射線による対物・対人影響は地域限定に留まるものではないと思われる。

自動車の横転事故が増加傾向にあるようだ。
タイヤが劣化している可能性があり、点検や交換を積極的に行わなくてはならない。


(以下参考)
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/pdfdata/JAERI-Data-Code-2003-015.pdf
γ線や電子の場合は比較的粗いスプールであるが、高エネルギーの荷電粒子は高密度なスプールを作る。したがって、同じエネルギー吸収があっても放射線の種類が違うと活性種の空間分布が異なるため、違った射線効果を与えることがある。これを線質効果と呼んでいる。』
私見)主鎖切断型の高分子樹脂は放射線による劣化が起きやすいと考えられる。
素材によって放射線に対する耐久度に差がある。

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なぜ、高濃度放射線で機械が故障するのだろう??
http://matome.naver.jp/odai/2142913988359428701
放射線のエネルギーは典型的に普通の可視光線の百万倍も高いため、通常の物質のあらゆる分子結合を壊してしまうからです。
そのため、電気回路の電流が流れにくくなったり、被覆線のゴムやプラスチックなどの被覆や電子回路の絶縁体などの分子構造が壊れて、もろくなったり絶縁の役を果たさなくなったりします。あらゆる電子回路に使われる半導体は劣化し、コンデンサーも蓄電しなくなります。普通の電子回路は10〜20年も使えば自然に劣化して壊れますが、高い放射線はそれをあっという間にやってのけるわけです。
また、機械装置では可動部分に必ず潤滑油が使われますが、油はプラスチックなどと同じ炭化水素なので、やはり放射線で分子が破壊されて劣化し、蒸発や焼け付きなどをします。
総じて、金属は比較的劣化しにくいのでそれはもちますが、半導体コンデンサやプラスチックやゴムや油など軽いものは劣化が著しく起こります。プラスチックファイバーなどもやられ、ガラスでも劣化するものがあるようです。』

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A#cite_note-14
『化学的作用 電子線架橋技術
高分子のプラスチックやゴムなど有機材料にガンマ線や電子線を照射すると、分子鎖の間で結合する反応(架橋[55])や分子鎖が切れて小さな分子になる反応(切断)が起こる
例えば、タイヤの製造工程の途中でタイヤの形に成形された合成ゴムに電子線を照射して、ゴム分子間に架橋を作り強度を増すのに利用される。従来、架橋には硫黄が用いられたが、電子線照射導入後の廃タイヤは(他の問題は残るが)焼却後も硫黄酸化物 (SOx) を生じなくなった。
^ この架橋型の分子構造をもつ高分子用いて放射線を利用して力学的特性や耐熱性を向上させるため、電子線加速器を用いて自動車のプラスチック製やゴム製部品にも放射線が当てられて、エンジンルームなどの高温環境にも耐えられる製品が作られている。 また、自動車のプラスチック製内装部品の多くには、その製造過程で放射線が当てられている。ドアやシートに使われる緩衝材や断熱材などは、型に入れられたプラスチック基材の外側から放射線が当てられて外形が固められ、その後の加熱処理で内部に発泡を作ることで表面と内部を張り合わせなどを必要とせずに異なった性状で作ることが可能となっている。^ これら高分子が架橋型か崩壊型かはその高分子(プラスチック、天然ゴムなど)の分子構造に依存する(最初から性質として決まっている)。』
(耐久性を上げるために放射線が使われる場合もある)