背広を洗濯機で洗って、クリーニング代を節約する。

1.クリーニング代を節約する。
 クリーニング代をどうにか節約できないか?と考えた。
クリーニングを出しに行くのも、取りに行くのも手間がかかる。
クリーニングは溶剤で洗うので、環境負荷が高い。
残留化学物質による曝露も怖い。
乾燥を乾燥機で行うので電気を食う上に、繊維も痛む。

今までは、背広はオゾン洗浄し、たまにクリーニングに出していた。
オゾン洗浄は加熱処理もあるので、電気代がかかる。
本革製品ぐらいにしか使わないようにする。
本革ジャケットが一着あるが、他に革製品は持っていないし、そもそも今後は買う予定もない。

背広や上着やコートなど、ドラム型洗濯機で洗うとどうなるのか試してみた。
まず、ダイソーにいって、2重になっている洗濯用の目の細かい網袋を買ってくる。(200円)
網袋は5つぐらい保有し、洗うときはできるだけ多く一辺に洗う。

綿の比率が高い衣服ほど、縮んでしまったりシワがよるが、個人的にはあまり気にならない。
背広は吊るせば、自重でシワはある程度取れる。
だが、さすがにネクタイのシワは気になる。
シワが寄ってしまったネクタイはアイロンをかける必要がある。
今後、スーツを買うときは、洗濯機OKのウォッシャブル表示("家庭での洗濯可能"表示)があるものを買うつもりだ。
もっとも、食べるものを減らして、太らないように注意して、今まで買い込んだスーツを着れるようにするのが、最善の節約手段だと思う。


2.洗剤を選ぶ
 背広などを洗うときは、洗剤は少量の液体タイプのものと重曹(重炭酸ナトリウム)を多めに使っている。
今までは粉の合成洗剤を一匙と、重曹で洗っていたが、粉の合成洗剤は溶けにくいので、今後は液体タイプに統一する。
重曹のみだと洗浄力や脱臭力が劣る。
きちんと洗浄するとなると、どうしても、合成洗剤が少量必要となる。

シミや汚れなどがある場合、2回洗うとかなり取れる。
手洗いとか手もみとかは一切しない。
靴も網袋に入れて、洗濯機で洗ってしまう。


3.乾燥方法
 洗濯機の乾燥機は絶対に使わない。
理由は電気を大量に消費して、繊維を痛めるからだ。
放射能を吸着するので、外干しもしない。
室内干しにして、急いでいる場合は除湿機の風を当てる。
除湿機も長く回すと電気を食うので、2時間とかタイマーをセットして使う。
但し、最近は節電のため、除湿機も使っていない。


4.防虫剤を使わない
衣服を食い荒らす虫、カビなどを忌避するための防虫剤として、パラジクロロベンゼンが使われている。
高濃度となると、目眩、頭痛、肝臓障害を起こす。
部屋を閉めきっていると、室内のパラジクロロベンゼン濃度が高まり、その悪影響は無視できないと思われる。
洗濯の頻度を上げ、除湿剤を使うことで、虫やカビを避けたほうが懸命だと思われる。
晴れの日はクローゼットを開けておけば、除湿剤も不要だと考える。


5.高圧スチーム機でシワを取る。
 アイロン型で高圧スチームを噴射するものが、3000円程度で売られている。
これを使って、服のシワを取る。
ハンガーにかけたままでも使用できる。


6.お金と電気の節約のため、クリーニングを利用しないで自分で洗濯する。
 自分で出来ることは自分でする。
これは洗濯に限ったことではない。
どの道、洗濯機は1日か2日に一回は回すのだから、一緒に背広も洗えば付加される電力消費は微々たるものだろう。
重曹をメインにして洗浄すれば、環境負荷も減らせるし、化学曝露も防げる。
良いことづくめであり、わざわざ他者の手を煩わせる必要はない。


(参考)
スーツのズボンは自宅の洗濯機で洗っても良いのでしょうか?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1592432.html
クリーニングに出さずに大切な衣類を自宅で洗う方法
http://web.archive.org/web/20030623174608/http://women.benesse.ne.jp/cos/common/lion/jouhou/detergent_seventh/25th.htm
クリーニングに出さないで、大切な衣類を自分で洗いたい
http://news.mynavi.jp/news/2013/03/23/045/