【日比谷公園焼身自殺】公に奉じた真の意味で崇高なる死

 新宿西口に次いで、日比谷公園で安倍政権に対する抗議の焼身自殺者が出た。

 アメリカの支援を受けたアジア諸国の独裁者を人民が打ち倒した事例は数多ある。我々も一刻も早く安倍政権を打倒しなければならない。黒田緩和による円の希釈化及び国富の流出のみならず、国内においては暗殺や不当逮捕による言論弾圧が横行し、果ては集団的自衛権による米帝軍事力行使における自衛隊尖兵化が予定されている。

 我々は常に独立を志向し、核燃の宿痾から抜け、全在日米軍を撤退させ、人民のための統治機構改革を行わなければならない。

 フェルナンデス・マルコスはレーガンパパ・ブッシュに「民主主義の擁護者と讃えられた」。ベニグノ・アキノは空港で射殺されたが、妻コラソン・アキノ率いるピープルズ・パワー運動によってマルコス政権は打倒された。

 南ベトナムのゴ・ディン・ジエム政権に対して行ったティック・クァン・ドックの焼身自殺は、すでに歴史に残る衝撃として語り継がれている。

ニューヨークタイムス デイビッド・ハルバースタム
『後にその様子を見る機会もあったが一度で十分だ。炎が体から舞い上がり、体はどんどん小さくしぼんでいき、頭は黒く焦げていった。あたりは皮膚が焼ける臭いがたち込めた。人間というのは驚くほど早く燃えてゆく。
私の後ろからは集まったベトナム人のすすり泣きが聞こえた。泣くにはあまりにショックで、書きとめたり疑問を投げかけるにはあまりに混乱し、うろたえて、考えることすらできなくなった。燃えていく彼は微動だにせず、声も発さず、彼の落ち着きはらった様子は周りの泣き喚く人々とのコントラストを醸し出していた。』

 これに対して為政者側だったマダム・ゴ・ディン・ヌーが、焼身自殺を「あれは、たかが人間バーベキューだ」と冷酷に言い放って嘲笑したが、歴史を振り返るとその一言(ひとこと)が南ベトナムの崩壊を決定づけた。

 日比谷公園焼身自殺者は首相や衆参両院議長への抗議文を周囲に撒き散らし、焼身する様子を自身が設置したビデオカメラで収録している。
 焼身自殺者は安倍政権に対する抗議手段は焼身自殺以外にも方策があり、それを行使する能力にがあるにも関わらず、敢えて焼身自殺という手段を執った。

 今、我々が漫然と日々を過ごしていれば、遠からず失政による災禍が自らにも振りかかる。中長期の視野に立てば、ここで渾身の力を振り絞って安倍政権と対峙しなければならないことは明々白々である。

 人種差別排外主義を煽る在特ズやネオナチ団体と親しい閣僚を配する安倍政権は人道上国際的にその存在は許されない。人種差別者は知能水準が低いということは学問的な研究がなされてている。性根を根源的に誤った人材が大臣として登用されているのは、総理である安倍晋三自身が、極めて知能水準に問題があることの確定的証拠と言える。

 2人もの焼身自殺者を出した安倍滅政は、米帝と国際的財閥群が背後で操縦している。我々は人民の安寧と生存を担保しない安倍政権を倒さざるを得ない。また、米帝支配との対決は避けて通れないことを意味している。


日比谷公園焼身自殺事件要約>
・11日午後6時55分ごろ、東京都千代田区日比谷公園で、男性が焼け焦げた状態で倒れているとの119番通報があった。男性は病院に運ばれたがまもなく死亡。
・周囲には安倍晋三首相や衆参両院議長あての抗議文が落ちていた。抗議文には集団的自衛権の行使容認や米軍普天間飛行場辺野古移転に反対する内容が記されていたという。・丸の内署の説明では、男性の傍らに台に載せたビデオカメラがあり、自殺を図る自身を撮影していたという。
千代田区日比谷公園で男性が焼身自殺、周囲に安倍首相へ宛てた「集団的自衛権」への抗議文が散乱
http://jin115.com/archives/52052893.html