石原慎太郎都知事オリンピック招致についてブラジルの反発に反発


石原慎太郎都知事オリンピック招致裏取引発言に謝罪なし
 石原慎太郎都知事は10月4日の記者会見で、
『例えば、ブラジルの大統領が来てですね、聞くところ、かなり思い切った約束をアフリカの(IOC委員の)諸君としたようです。』
『それからサルコジ大統領(フランス)がブラジルに行って「フランスの戦闘機を買ってくれるなら(五輪招致で)ブラジルを支持するとか』
などと述べました。
 それに対してブラジルのオリンピック連盟は国際オリンピック委員会(=IOC)に抗議文を提出する事態にいたりましたが、石原都知事は謝罪せず
「私の言ったことが正しく理解されていない」
と返答したのです。
 一方、国際オリンピック委員会(IOC)猪谷千春副会長は7日にロゲIOC会長、IOCのヌズマン委員やブラジル人委員のアベランジェ国際サッカー連盟会長にも謝罪したことを明らかにしました。
 オリンピック招致失敗の責任を他人に押しつける石原都知事は、自分は謝罪せずに替わりに猪谷千春副会長に謝罪行脚をさせています。

石原慎太郎都知事、疑惑の数々
 オリンピック招致費用の9割以上を大手広告代理店の電通が受注しました。招致費用の内幕についても、今後明らかにされるべきだと思います。
 石原都知事にはオリンピック招致失敗以外にも多数の疑惑が取りざたされています。
新銀行東京
 ・宏高の選挙区内の中小企業へ融資を謳い公金を利用して選挙活動を後方支援
 ・伸晃秘書、公明党都議の口利きによる不正融資疑惑
トーキョーワンダーサイト
 ・新銀行東京が、4男延啓の絵画3枚、計51万6000円をワンダーサイトから購入
 ・批判されると自分の息子に対して「余人をもって代え難い」と逆切れ
秋葉原再開発
 ・ITセンタービルを建設事業者入札で知事サイドが強引に推し進め、無競争のまま鹿島へ払下げ
 ・都有地以外の土地を最初に買収したのは鹿島で、入札公募期間が二カ月弱と異常に短期
【都政の私物化】
 ・99年の就任以来19回の外遊で1回あたり980万〜3570万円と破格の費用、累計2億4000万円超
 ・飛行機はファーストクラス、宿泊ホテルも最高級、女房の旅費まで公費で賄う
水谷建設
 ・宏高の当選祝いとして、高級料亭で糸山英太郎を介し水谷建設社長から2000万受領の疑惑
 結局、東京五輪招致も築地市場移転も新銀行東京も、鹿島建設水谷建設をはじめとする建設業界への利益誘導であり、その背後には石原ファミリーが利益を得る構図があるわけです。石原慎太郎都知事は『政治業者』としては有能だったのかもしれません。

  • 転載開始-

■石原知事、リオの抗議に謝罪せず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=59&id=986248
 東京都の石原慎太郎知事(77)は9日の定例会見で、2016年夏季五輪開催地に決まったブラジル・リオデジャネイロの招致委員会が知事の敗因分析発言に抗議する姿勢を示していることに反論した。
 リオ側が問題視しているのは、知事が4日の帰国会見で開催地選考について述べる中で「目に見えない政治的な動きがありますな」「ブラジルの大統領がかなり思い切った約束をアフリカの諸君としたようだ」などと発言したこと。裏取引があったかのように言うのはブラジルへの侮辱だなどとして、国際オリンピック委員会(IOC)への正式提訴をチラつかせて謝罪を求めた。
 2020年の連続立候補を視野に入れる日本側は大慌てで、IOC猪谷千春副会長(78)がロゲ会長やリオ招致委幹部に謝罪した。
 ところが知事は「知らないね。彼(猪谷氏)に頼んだこともないし、謝罪するっていったって僕は本当のことを言っただけ。ガセネタならあれだけど、実際にやったんでしょ? 日本がそういうことをできなかったというだけのこと」と突っぱねた。
 さらに日本が次に立候補するときは総力戦で臨む必要があるとし、「ブラジルは総力戦をやったわけじゃないですか。それをひねって捉えることはない。当然のことだし、やられたなあという感じがしましたな」と感想を述べた。連続立候補には言及しなかった。
 一方、招致活動費150億円については「財政再建の余剰金なので痛くも痒くもありません」と強弁。皇室の協力を得られなかったことには「政権交代もあり、仕方がなかった」と理解を示した。

■社会情報(石原東京都知事の終焉:口は災いのもと)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/
 石原東京都知事の夏五輪招致敗退に際して行った発言は外交問題に発展し、日本が世界から袋叩きにあう事態に陥るかも知れません。
石原都知事発言)
『例えば、ブラジルの大統領が来てですね、聞くところ、かなり思い切った約束をアフリカの(IOC委員の)諸君としたようです。』
『それからサルコジ大統領(フランス)がブラジルに行って「フランスの戦闘機を買ってくれるなら(五輪招致で)ブラジルを支持するとか』
これだけの発言をした以上、それなりの根拠があっての話だと国際社会では見られます。今回の発言は「ブラジル」「アフリカ」「フランス」のIOC委員及び大統領の名誉にかかわる事態であり、外交問題(侮辱)に発展すれば石原東京都知事辞任だけでは済まない事態に直面することになります。
世界的な問題に発展する前に石原東京都知事は謝罪し辞任するべきだと言えます。

■石原知事 五輪めぐるブラジルの反発に反論
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=985805&media_id=88
 2016年の夏季オリンピック開催地決定をめぐる発言でブラジルのオリンピック連盟から反発を受けた東京・石原都知事は9日、「発言が正しく理解されていない」などと反論した。
 石原知事は今月4日、開催地決定について「見えない力学というものが大きく作用する。きれいごとでは済まない」などと発言していた。この発言を受け、ブラジルのオリンピック連盟は国際オリンピック委員会(=IOC)に抗議文を提出する動きを見せた。
 このような中、石原知事は9日、「選手のための条件整備だけでは、判定が下ったとは思われない。かつての自民党総裁選のようなもの」と述べた。また、「大統領が国費を使ってブラジルにお願いするのは当然のこと」などと述べ、日本政府の支援にも不満を示した。

■石原知事、五輪招致150億円「痛くもかゆくもない」
http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY200910090500.html
2009年10月10日5時31分
 16年夏季五輪招致で敗れた東京都の石原慎太郎知事は9日の定例記者会見で、税金100億円を含む招致活動費150億円について「財政再建の余剰分であり、東京の財政は痛くもかゆくもない」「余剰分で夢を見ようと思って(招致活動を)やったのは間違いじゃない」と述べた。
 活動費は3年分で、税金のほか、企業からの寄付など民間資金50億円が含まれる。使途を公表する方針を打ち出している石原知事は会見で、外部監査による検証も検討する考えを示した。
 一方、ブラジル・リオデジャネイロの招致活動に関して「ブラジルの大統領がかなり思いきった約束をアフリカの(国際オリンピック委員会委員の)諸君としたようだ」などと発言し、リオの招致委員会が反発している問題については、「私の言ったことが正しく理解されていない」「(ブラジルが)悪いと言っているわけじゃない」と釈明した。

■石原知事発言問題 猪谷IOC副会長が謝罪行脚
http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/kfuln20091009004003.html?C=S
 国際オリンピック委員会(IOC)の猪谷千春副会長は7日、2016年夏季五輪招致に成功したリオデジャネイロから反発を受けた東京都の石原慎太郎知事の発言について、ロゲIOC会長ら関係者に謝罪したことを明らかにした。猪谷氏は、リオの招致委員会会長を務めたIOCのヌズマン委員やブラジル人委員のアベランジェ国際サッカー連盟会長にも謝罪したことを明かし「みんな心配はないと言ってくれた」と話した。
 石原知事は、招致に失敗して帰国した4日の記者会見で「目に見えない政治的な動きがある」などと発言。裏取引があったことを示唆したとみたブラジル側が「IOCに正式に提訴する。発言は非常に不適切で、謝罪を求める」と強く反発した。

■五輪落選で傷心の慎太郎知事に消えぬ辞任説 (スポーツ報知)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20091004hochi014/
 2016年夏季五輪招致に失敗した東京都の石原慎太郎知事(77)は2日(日本時間3日)、「(責任を取って)知事を辞めることは絶対にない」と断言、ささやかれる辞任説を否定した。しかし、全精力を注いできた五輪招致の失敗だけに「本人の気力はもう残っていない」との声も。1995年には衆院本会議で突然、議員辞職を表明し、世間を驚かせた過去もある。知事は4日に都内で記者会見を行う予定だ。
 東京の落選が決まった直後に、コペンハーゲン市内のホテルで行われた記者会見。招致に尽力したメダリストらががっくりとうなだれる中、石原都知事も「無念、残念です」と悔しさをにじませた。
 都知事として自ら“集大成”と位置づけてきた五輪招致。賛否が分かれる中、150億円以上の招致活動費を注ぎ込んできた。政治姿勢を批判していた鳩山首相に対しても、拝み倒す形で総会への出席を要請。それだけに、招致失敗が石原知事に与えた政治的、精神的な傷は相当に深いはずだ。
 だが、知事は「自分の人生の中で非常にいい経験をした。これを国民に伝えることが責任だと思う」としたうえで、「(責任を取って)知事を辞めることは絶対にない」と断言した。
 これまで知事は「五輪招致できなかったら責任を取る」と明言。4月の記者会見では辞任の可能性について聞かれ、「勝ち方、負け方の問題だろうね」と述べた後、「どういうつもりで、そういうつまらん質問をするのかね」とはねつけていた。
 政治評論家の有馬晴海氏は「『辞める』と言った時点で、一気に求心力がなくなるもの。小泉元首相も早くに引退を表明したため、影響力を失ってしまった。政治家というのは辞める日まで『辞める』と言わないほうがいい」と語る。
 ただ、石原知事には電撃辞職の過去がある。1995年4月、当時、衆院議員だった石原氏は、衆院本会議での在職25周年表彰のあいさつで、突然、辞職を表明。世間を驚かせた。有馬氏は「石原さんは、男のけじめが分かっている政治家。自分なりの計算があり、突然、辞める可能性は、まだ残っている」とみている。
 知事として残りの任期は1年半。だが、そこには“イバラの道”があるのみだ。新銀行東京の経営再建問題や築地市場の移転問題。先の都議選で自民、公明党過半数割れしたことで、議会での後ろ盾も失った。五輪の招致活動費について、批判や追及を受けることも予想される。
 ある関係者は「もはや石原氏にやりたいものは残っていない。77歳という高齢もある。この“逆風”に立ち向かう気力はない」と話す。4日には都内で会見を行うが、果たして、どんな言葉が飛び出すのか。

  • 転載終わり-