ロシアが作る世界新秩序
http://wanwanlapper.seesaa.net/article/105670793.html
○ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を承認
ロシアのメドベージェフ大統領は26日、グルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を認める大統領令に署名しました。
『メドベージェフ大統領は、ロシア南部ソチの別荘から発表した声明で、サーカシビリ大統領が政治問題の解決のため「虐殺」という手段を選んだと非難。』とのことです。この問題の端緒はイスラエル・アメリカ・フランスの軍事支援を受けたグルジア・サーカシビリ大統領の南オセチア首都ツヒンバリを包囲し、無差別爆撃を行なった事にあります。
コソボ同様、住民の自主性により国際法や国連憲章に則って、独立の手続きを行って分離独立が達成されたわけです。米欧が南オセチアとアブハジアの独立に反対するのは筋違いでしょう。
アメリカ帝国日本総督府はいつものように、アメリカのカーボンコピーの外交政策を取るのであれば、それこそ、サーカシビリ大統領のジェノサイドを是認することになりかねません。
○ロシアがアメリカ・イスラエルの軍事行動を止めましたが・・・
”今のところ”は取り敢えず、ロシアがアメリカ・イスラエル支援によるグルジアの軍事行動を止めました。
イスラエルはロビー活動を通じてアメリカをコントロールしています。イスラエルはアメリカを通じてイスラエルを支援させたり、イスラエルに敵対する国を軍事攻撃しています。
グルジアのポチ港にはロシア軍が駐留しています。アメリカは米第6艦隊所属のイージス駆逐艦「マクフォール」及び沿岸警備隊巡視船「ダラス」をポチを避けて、北東80キロに位置するバトゥーミに支援物資を陸揚げしているようです。
ロシアとアメリカは直接対決を避けているようですが、今後、イスラエルによるイランやシリアへの攻撃が行われれば、核兵器を持つ大国同士が衝突して第三次世界大戦になりかねません。
グルジアを主に軍事支援しているのはイスラエルのようです。アメリカはポーランドへMD設置の模様で、ロシアは対抗してシリアへミサイル兵器を売却するようです。
ロシア側のプロパガンダと思われることを前提にしたwhatdoesitmean.comというサイトによりますと、2007年7月1〜2日に、シニア・ブッシュの別荘でブッシュ-プーチン会談が行われたそうです。そこで、首脳会談の直前に、ロシア軍部から米国がすでにイランに対する核攻撃の命令を出していることを知らされ、会談で止めさせたとか。
プーチン曰く、
「もしロシアのエンジニア、技術者が建設したイランの原子力施設を核攻撃すれば、それはロシアへの攻撃とみなす」
(^-^;
また、シリアにはロシアが提供したSunburnsという核ミサイルが配備されているそうで、発射から30秒以内にマッハ2.2まで加速。巡行高度がわずかに180メートル。ダマスカスからテルアビブまで、わずかに3分で着弾するそうです。
去年辺りからジョージ・シュルツ(元米国務長官)、ウィリアム・ペリー(元米国防長官)、ヘンリー・キッシンジャー(元米国務長官)、サム・ナン(元米上院軍事委員長)らが、核廃絶を求める運動を行なっている符号が一致します。
キッシンジャー元米国務長官らが示した核廃絶への提案とは
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□核保有国の核戦力の規模を大幅に縮小させる。
□同盟国、友好国への配備を想定した米ロの戦術核兵器を廃絶する。
□米国での包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を達成するため、議会上院において超党派の議論を開始する。他の主要国の批准も促す。
□兵器用核分裂物質の生産を世界で全面的に停止する。
□新たな核保有国の誕生の要因となりかねない地域的な対立や紛争の解決に もっと力を入れる。
□敵の核ミサイル発射の警報が鳴れば、数分のうちに報復発射できる冷戦時代の態勢が米ロで続いている。これを変更し、核兵器の偶発的な使用、政治指導者の指示によらない使用の危険性を減らす。
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[同盟国、友好国への配備を想定した米ロの戦術核兵器を廃絶する。]
の部分が要諦なのだと思います。
ヘンリー・キッシンジャー博士は中東各国の核武装もさることながら、イスラエルの核兵器も問題視して、核兵器廃止を求めているという話しです。イスラエルが核を使用する可能性が高く、それに対する報復核攻撃が行われるという核戦争に対する危機感があるようです。
シリアの核武装は眉唾っぽいですが、少なくとも現時点ではロシアによってグルジアの軍事侵略は食い止められ、アメリカやイスラエルのイランに対する軍事行動も押さえられています。今は核兵器まで含んだイスラエル-アメリカの軍事力とロシアの軍事力による危うい均衡の上に成立している、つかの間の静寂期なのかもしれません。
○イスラエル自滅路線
イスラエルがガザ・ヨルダン川西岸を国連決議を無視して占拠
↓
イスラエルがヨルダン川西岸に不法入植及びパレスチナ人を弾圧・虐殺
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パレスチナ人が自爆テロで報復
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イスラエルロービーがアメリカを操縦して、イスラエルを支援
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ビン・ラディン&ムハンマド・アタ様がパレスチナの大義に基づき9.11で報復
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アメリカがアフガニスタン・イランを軍事侵略
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イランはシリアやヒズボラ(シーア派)を支援
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イスラエルがシリア核施設を空爆
↓
アフガニスタンでタリバン勢力復活中
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イスラエルがグルジアを軍事支援するも、グルジア暴発・ロシア報復
南オセチアを無差別爆撃したら、猛反撃でこてんぱんにやられて壊走
↓←いまここd(-_^)
イスラエルはイラン核施設を爆撃予定
↓
イランは報復、ヒズボラ・シリア・ハマス?も参戦?
↓
シーア派政権イラクもアメリカと衝突
イスラエルにとってのグルジアはイランにとってのレバノンのヒズボラみたいな感じで、ロシアはシリアを通じてイスラエルにプレッシャーをかけている状態なのでしょう。
今回のグルジア紛争で最も損をしたのは責任を取ってエフド・オルメルト首相が辞任するイスラエルなのかもしれません。
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
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以下参考にしたサイトなど
視野の広いアナリストになろう、グルジアとイラン
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200808270000/
核によるチキンゲーム(Go Go Arabian Nights)
http://mashylion.exblog.jp/9374758/
プーチン、米のイラン核攻撃を阻止(阿修羅)
http://www.asyura2.com/07/war94/msg/180.html
プーチン、米のイラン核攻撃を阻止(You are screwed)
http://gabrico-ovalnext.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_39a1.html
ロシア軍事介入(グルジアの攻撃に報復)以来、新疆ウイグルとチベットで騒乱が騒乱が停止した(米国が慌てたからではないか)
http://www.asyura2.com/08/wara3/msg/740.html
グルジア紛争を最初に火をつけたのはコソボ独立を承認した欧米諸国です。
http://www.asyura2.com/08/wara3/msg/748.html
英国の元外相ら4人、核廃絶訴え、米国の4人に倣えと投稿──英『タイムズ』紙
http://www.gensuikin.org/kkj/links/ndata/uk4.html
核のない世界
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/a_world_free_of.html
<ロシア>大陸間弾道弾の打ち上げ実験に成功 欧米を意識か
8月28日21時20分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080828-00000133-mai-int
【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信によると、ロシア軍戦略ミサイル部隊は28日、大陸間弾道弾(ICBM)「トーポリ」の打ち上げ実験を行った。ロシア北部のプレセツク宇宙基地から打ち上げ、6000キロ離れた極東・カムチャツカ半島の演習場の標的に命中したという。同ミサイルはミサイル防衛(MD)システムに対抗する装置を備えているといい、グルジア問題で対露圧力を強める欧米諸国を意識した実験とみられる。
イラン核問題で対話継続を支持=ロシア大統領
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=591570&media_id=4
【モスクワ28日時事】ロシアのチマコワ大統領報道官によると、メドベージェフ大統領は28日、イランのアハマディネジャド大統領とドゥシャンベで会談し、イラン核問題に関する対話を継続する必要があると述べた。タス通信などが伝えた。
イラン核問題の交渉による解決を支持する立場を改めて表明したとみられる。