TPPは「年次改革要望書」の復活であり、郵貯かんぽのカネを収奪する

TPPは「年次改革要望書」の復活であり、郵貯かんぽのカネを収奪するための方策である。

 TPPは環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)という名称で、加盟国間の経済制度、即ち、サービス、人の移動、基準認証などに於ける整合性を図り、貿易関税については例外品目を認めない形の関税撤廃をめざす協定だそうだ。
http://p.tl/J6Dr

 廉価な海外品輸輸入により国内の農林漁業の一次産業が打撃を受けると言われているが、アメリカの狙いは郵貯かんぽマネーだとの指摘がある。自見庄三郎金融相は11月5日の会見で「TPPに当って、わが国の郵政改革に関して、米国が関心を有していることは承知している」とした上で、先の訪米の際、ブレイナー財務次官と、この件で意見交換したことを明かした。

(参考)
TPP交渉材料に郵政改革浮上 米欧が“優遇”問題視
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20101130/ecn1011301405003-n1.htm

2010年11月05日、衆議院農林水産委員会 小野寺五典議員の質疑(自民党)『郵貯かんぽのカネが狙われてるのに何ねぼけたこと言ってんですか』
http://www.youtube.com/watch?v=2VkpBPgBTvw


 FTAは例外はあるが、TPPは基本的に例外なく、貿易だけでなく「電気通信、情報、金融、知的所有権、製品の標準化」 も含めて「TPPを通じて規制改革やグローバル基準(スタンダード)に合わせ米国との間の完全経済統合という性格を帯びる。公共入札書類や国家資格試験も英語版を用意しなくてはならず、膨大な事務経費が発生するとの指摘もある。 TPPは廃止された米国「年次改革要望書」の復活(=小泉改革再来)。
TPP政府資料 http://bit.ly/ceTxFG
米国規制改革要望書 http://bit.ly/lLTZB

(参考)
森原秀樹氏Twitter
http://bit.ly/aVy74Y

TPPアメリカの真の狙いは!? 10/11/13 田中康夫のにっぽんサイコー 
http://www.youtube.com/watch?v=aV4fmGVP3kw

降って沸いた「TPP」の謎?! 10/11/06 田中康夫のにっぽんサイコー 
http://www.youtube.com/watch?v=JvBhl7rt4rU

(TPP賛成派資料)
菅政権はTPP参加を決断できるか (ビデオニュース)
http://www.youtube.com/watch?v=DwMIa7YI8pQ
 高野孟が出てきて、民主党代表選で菅続投を支持する事を言うようになってから、市民のメディアであったビデオニュースは「アメリカ様のメディア」に変容したように見受けられる。