日本国はイラン国大統領アフマディーネジャード氏を支援するべきです

○ノーと言える中国 (単行本)を読んでニホン人も少しは考えるべきです！
　ノーと言える中国 (単行本)というのが本があります。ノーと言える中国 (新潮文庫) (文庫)もあるようですが、石原慎太郎との対談がはいっているので買ってはいけません。（読んで批判するべきかも？）
　単行本の方を買いましょう。一読すればわかりますが、要は反米の書です。
「アメリカなにするものぞ」
という中国人の慟哭にも近い本音が吐露されています。
　記されていることは多岐に渡り、ハリウッドの暴力セックス映画による洗脳問題からCIAスパイ問題にいたるまで縷々書き記されております。
　マーシャルプランでアメリカに餌づけされてしまったエテコウ・ニホン人とは違いまして、中国人の自律自尊は意志は硬く、いかなる犠牲をも厭わず他国の干渉を排除すると述べています。
　
○イランへの攻撃は日本への攻撃とみなすべきです！
　日本は後期石油文明のただ中に存在する「油上の楼閣」です。日本はイラン原油への依存度が1割以上であり、しかも円決済に応じてくれています。イランは原油だけではなく、天然ガス資源も豊富です。中長期的なエネルギー需給の逼迫が懸念されている状況下、エネルギー供給国との友好関係は国家の存立上、最優先されるべきです。
　イランを取り巻く、イラク・アフガニスタン・パキスタンでアメリカを主力とする部隊が展開して軍事作戦を遂行しています。アフガニスタンにはイランのイスラム革命防衛隊精鋭が出てきてアメリカ軍をくぎづけにしているようです。
　ホワイトハウスで仕切りをしている首席補佐官はユダヤ系のラーム・エマニュエル民主党下院議員です。エマニュエル首席補佐官に象徴される「イスラエルロビー」によってアメリカ政府の政策は主導されています。イスラエルと対抗しうるイランという大国をアメリカを使って封じ込めしているのです。
　イスラエルとイランの戦争の危機が叫ばれています。仮にイスラエルがイランの核施設を空爆するなどの軍事行動を取った場合、イランはホルムズ海峡を封鎖すると言われています。
　ペルシャ湾は世界最大の石油供給源です。ペルシャ湾岸の８カ国、サウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦、バハレーン、カタール、オマーンで石油埋蔵量は世界の60%、天然ガスの埋蔵量は世界の40%を占めています。世界石油市場で取引される石油の約40%がホルムズ海峡を通過、そして日本の中東産原油輸入の75%はホルムズ海峡を通過しています。
　ホルムズ海峡が封鎖が長期化されれば、日本経済活動は名実共に停止状態になるでしょう。そうすれば、エネルギーに留まらず食料や生活物資も市場から消えることになってしまいます。

○アフマディーネジャード大統領「パレスチナの大義」を具現しうる唯一無二の御方
　9.11事件のムハンマド・アタ氏は卒論研究でシリアの古都アレッポを取材したときに、故意に囲いこみされていることによる社会インフラの整備の遅れに憤慨して決行に到ったなどとされています。
　広河隆一氏の40年に及ぶ記録映画「パレスチナ1948 -NAKBA-」を見て解ったのは、パレスチナ難民は隣国のシリアにも数多く逃れてきて、元住居地への帰還を切実に願っているという現実です。ムハンマド・アタ氏はパレスチナ難民との交流を踏まえ、日本赤軍が言うところの「パレスチナの大儀」に基づいて、9.11決行に至ったようです。
　9.11後も、イスラエルはヨルダン川西岸への入所を進め、レバノンのヘズボラ（ヒズボラ）、ガザのハマースと交戦しております。ヘズボラはともかくハマースに対しては一方的な虐殺行為であり、ますます「パレスチナの大儀」を果たす必要性は高まっております。中東の大国イランとアフマディーネジャード大統領「パレスチナの大義」を具現しうる唯一無二の御方なのです。日本国はイラン国を支援するべきです。

○イラン諸国民はアフマディーネジャード大統領を支持しています。
　鳥越俊太郎氏がテヘラン特派員時代の70年代はイラン情報は日本が最も優れているなどと言われていましたから、鳥越氏の功績は大きかったのかもしれません。
　近年の日本におけるイランに関する報道は外電頼みの表面的なことしかありません。先の大統領選挙ではアフマディーネジャード大統領は６割強の支持を集めました。
　CIAのテコ入れがあったムサビ元首相は３割強の指示に留まりました。CIAは英語をしゃべるイラン人しか懐柔できません。所詮、アメリカ寄りの人たちはイランにおいて主流ではないということです。

参考
ロシアはイランにS-300ミサイルを2ヶ月以内に引き渡す
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/304/
アフマディーネジャード (18)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3511957
アフマディネジャド大統領の会
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4196012