高速道路無料化について考えてみます。

○選挙ビラ配布を幾度も制止されたのでJRは極力乗りません。
 JRの杉並区西荻窪駅荻窪駅で幾度も選挙ビラ配布を幾度も制止されました。確かにビラまき禁止の掲示はあります。しかし、他党もまいてます。しかも、選挙期間に入っても駅員が出てきて注意されました。
 駅が私有地だと主張する駅頭でのビラ頒布について、駅の権利が優先するのか、公選法が優先するのか解りませんが、JRが民間企業だとしても疑問があります。
京王線や丸の内線では注意されませんでした。JRの西荻窪駅荻窪駅だけで注意されました。朝から晩までビラまきしているわけでもありませんし、おおむね1時間程度の事です。自民党のようなネガティブキャンペーンパンフなら頒布を禁じられても良いかもしれませんが、公選法に基づいて印紙を貼付した選挙ビラを頒布禁止というのはおかしいと思います。
 私はどうにもこうにもおかしいと思うのでJRには極力乗らないことにします。

○個人が移動手段を所有する意味
 私は出来るだけ個人の権利を有するべきだという考えです。移動手段もなるべく個人で所有すべきだと考えます。CO2や排ガスによる環境負荷については二の次、三の次です。
 移動コストについても都内へ出かけるときは電車の方が安いのですが、地方へ行くときは車の方が短時間かつ圧倒的に安いです。特に新幹線はべらぼうに高いです。どうにかならないものかと思います。
 隣町程度ならバイクで行きます。125ccのアドレスV125がおすすめです。実燃費で30kmを超えます。

○高速道路無料化に欠けている議論
 昔、ソウルの激安ツアーに行ったことがあります。ところが成田空港に行くまで3時間もかかります。空港近くの駐車場料金がかかります。空港使用料というのも1人2000円かかります。結局、ガイドさんが「自分に入るお金が少ない」と繰り返すほど、海外旅行パック料金は安くても、最終的に負担する金額を総計すると、海外旅行は激安ではないのです。
 高速道路無料化がなされれば海外旅行に行く人は確実に減るでしょう。車の日帰り国内旅行なら圧倒的に安く済みます。
 もう一つは域内物流コストが下がることは、海外からの輸入品との価格競争力が高まることになります。
 農産物の出荷も10t車や4t車にとりまとめなくても採算があうようになるエリアが広がりますので、農家の農協支配を弱めることになります。
 また、自社便を出している企業は確実にコスト削減になりますし、地方にある製造業の競争力を高めることになるでしょう。

○小さな運送業社は高速を使わないのです。
 大手の運送業者の伝送便は高速道路を使うようですが、小さな運送業社は必ず高速を使うわけではないのです。たとえば、首都高速は片道だけ会社負担で、復路で首都高速を使う場合は自己負担だという具合です。大型車でも空荷の場合は一般道というのが当たり前のようです。
 高速道路無料化に伴って発生する渋滞とのトレードオフを考えても、特に小さな運送業者にとっては高速道路無料化は特な話なのです。

○富士見川越有料道路無料化
 富士見川越有料道路が2009年8月1日に無料化されました。交通量は少なく見積もっても倍増しました。一方、料金所迂回の一般道は空くようになりました。存在すれども、有料という足かせによって利用者が少ないというのは社会資本利用機会を低下させているだけあって、純粋に見えない損失が発生していると考えるべきです。
 すべての高速道路の無料化は都市部の渋滞発生を鑑みると難しいと思いますので、無理に無料化はせずに割引率で調整して、民主党が提案している通りまず北海道の無料化、通行量の少ない路線の無料化から段階的に行なうべきでしょう。
まず、私は都道府県が所管している有料道路の類は国費を投入してすべて無料にして欲しいと思います。

(余談)
○本命はハイブリッド自動車、電気自動車は時期尚早
 三菱自動車が電気自動車を発売するようですが、電気自動車は時期尚早でしょう。電動フォークリフトを使っていますが、充電に数時間かかります、充電時にはトランスがジーっとうなります。三相200Vがひいてあれば、一般家庭の3分の1のコストですが、200V単相で深夜電力割引を受けると、それ以外の電気料金は2割増しになります。充電回数も制限があるわけで、電動自転車ですらリチウムイオン電池のリチャージャブル回数を考えると、バイクよりも高くつきます。
 電気自動車は低廉なリチウムイオン電池が供給されるまでお蔵入りが穏当でしょう。

民主党の日本…成長から分配へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=952311&media_id=56