アメリカドルの終末が迫ってる?



○少し円安ですけれど・・・
 日銀はで0.1%の金利で20兆円の量的緩和を発表しまして、連日「新型買いオペレーション」を行なっているそうです。何が新型なのかわかりませんが、円キャリートレードが発生して幾分円安・ドル高になっています。

FRBによるエージェンシー債の買い取りが終了するそうです。
豊島逸夫の手帖によりますと、
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2010/840.html

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肝心の米国不動産市場にも、これから試練が待ち構える。今月末でFRBによるファニーメイ、フレディーマックなどのエージェンシー債の買い取りが終了するからだ。つまりリーマンショック後、米国の住宅ローン債券を民間の市場が買わなくなり、しょうがないからFRBが肩代わりして買い取ってきた。それを、もう止めますよ、という宣言である。さらに、FRBがこれまで買い取った部分が1兆ドル以上あるのだが、これをいつまでも持ち続けるわけではない。いつかは民間に売り戻さねばならぬ。そうなったときに民間がもう安心して米国の住宅ローン債券を買うかどうか。買い手がつかなかれば、米国の住宅金融システムはふたたび立ち行かなくなる。

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とのことです。
エージェンシー債を農林中金:5.5兆円、三菱東京UFJ銀行:3.3兆円、日本生命:2兆円(2008年時点)保有しているそうです。日本の金融システムも影響を受けると思われます。

○逆転したLibor−USTスワップスプレッド
逆転したLibor−USTスワップスプレッドがもたらす5大銀行への影響
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201003290002/
から--転載開始--
そのデリバティブとは金利スワップ
30年の固定金利の長期債発行で資金調達したが、起債後の金融緩和、金利下落局面で変動金利スワップして、乗り換えた。
ところが、金利が反転して上昇。
思わぬ含み損を抱えてしまった次第。
日本の大学法人も、イタリアの地方公共団体も、口を揃えて「こんなはずじゃなかった。セールスにきた投資銀行の話と違う。」
なお、業界では、スパゲッティ・スワップと揶揄されているそうな。
(中略)
スワップスプレッド(Libor−UST)の逆転、
   *金利デリバティブの崩壊、
MBSの買取終了、
   *住宅金利上昇圧力の始まり、
+先週の2,5,7年債オークションの不調、
   *国債金利上昇、
FRBの高裁敗訴、
   *発言権が弱まり、バラマキがしにくくなる、
+JPMやリーマンの2.8兆ドルに上る地方債談合疑惑
   *詐欺的商法がしにくくなる、
+JPMのシルバー市場操作取引の暴露
   *市場操作がしにくくなる、

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 米国債利率の”下げ”にレバレッジをかけるデリバティブ商品があるそうで、それを買った金融機関や団体が、米国債の利率上昇で損失を抱えることになるそうです。
今週は
長期金利の指標となる10年債の利回りは3・8%台で推移した。米調査会社ISIによると、過去25年間、米フェデラルファンド(FF)金利米国債利回りとの格差は4%を上回ったことがない。過去5回接近したがいずれも跳ね返されてきた、いわく付きの「壁」だ。現在FF金利は実質ゼロ。格差は限りなく歴史的な水準に近づいている」
「これは、米国債金利の高騰の最初の兆候であり、逃れようがない」
とのことです。

○臨終間近のシティグループ
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/0bcd1cb8fce34fd13bb45502cf9ed147

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財務省シティグループ株77億ドル分売却へ
3月30日0時18分配信 読売新聞
【ニューヨーク=小谷野太郎】
 米財務省は29日、保有する米金融大手シティグループ株77億株分を売却すると発表した。
 29日時点のシティの株価は4ドルを超えており、現在の株価ですべての株を売却すれば、売却益は80億ドル以上となる。
 米財務省は声明で、「売却は様々な要因に応じて決める」としており、時期や方法の詳細は明らかにしていない。米財務省は2008年秋以降の金融危機で、シティに公的資金450億ドルを注入し、このうち一部を株式に転換し、現在、約27%分のシティ株を保有している。

CITI グループが振りまく預金封鎖の気配
http://oka-jp.seesaa.net/article/141944725.html
「全ての当座預金口座からの引き出しに同意する前に、7日間の事前通知を必要とする権利を私たちは保有しており、これは2010年4月1日に有効となります。現在、そして過去においても、私たちはこの権利を行使した事はありませんが、法令によりこの変更を皆様方に通知する必要があります」とシティグループは全国の顧客に向けて声明を発表した。

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○新米ドル紙幣発行を発表
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/2466651.html

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アメリ財務省は3月8日、【新100ドル札】を来月公開すると発表していますが、これはワールドレポートにてお知らせした通りですが、今回の発表のタイミングは少し早くなっており、事態は想定していました時期より前倒しとなってきています。

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旧ドルと新ドルの交換レートが1:1なのか、それとも巷間噂される2:1もしくはそれより大きなレートなのか注目されます。


(参考)
” 末期患者”アメリカの終焉が間近の模様
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/46b2c8bf8c9cbda0c12789fa142365f1
FRBによる買い支えという生命維持装置が取り外される時が来た
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=229193

逆転したLibor−USTスワップスプレッドがもたらす5大銀行への影響
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201003290002/

エコノミック・ヒットマンが語る恐るべき真実
アメリカの経済ヒットマンの告白」
http://www.youtube.com/watch?v=-sS71C6oa8A&feature=related

「1116」 米中新“宇宙戦争”の兆し。これは「疑似冷戦」を宿望する米国の国防総省筋の計略である。日本は軽挙妄動する無かれ。副島隆彦・談 2010年3月27日
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi