副島隆彦先生講演会に行ってきました。

Takaon2008-09-17


http://wanwanlapper.seesaa.net/article/106714080.html
副島隆彦先生講演会に行ってきました。
 新宿紀伊国屋ホールで副島隆彦先生講演会が行われるということで、行ってきました。当初、池袋経由で山手線で行こうかと考えておりましたが、副都心線で行くことにしました。副都心線新宿三丁目駅から地下通路で新宿紀伊国屋まで繋がっておりまして、乗換え無しで東武東上線ふじみ野駅から新宿三町目駅までアクセス出来るようになっておりまして、とても便利になりました。
  紀伊国屋ホールは1964年建築で、既に築44年ということだそうです。今でもエレベーターガールが居るのには驚きました。紀伊国屋ホールは数多の知識人が講演を行なった由緒ある場所だそうで、副島氏御自身も度々講演を見に来ていたそうです。副島氏は60年から70年のタームで物事を洞察することを説かれておりました。
 副島氏は昨今のアメリカ金融市場の崩壊を予言し的中した言論人としての手腕は高く評価されるべきだと思います。基点は御著書「日本の危機の本質」(1998年刊)に見受けられる「日本属国論」の展開にあります。表紙はステレオタイプ化されたアメリカ人が、これまたステレオタイプ化された日本人の背負った荷物に火をつけるという「かちかち山」スタイルとなっております。
 1991年頃からビル・トッテン氏が「アメリカに気をつけろ!」と持論を展開して、出版活動を行なっておりました。当時は石原慎太郎も「No!と言える日本」等を通じて歩調を合わせておりましたが、私は慎太郎の胡散臭さゆえに「アメリカの危険の本質」を見誤っておりました。そこで1998年に副島氏の「日本の危機の本質」の登場を受けて、ようやくビル・トッテン的副島史観の日米関係論の認識を得ることが出来ました。

アメリカ帝国の敗退
 講演会の客層はいかにも「カネもってるぞ〜」っていう感じの人達でした。どうやらPHP出版から発刊した歴史物の本の講演会であったので、金融についてはあまり触れないように指示されていたようですが、それでも、副島氏が金融について話しをするとメモを取っている人達も居ました。
 副島氏の本を読んでいれば、ドル建で資産を持つような事もないと思いますが、多くの資産家は海外へ資産を逃がした時にはドル建で行なっていると思います。
 私の持論を述べさせて頂ければ、この度は目出度くライブドアへのMSCBで日本市場を荒らし回った「リーマンブラザーズ」がChapter11の適用で破産となりました。ここ数日の動きだけ見ると、長期国債利率の低下、円高原油安と庶民にとっては良いことばかりです。AIGには9兆円の公的資金が投入されて破綻が先送りになりました。本来なら保険会社は資金じゃぶじゃぶ状態なものらしいのですが、リーマンのCredit default swapの権利行使が確定になって一気に資金繰りがつかなくなったようです。AIG系の保険会社では解約取付騒ぎが続いておりまして、いずれ破綻に到るのではないかと思われます。
 イラク戦争で残虐非道の限りを尽くしても、ニホン人のアメリカ観は揺らぐことはありませんでしたが、アメリカ・レバレッジ金融帝国の崩壊で痛手を被った邦銀や資産家達が続出することによって、「アメリカとはダメリカ」と気がつく事となったわけです。所詮、海外へ流すカネなどあぶく銭もいいところです。すべてスッテンテンにスッて、一から物事考え直すきっかけにしたほうが良いでしょう。

○壊すは易し、作るは難し
 おおよそ社会的地位のある人なら手を出さないアポロ捏造説についても副島氏は著書を出版されており、講演でも言及されました。今でも弟子とは見解が分かれていて、中田氏は「教えられてきた事と違うことを提示されると頭が壊れる」という趣旨の事を述べられているそうです。
 私は幾許か写真撮影の経験がありますから、アポロの月面着陸写真を見て人工的なライティングが施してあるのがわかります。ですから、アポロの月面着陸の写真はスタジオ撮影です。プレゼンテーション用の写真であるのなら解りますが、あれらの写真を提示して「月面に着陸しました」というのは嘘八百億もいいところです。嘘つきアメリカ帝国を象徴する出来事がアポロ月面着陸です。

 一方で巷間にかますびしい9.11陰謀論をどのように捉えるのかが難しい所です。副島氏は講演では9.11については触れませんでしたが、学問道場の方では陰謀論を支持しているような書き込みをされています。結論から言えば、「壊すは易し、作るは難し」です。アポロは陰謀ですが、9.11事件は真実でしょう。
 物を作る作業を通じて、金属の応力や耐久力を知ることができます。ベンジャミン・フルフォード氏は建物の崩壊過程について疑義があるようですが、鉄骨造とRC造の建物の差がWTCペンタゴンの崩壊状況の差に出ています。
 また、クリントン前大統領の自叙伝「In my life」で高校生の時に建築のアルバイトを通じて、老練な大工さんに「アポロは月へ行っていない」という話しを聞かされる叙述があるそうです。大工は木工を担当するだけでなく、鉄骨の溶接や金属金具の使用を通じて金属特性と向き合います。体得した知識から導き出される見解というのは真理を突いている場合が多いでしょう。
 「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」(ヴィクター・ソーン著・副島隆彦 翻訳監修)は9.11陰謀論を唱導しています。しかし、イスラエルロビーとアメリ外交政策ジョン・J・ミアシャイマー (著), スティーヴン・M・ウォルト (著), 副島隆彦 (翻訳) のⅠのP126〜127ではビン・ラディン氏とムハンマド・アタ氏が「パレスチナ大義」によって9.11を決行した動機づけや経緯について触れています。2つの翻訳書で違った見解がぶつかっています。ミアシャイマーの師匠はシカゴ大学のリアリスト国際政治学者ハンス・モーゲンソーです。
 単にヴィクター・ソーンとミアシャイマーとどっちの言い分を聞くか?と言えば、言わずものがな言うまでもありませんし、私は2001年はムハンマド・アタ元年であると思います。後世では2001年で西暦は終わり、世界新秩序形成へと到る「文明の衝突」の引き金を引いたアタ氏達による新たな神話創成の時代となると考えています。私は左翼ですので、「私」を捨て他者へ奉ずる人達を見てきました。ですから、私にはその地平の果てにムハンマド・アタ氏を見通すことができるのです。

○太平洋戦争は暗号戦争
 副島先生は日本海軍悪玉論を唱えていらっしゃるようです。私は太平洋戦争は暗号戦争の側面があって、レッド暗号・パープル暗号共にアメリカによって解読されていたが故に日本海軍に不可解な行動が見受けられると考えています。
 情報戦争は今でも継続していると思いますし、暗号や言語の問題を通じて日米関係を「解読」したほうがすっきりするのではないでしょうか?

参考にしたリンク
副島隆彦学問道場
http://soejima.to/
ビル・トッテンコラム(Our World)
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/index.html
日本の危機の本質―逆襲の国家戦略
http://www.amazon.co.jp/gp/product/406209262X/sr=8-1/qid=1221647788/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1221647788&sr=8-1&seller=
パンツを履いてないサルでも解る月面着陸捏造入門〜嘘つきはNASAの始まり〜
http://wanwanlapper.seesaa.net/article/93041412.html