なぜ名称が「帝都」で、なぜ東京メトロの方が安いのでしょうか。

注記:2004年(平成16年)4月1日に東京地下鉄株式会社になっていました。
○前身は帝都高速度交通営団
 東京メトロ都営地下鉄経営統合で協議しているそうです。東京メトロ東京地下鉄株式会社で前身は帝都高速度交通営団でした。
 都営地下鉄は4000億円を超える累積欠損金があるそうで、経営統合して財務健全化をはかるそうです。
 利用者としては、両地下鉄を乗り継いだ場合の、それぞれで初乗り料金が不要になる利点がある可能性があるとしています。

○なぜ名称が「帝都」で、なぜ東京メトロの方が安いのでしょうか。
 「東京地下秘密路線説」というのがあります。「帝都東京・隠された地下網の秘密」という本に詳細が記されております。簡略しますと、戦前に戦争に備えて建設された地下通路を流用して地下鉄が建設されたのではないか?という仮説です。
 地下については国土地理院や一部の地図会社が実際に即した地図を作っているようですが、知られていない通路通路が国家の利権として存在している可能性を示唆しています。 興味深い指摘としては大江戸線広軌で作られています。他の地下鉄は狭軌です。車体の小さい大江戸線がなぜ広軌なのか、それは地下通路が存在していたからではないか?という指摘です。仮に既に貫通している地下通路をベースに建設した場合は、かなりの建設費用の節約となるようです。ですから、地下通路の存在が「利権化」している可能性があるわけです。
 更に私見としては大江戸線は災害や有事の際には光が丘公園への脱出路とみなすこともできそうです。
 東京メトロが「帝都」の残滓を再利用した地下鉄だとすると、名称はまさに帝都高速度交通営団でぴったりです。高速度といのは路面電車に対して高速だという意味だそうです。

○余談・電車がまともに走らない現実
 都内は鉄道網が整備され、なおかつバスの本数も多いので、とても便利です。目的地が事前にわかっていれば、公共交通機関を乗りついて現地に行けます。国道16号近くの郊外になると、そうは問屋が卸すまじで、車がないとどうしようもない場合があります。90年代は道路渋滞が多く、到着時刻が不明確でした。電車は遅延も少なく、時間通りに目的地に付けました。
 近年は道路整備が進んだのと不景気によって、道路渋滞は減りました。但し、交通事故は増えています。危険運転者が増加しています。緊急車両の出動も多いような感じです。とはいうものの、昔よりは車の方が到着時刻の確実度が高まっています。一方、電車は事故による遅延が頻発して、信頼性が落ちました。
 かつて、PC WAVEというパソコン雑誌でアストロビスタ氏が「飛び込み自殺で電車がまともに走らなくなる」と予言しました。その予言は見事に成就してしまったのです。
 先日、埼京線が2度とまりました。mixi日記で「信号の故障」ではなくて「踏切の立ち入り(人身事故)」だとアナウンスがあったとの指摘がありました。「信号の故障」は実は人身事故なのではないかと思われます。
 数ヶ月前、埼京線始発に若い女性が飛びこんで8時位まで不通になりました。想像するに、微妙な轢かれ方で救助に時間がかかったのだと思われます。
 即死に近い場合は人身事故発表、要救助状態の場合は「信号の故障」発表にしている場合があるのではないでしょうか?

  • 以下転載-

東京メトロ都営地下鉄経営統合で協議
東京メトロ」の愛称で地下鉄9路線を運行する東京地下鉄の梅崎寿社長は11日、都営地下鉄との経営統合について「(都と)話はしている」と述べ、統合を視野に協議中だと明らかにした。
その上で「(都営地下鉄には)4000億円を超える累積欠損金がある」と、都営地下鉄の財務健全化が課題との認識を示した。
2009年9月中間連結決算を発表する記者会見で質問に答えた。
両社はともに都内を中心に地下鉄を運行しており、統合で経営効率の向上などが見込まれる。両地下鉄を乗り継いだ場合、それぞれで必要な初乗り料金が不要に なる可能性があるなど、利便性の向上も期待される。
ただ、欠損金のほかにも、旧営団から株式会社化した東京地下鉄と、公営の都営地下鉄の組織形態の違いや、コスト構造の差など、解決すべき問題も多い。
東京地下鉄の株式は、国が約53%、東京都が約47%を保有しており、同社では上場に向けた準備を進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091111-00001228-yom-bus_all
東京メトロ都営地下鉄経営統合で協議
(読売新聞 - 11月11日 22:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1017891&media_id=20