石原失政を覆い隠すための「税金サーカス」東京オリンピック招致

Takaon2009-09-24

○石原結實氏のイシハラクリニックに石原都知事が通っているそうですが・・・
　著書「空腹力」で有名な石原結實医師のイシハラクリニックに石原都知事が通っているそうです。簡単に言えば食べ過ぎなので１日１食で大丈夫という教えです。
http://www.videonews.com/on-demand/441450/001230.php
　パンとサーカス（panem et circenses）という言葉があります。詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現であり、権力者から無償で与えられる「パン（＝食糧）」と「サーカス（＝娯楽）」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘しました。
　ローマは属国から搾取しておりましたから、無償で分け与えることもできたのでしょうが、なにしろ今時の日本はアメリカの属国なので、搾取される一方です。当のオリンピックも１兆円の歳費を用いて運営されるそうですが、原資は国民の税金です。麻生首相（当時）は日本政府がオリンピック費用負担の保証を謳いました。鳩山政権もオリンピック招致には前向きの姿勢を示しております。ですから、今だに「税金ででっかいサーカス」をする予定なのです。
　都債残高は１１兆円もあります。私利利息は金融機関や一部の内部留保の大きな大企業や富裕層へ流れていくのです。つまり、国なり東京都が負債を積み上げると一方で確実に儲ける人達というのがいるわけです。
　でありますから、国民は食事を制限して浮いたお金と「空腹力」で培った精神力を用いて「税金で行なうでっかいサーカス」を阻止しなくてはなりません。

○国民が希求するべきは政治的開眼
　日本国の国力が低減しているのは一重に国民がバカだからに他なりません。アメポチ暴政を招いたのも愚民力のなせる技なのです。諸悪の源泉は自らに宿っているという事です。テレビでボケーっとスポーツ番組やオリンピックを日長一日見ていれば、ますます愚民力を培うだけになります。
　諸国民は「スポーツとは見るものでなくて、自らがするものだ」という観念に基づいて、日々体を動かし、運動を行い体力を付け、心身の健康を維持して、愚民の上に君臨する質の悪い「政治業者」を統治から排除しなくてはなりません。
　東京オリンピック招致活動自体が東京で大規模パーレードを行い「税金浪費のサーカス（見世物）」となっております。１兆円税金浪費サーカスを行なうためにためにオリンピック招致サーカスを行なっていわけです。
　石原都政自体が新銀行東京実質破綻で綱渡り、鹿島建設・水谷建設収賄「疑惑のコングロマリット石原ファミリー」が捜査当局から逃れるサーカス状態から目を逸らすために、更に東京オリンピック招致サーカスを行なう具合で、三宅島モーターサイクルフェスティバルの壊滅的失敗を繰り返すという惨状を再度拝見するのが確約されているというサーカスでもあるのかもしれません。

○公園からホームレスを排除するスポーツの祭典
　大阪の世界陸上開催時には2007年2月5日長居公園でホームレス強制排除が行われました。実は東京オリンピック招致が提唱されてから東京代々木公園等でもホームレス排除が行われています。新規のブルーシートテント設営の禁止や、ホームレスの人達によるイベントの制限などです。旧住人や新規のホームレスの方々へは施設入居への指導なども行なっております。
　事情があって公園にいる人もいるので、無理に施設への転入を行なうのは難しい側面もあるようです。経済システムから発生したホームレスという人間疎外は、オリンピックという「税金サーカス」をするために、更に人間の意思を疎外する非情へと連なっているのです。