毎日がソクラテス

食品が水が空気が放射能で汚染されている。福島第一原発は核燃料掛け流し温泉と化しているので、地球はいずれガミラス星になるのだが、人類はガミラス星人にはなれないので、遺伝子劣化で動物として弱体化して、当文明は衰退していくことになる。
とは言うものの座して死ぬのを待つわけには行かないので、最大限放射能禍を避ける努力をするべきであるし、しなくてはならない。
水は事故当初はペットボトルの水を買っていたが、運ぶには重いしお金がかかるので、事故後数ヶ月してからは浄水器を通した水を使用している。濾過膜透過式のものでないと、放射性物質は取り除けない。輸入すれば安く買えるようだったが、濾過膜の洗浄はできないようだし、高い交換頻度で発生する費用負担とか、色々考えると面倒臭いので、パナソニックのアルカリイオン式浄水器を使っている。給水する度に洗浄してくれるのが良い。フィルターも6000円程度で購入できる。メーカー推奨は12000リットルでの交換だが、私は2000リットルで交換している。それでもリッター@3円である。
料理も飲料も全て浄水器を通した水を使う。これによって、電気ポッドの中にカルキやゴミが溜まることは一切なくなった。電気ポッド内の洗浄も不要なほどにクリーンなのである。逆に言えば、浄水器を通さない水というのは、放射能云々以前に、塩素だらけであり、ゴミも含んでいるということである。

空気については、できるだけマスクをしている。仕事で粉塵が飛ぶ場合はPM2.5対応マスクをする。PM2.5マスクは息苦しいので、一時的にしか使わない。中国製のものがアマゾンで安く売られている。通常はダイソーの激安マスクを使っている。
空気清浄機も使っている。シャープはフィルターが2層となっており、外側のフィルターは水洗いできる。内側のフィルター耐用年数は10年とされている。これにより、フィルター交換費用が節約できる。加湿機能無しのものが良いだろう。加湿は室内の雑菌が増え、電気機器の基盤の寿命が縮む副作用がある。基本的に使わないほうが良いと思う。むしろ、クローゼットや押入れに除湿剤を置いて、除湿を心がけたほうが良い。
掃除機の紙パックは高い頻度で交換する。そうしないと、吸い込んだ微粒子がまた後ろから出てきてしまう。掃除機を動かす時は換気する。マスクもする。

問題は食べ物である。もう毎日がソクラテスなのである。どれだけ放射能が入っているのか基本的に分からない。品目や産地で類推するしかない。動物系食品は原発事故後5年かけて放射能汚染度が上昇していく、植物系は5年かけて汚染度は低下していく。事故後まだ3年であり、食品の放射能汚染顕在化はこれからである。
有り体にいって肉類は食べないほうがい良い。どうしても食べたい場合は鳥が、幾分無難らしい。生育過程で投入される抗生物質ホルモン剤が肉に蓄積される。ひき肉加工食品はもっと危険である。一工程増えて値段が下がるとういことは、どこもかしこも「ミートホープ状態」なのである。
乳製品も同様に危険である。群馬のどこぞの工場で農薬が混入したと問題になったが、問題となった冷凍食品に共通する食材はチーズだった。偶然とは思えない。乳製品も危ない。北海道原乳とした牛乳でもセシウム137が1.7ベクレル検出されている。
魚介類はもっと注意しなくてはならない。東日本の淡水魚は全部危険だろう。今のところ、主たる汚染海域は太平洋の東北沿岸中心だと思われるが、事故後すでに3年経過しており、アメリカ西海岸まで放射能汚染海水が到達しており、アメリカ西海岸ではマグロ漁業が禁止されている。しかし、日本側ではじゃんじゃん漁をしているのであって、出航している港と、漁業している海域は必ずしも一致しないので、事実上闇鍋状態である。スティーブ・ジョブズ氏はすい臓がんで亡くなられたが、無類の寿司好きだったようだ。海洋食物連鎖の頂点に位置するマグロ等は、生体濃縮によって元々汚染度が高かったものと推測される。これに放射能禍が加わっているので、人体への打撃はもっと大きな物となっているだろう。
肉や魚でも内蔵に放射能が溜まる。モツとかイカの塩辛は極めて危ない。人間も内蔵に放射能が溜まる。お腹の調子が悪い人は放射能による影響を疑った方が良い。
つまり、基本的に放射能禍を避けるにはベジタリアンになるしかない。飲み会で「放射能汚染が~」なんて言おうものなら、大変な事になる。食べることに命掛けの人達にしてれみば、食品が放射能汚染されている現実は受け入れがたいのだと思われる。私は気を使って言っているのだが、忌み嫌われるのがオチである。だから、ベジタリアンの概念はとても便利である。「私はベジタリアンです」と言えば良い。汚染食品食べて死にたい奴は勝手に死ねば良いのであって、まずは自分が生き残ることを優先するべきだし、そのためには「ベジタリアンだから食品を選んでいる」と主張すれば良い。

とはいえ、私も苦痛である。自宅では殆ど毎日、納豆ご飯にシラスをふりかけて食べている。これで殆どの栄養素は足りているはずである。味噌汁とキムチや果物も食べてはいる。免疫を上げるため、発酵食品と塩分とビタミンを摂る必要がある。たまにラーメンやうどんも食べているが、基本は米食である。私は小麦の安全性を疑っているのでパンは一切食べない。肉も魚もほぼ食べていない。正直いろいろ食べたい。食い物の恨み程恐ろしいものはないというが、恨んでいる暇があったら、食材を選ぶべきである。

長崎の被曝患者を診た秋月辰一郎医師は
「良く食塩水を飲んだのを思い出した、患者に生理的食塩水より少し多く含んだ水を飲ませる事はレントゲン教室で働いている物の常識であった、食塩のナトリウムイオンは造血細胞に活力を与えるが、砂糖は造血細胞に対する毒素である」
としている。だから私も砂糖類は一切摂っていない。砂糖の類は歯が悪くなる。歯が悪くなるということは骨が溶けるということでもあると推測される。骨折が増えているのは、ストロンチウムだけなく、砂糖の摂取による相乗作用でもあるのではないか?骨が痛いという人は、砂糖の摂取を控えるようにお薦めする。

 かつて、村田光平元スイス大使の呼びかけで、浜岡原発へデモに行った。様々な呼びかけがあって、結果的に1号機と2号機は廃炉になった。ところが、事故が起きたのは福島第一原発だった。福一1号機は30年を超えていたので、中性子線による格納容器脆弱化も進むので、本来は廃炉にすべきだったはずなのだが、政府決定で延命させられた。これが運の尽きだった。設計や施工に問題があると当初から言われていた一号機は地震で主蒸気配管が破断した。これがカタストロフの引き金となった。1号機を廃炉にしていたら、直流・交流全電源喪失となった2・3・4号機を救えたかもしれない。そうすれば、このような悲劇は発生しなかった。本当に悔やまれてならない。私はこのことを考えて、夜中にメソメソ泣いたりもするのだが、泣いてもなにも解決しない。

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なんとビックリCs-137:1.6(Bq/kg)が検出されてしまいました。
https://twitter.com/4_Sea_/status/456834860493979648