米国は米中戦争準備の為、辺野古基地建設を押し進める。

【1】在沖米軍核保有
 ○立が在沖米軍の核保守に噛んでいるのではないか、との指摘を受けた。米国は膨大な核兵器保有している。核兵器をすべてを自国に置く必要はないし、できるだけ仮想敵国の近くに置いて、着弾までの時間を短くしたい。在日米軍原子力潜水艦に多弾頭の核ミサイルを装填している。米国の仮想敵国は中国である。沖縄は中国から近い。

【2】辺野古弾薬庫
 なぜ米国は辺野古基地新設を望むのか。強い動機があると推定される。辺野古にはキャンプシュワブの北側に辺野古弾薬庫がある。この弾薬庫には核兵器化学兵器の整備能力を持つ部隊も駐留しているといわれている。
 化学兵器の洩れ対策用と思われるヤギが放し飼いにされており、核兵器の存在を表す事にも用いられる「危険度がNO.1を表すの正八角形に1のマーク」が張られた倉庫がある。
 この辺野古弾薬庫のすぐそばに巨大な米軍基地が整備されることになれば、弾薬庫からの兵站を容易になる。新たに作られる1,800mの滑走路は、核兵器を搭載し、中東まで22時間で飛行できるオスプレイというヘリコプターのためだ。しかも、桟橋にはグアムからの原子力空母も接岸できるようになる。原子力潜水艦のドックも併設されるだろう。

【3】アメリカを甘く見ないほうが良い
 直近の危機はアメリカ・イスラエルVSイラン戦争だろう。私はイランの地対空ミサイルや地対艦ミサイルが米イの艦船や戦闘機を、すべからく轟沈し、撃墜してくれることを心底願う。
 だが、そこで戦争は終わらないだろう。次の世界覇権国は中国である。近年の中国不動産バブルをソフトランディングさせ、財政及び金融政策に失敗しなければ、かなり早い時期に実現するだろう。周辺国を従わせ圧倒的工業力及び資源獲得力で欧米を凌ぎ、軍事的にも覇権を握るべく、果てなく挑戦して行くだろう。
 日本にしてみれば、アメリカがダメなら中国だ、平和に商売やりましょうで済む話しなのだが、米国はそれを許さない。オバマ大統領は野田首相に「我が国につくのか、中国につくのか」のApecの会談で迫ったそうだ。
 有り体に言えば、中期的に米中戦争はかなり高い確立であり得る。だから、米国は辺野古に弾薬庫と一体化した空港併設の軍港が欲しいのだ。特に原潜の保守軍港を主目的としているのではなかろうか。米国の最終目的は米中戦争である。

    • 以下参考転載--

http://bit.ly/uQ18qb
『毒ガス撤去から10年後の1981年5月21日、米海兵隊辺野古 弾薬庫内にヤギ及び牛が放牧されているのが確認されました。このことは、当該弾薬庫に毒ガスや細菌兵器等が貯蔵されているのではないかという疑惑を抱かせるものでした。というのも、化学兵器が沖縄に配備され始めた 1960年代初頭から米軍267化学中隊にヤギが飼われているのを地元住民が見かけて、アメリカ人は動物愛護の念に富んでいると感心したものでしたが、後にそのヤギは毒ガス漏れ探知用のイケニエだったことがわかったという経験があったからです。(大田昌秀『拒絶する沖縄』サイマル出版1971)
 外務省北米局外務参事官・松田慶文は米軍からの回答として「沖繩辺野古弾薬庫に置かれております海兵隊第三部隊役務支援軍、第三補給大隊、弾薬中隊、第一分遣隊は化学兵器ないし核兵器を整備する能力を有する部隊である。ただし、実際の貯蔵、搭載云々というものは全くないが、能力を保持するということは総合的な軍の機能維持のために全世界的にやっておりまして、これは従来からいろいろな国会の委員会で重ねて政府が申し上げておりますとおり、そういった能力を各般の段階で保持していることは米軍の体制上あるが、しかしそういう部隊の存在が、そういった核兵器の存在とは全く別個の問題であるということを申し上げたいと存じます。」と述べています。(1981.9.8参院外務委員会)。 化学兵器を扱う部隊はあるが化学兵器はない、そんなことがありうるのでしょうか?  1971年の撤去時には化学兵器の移送に伴い取り扱い部隊もジョンストン島に移動するとランバート高等弁務官は述べていましたが、化学部隊があるなら化学兵器もあるだろうと考えるのが素直な見方でしょう。そして1993年4月8日、市民グループ「平和資料共同組合」が、米国の情報公開法を駆使して、在日米軍の基地情報を入手、辺野古弾薬庫にCS毒ガスと白リンを貯蔵しているとの公文書を入手・発表しました。CSとはベトナム戦争当時使用されていたCNに代わって現在世界で最も広く使われている催涙剤です。白リン弾は、第二次大戦中の米軍沖縄上陸作戦において、日本軍の地下壕攻撃に使用された化学兵器です。71年の移送後も沖縄には化学兵器はあったのです。』

    • 転載終わり--

辺野古弾薬庫
http://bit.ly/vwFZAk