「日本の脱ナチ化」をジョージ・ソロスダボスで語る、で考えてみまし

Takaon2008-01-29

○ニホン人は考えが甘いのではないでしょうか?
 ニホン人の政治の捉え方は、大阪府知事選挙に見られるとおりまさに人気投票を地で行く浅はかさを持っていると思います。サラ金会社の顧問弁護士が府知事になったらどうなるのか解りようものですが、まぁ私は大阪に住んでいないので、高見の見物と行きましょう。
 かつて政治闘争が武力闘争であった時代においては、「負ければイコール死」が待っていた時代でもありました。今の議会制民主主義はそういった「政治の本質」をデコレーションして覆い隠していますが、昔と大差ありません。選挙で負ければ死ぬ人もでるのです。しかし、直接の因果関係が判然としないし、死ぬのは社会的な弱者や業界内部での底辺の人達だったりします。
 いわゆる小泉竹中政治はアメリカ隷属政治であったわけですが、国富がアメリカに吸い上げられた分、国内経済は疲弊しました。おそらくかなりの人達が困窮して、一部の人達は死んでしまいました。この場合、皮肉なことに反小泉な人達が死ぬのではなくて、社会的な弱者な人達が身代わりになったのです。ここがニホンにおける政治の本質を解りづらくしている要諦です。

○死んでも治らなければどうすれば良いのでしょうか?
 バカは死ななければ治らない、と言われますが、日本社会においては多数の死者を持ってしても創価自民党政権が打ち倒されることはありません。死んでも治らない病気は絶対に治りません。治らないものは治そうと努力するのではなくて、「病気と自覚」できるまで地獄を見るべきだと思います。
 ですから、こうしたほうがニホンが良くなるとかああした方がニホンが良くなるとかいうのは、「言うだけニホンのためにならない」のかもしれません。このまま、アメリカ隷属で行き着くところまでいって、ドル暴落の果てにハイパーインフレになり、軌を一にして国粋ファシズムが台頭して、軍事産業偏重へ邁進し、戦争が勃発してニホンの人口が半分位になったら、ようやっと真に御国を建て直そうとする気運が産まれるかもしれません。私は自分が生き残ることを最優先に考えて行動すべきだと、今にになって悟りました。

○今さらながらジョージ・ソロスの言動に注目してみましょう。
・・・と書いた背景にはジョジ・ソロスの警告を踏まえています。
ジョージ・ソロス「ドル時代の終焉」を高らかに宣言。米国の危機は今までと根本的に異なる
http://www.asyura2.com/08/wara0/msg/448.html
◆過去60年で最悪の市場危機 George Soros 1月26日 ウォールストリート日記
http://wallstny.exblog.jp/7133434/
http://www.asyura2.com/07/hasan54/msg/775.html
 ジョージ・ソロスはニホンの内在する危険性や将来の危機について言及してます。
 どのみち、政府与党は聞く耳持ちませんから、官僚機構護持の理念の元に、一部のエリート階級を守護し、一般庶民を足蹴にしながら、アメリカ経済と共に心中するのかもしれません。

以下転載----------
http://www.asyura2.com/08/wara0/msg/458.html
〔重要NEWS〕 「日本の脱ナチ化」を ジョージ・ソロス ダボスで語る(机の上の空 大沼安史の個人新聞)
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/01/post_e92f.html
2008-01-29
〔重要NEWS〕 「日本の脱ナチ化」を ジョージ・ソロス ダボスで語る
 ニューヨーク・タイムズ(電子版)の「ダボス日記」を読んで、「寒気」(?)を感じた。
 スイスの冬のリゾート地のホテルで、米国&世界政治経済に影響力を持つユダヤ人大富豪、ジョージ・ソロス氏が1月25日の土曜日、世界経済フォーラムを取材中の米国人記者たちをランチに招待し、さまざまな問題に対し、率直な見解・意見を表明したのだ。
 〔ソロス氏がダボスで、今回の世界不況を戦後最大のものだと述べたことは、日本の一部主流マスコミでも紹介されているので、今回は省く〕
 ソロス氏が米記者団との懇談で述べた中身で(われわれ日本人にとって)最も注目されるのは、「日本(とトルコ……アルメニア人虐殺問題に言及していると思われる)が、暗い歴史の過去を認めるのを嫌がっていることで傷ついている」と発言し、さらにこう続けていることだ。
 「アメリカはドイツで導入した政策をフォローする必要がある」「われわれはある種の脱ナチ化(de-Nazification)のプロセスを行わなければならない」と。
 これは戦後日本に巣くい続けている「戦前的なもの」のパージを提案したものと、とることができる。
 ソロス氏はつまり、日本の右派勢力(政治経済の官僚統制=抵抗勢力)の排除を行うべきだと提案しているのである。
 この懇談の席でソロス氏は、「オバマ支持」を表明(予備選でヒラリーが勝ったら「ヒラリー支持」)した。
 ブッシュ後の民主党政権はもしかしたら、ソロス氏のアドバイスに沿って、「日本の1940年体制」の本格解体に乗り出してくるかもしれない。
 だから、本ブログでは何度も口を酸っぱくして言って来たのだ。「美しい国」……言いたい気持ちはわかる。「事実ではありません」……言いたい心情はわかる。しかし、単なる「イデオロギー回帰」ではダメなのだ。政治経済の官僚統制・支配の解体に踏み切らないと、この国に未来はない。
 ソロス氏の昼飯論議を雑談と聞き流してはいけない。

http://dealbook.blogs.nytimes.com/2007/01/27/george-soros-backs-obama-but-hedges-his-bets/?scp=1-b&sq=Soros%2C+Japan&st=nyt

『リカップリング(連動)とデカップリング(非連動)』【森田レポート】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=391851&media_id=23