既に手遅れ、あなたも私も茹で蛙〜それでも、私はデモに行く〜

Takaon2007-10-28

○いよいよインフレ基調が鮮明に・・・
 ガソリンやパンに続いてティッシュも再値上げとなっております。一方の収入が増えるわけでもありませんから、これからが大変です。山田昌弘氏の希望格差社会によると、労働市場に正社員の職は少なく、産業構造の変化に伴う厳しい状態が今後も続くようです。
 また、アメリカがイランとの戦争を画策しているという話しが出てきており、先日はイスラエルがシリアの原子力施設を空爆しました。イランとの戦争に突入すれば、ホルムズ海峡が封鎖され、1バレル200ドルも有りうるそうです。そうなりますと、省エネルギー化が進んだと言われている日本経済体制をもってしても、大幅収縮せざるを得ないと言われています。

○戦争と軍事産業
 戦争も産業であって、積み上がった在庫を整理するために帝国が他国に戦争を仕掛けます。攻め込む先は宗教上の理由で異教徒であって、できれば資源国です。という理屈からアメリカはイラクを軍事侵略して、次はイランを軍事侵略しようとしています。
 日本もアメリカの軍事体制に取り込まれる様相を呈しており、アメリカ陸軍の司令部が神奈川県キャンプ座間に移設されるされるそうです。 米日軍事同盟は米日軍事一体化となっております。
 アメリカはイラクで戦争を遂行中であり、日本に対しては資金や軍事支援を要求して来ています。その最中、朝霞自衛隊駐屯地で観閲式が行われました。
 守屋前防衛事務次官の接待漬けが問題になっていますが、防衛利権は官民共に儲かるわけです。しかし、原資は税金であって、その税金は国民から徴収することになります。軍事予算の景気乗数は最低であって、軍事への予算配分が強まれば強まるほど景気は悪くなります。
 「希望は戦争」という珍妙なることを言う人もいますが、それを防衛利権にぶら下っている政商が言うなら利害関係を踏まえて正統性があるかもしれませんが、在野の一労働者が言うべきことではありません。

○悲観が私を行動に駆り立てる
 率直に申し上げて、本当に自分が可愛いのであれば、積み上がっている仕事をどんどん処理して、自分のために時間を使うべきです。しかし、迫りくる戦争の時代という暗雲に対する悲観という情動が私をデモに駆り立てるのです。
 10・20国際反戦デーに続いて、今日は朝霞駐屯地観閲式の反対デモに行ってきました。
VIPが出てくる門から高級車が続々と出てきましたが、なぜか(^ー^)を隠している人がいました。
何かやましい事をしている自覚があるのだと思います。
 イランの高級軍人さんと話しをした人もいたようです。英語で「反対している人もいるんですよ」という意味を伝えたようです。イランの軍人さんが自衛隊の観閲式に参観したということは、イラン戦争は無い?のでしょうか・・・。
 74歳のおばあさんが警備の警官に激しく抵抗しているのを見て、心打たれました。私はあまり本気ではありません。私は右翼にビラをひったくられた程度でしたが、右翼に殴られた人もいました(^-^;。
ただ、私は行ってみただけ、来てみただけの人間です。本気で平和・反軍事で戦っている人もいるのだなぁと深く感じ入りました。
 そうやって、何か感じることが重要なのだと思います。