音展2009行って来たよ〜Fostex見てきました。


○古い話しですが、音展2009行ってました。
 以前は2009A&Vとして「横浜パシフィコ」でやっていたオーディオイベントなのですが、今年の冬から秋葉原でやることになったようです。在日米軍清和会稲川会横浜県警治外法権特別地区である神奈川県に行かなくて済むようになりましたので、とても良いことです。
 鹿島建設石原都知事4億円献金建立の秋葉原UDFは政治信条の都合上、入場しませんでした。線路はさんで向かい側の富士ソフトウェアの方だけ見てきました。
 主にFostexを見てきました。

スピーカーユニット単体では

FE-En 新シリーズ
M100HR-F(マグネシウム振動板)価格は1本2万円程度の予定だそうです
FW258HR
が展示されておりました。

 FEnシリーズはエッジの貼り付けをコストダウンの都合上、機械化したようです。
M100HR-Fの詳細は知りません。マグネシウム振動板のようです。
MG100HR-SとMG100HRの最終在庫がコイズミに2組ずつでてましたので、同種のユニットが出る前に在庫処分ということなのかもしれません。

GX100
GX102
GX103
G2000
CW200A
RS-2
FW800N (80cmコーン形スーパーウーハー)
が並んでおりました。

鳴らしたのは、GX103 or GX103+CW200A or G2000 です。

G2000はリファレンススピーカーらしい朗々とした鳴りです。

GX103はスリムな筐体に似合わず豊かな低音でした。
C/P考えたら驚異的です。
一般家庭ならGX103メインで十分でしょう。
Y字型のツインセルダクトのおかげなのかわかりませんが、バスレフポートの共鳴付帯音があまり聞こえなくなっています。
豊かな低音と共鳴付帯音の低減を実現しています。
キャビネット材質は特注の楠/ユーカリの積層合板だそうです。

GX103+CW200Aだと、コントラバスやパイプオルガンの超低音が豊かになります。
CW200Aは20cmユニット密閉型アンプ内蔵MFB(モーショナルフィードバック)です。

○T250Aはどうなりました?
 T250Dというツィーターは通常販売品としてありますが、2009A&VにT250Aというアルニコ版が展示されておりました。音展にはT250Aの展示がありませんでした。Fostexの若い人に聞いてみたのですが、
「ウーハーの発売に合わせて販売します」
というような話しでしたが、今までの事例ですと、展示がないのに突然発売されることはないので、当面発売はないと思います。
 推測なのですが、GX102/GX103はネオジム・マグネットのツィーターを使っておりますので、それの類似品を外販するのかもしれません。
 出来ましたら、GXシリーズで使われている、HR形状アルミニウム合金振動板ウーハーを単体販売して欲しいです。

○C/P絶大の完成品スピーカー外販が自作スピーカー市場に与える影響
 私は長岡鉄男先生の教えに従いバックロードホーンスピーカーを愛好して参りました。今後も愛好していくでしょう。昔の映画館ではアンプの出力が数Wしかないので、高能率のバックロードホーンスピーカーは必須だったようです。1954年にNHK研究所が位相反転型のバスレフレックス型スピーカーを開発し、アンプの出力も大きくなりましたので、キャビネット構造が単純で小型化ができるバスレフが主流となってきました。
 パソコンモニター用は小型バスレフを使っておりますが、メインのホームシアター&オーディオ用はずっとBHでしょう。バスレフとBHでは鳴りっぷりが違うわけです。
 GX100登場時にすでに、C/P絶大のGX100を聴いて、スピーカー自作の必要性を考えなおさなくならなくてはならなくなったと言われておりました。GX103はホームシアーターのメインスピーカーの地位を席巻する実力があります。他メーカーであれば倍以上の値段になるだろうとも評されております。
 GX100のキャビネット製造は中国で行っているようです。他のGX103/102もおそらく中国製だと思われます。
 GX103に至っては、単にC/Pが高いだけでなくて、10cmウーハーならではの追従性の高い中音域と、3発ウーハーと優れた設計のバスレフキャビネットから豊かな低音が出てます。
 C/P絶大の完成品スピーカー外販が自作スピーカー市場を縮小させる、なんて事がおきかねな事態です。

○FE208ES-R・FE138ES-R後継はどうなりますか?
 具体的に言えば、FE208ES-R・FE138ES-R後継はどうなりますか?ということです。先日、コイズミ無線でFE208ES-Rシナアピトンキャビネット・FE138ES-Rシナアピトンキャビネットオークションがありました。FE138ES-Rは在庫があるようです。ヤフオクでもたまにFE208ES-R・FE138ES-Rの出品があります。
。FE208ES-Rの振動版はバイオセルロースやカーボンファイバー/セルガイアパルプなど5種類の素材によるラジアル抄紙技術によって振動版を形成しているそうで、職人技で支えられえいる製法だそうです。
 FE208ES-Rと同等もしくは後継機種が発売されないようなら、FE208ES-Rの予備が欲しいところです。