ロス疑惑事件でマスコミは腐り、遠隔操作ウィルス事件で司法が腐る。


1.ロサンゼルス疑惑事件でマスコミは腐った
 週刊文春ロス疑惑を焚き付けたと言われている。三浦和義氏が報道陣向けに泣く演技をしたので疑惑を産んだと、文春は書いているが、報道陣が仕向けたのではないか?少なくとも、泣くような「絵」を欲して押し寄せ、イエロー・ジャーナリズムに陥ったマスコミ側こそ、疑惑を産む源泉である。
 NHK三浦和義氏に関して膨大な映像を撮影したが、一切使用しなかった。無罪を確信していたと言われている。
 サイパン渡航した三浦氏は共謀罪ロスアンゼルスへ移送されて自殺したが、自殺ではないと言われている。
 元々、米国で発生した事件であるが、事件そのものが偶発的なものであったのか疑わしい。

2.誤認逮捕事件の連鎖
 犯行予告事件で4人の誤認逮捕が発生した。4人目の北村氏逮捕の発表があった際、北村氏の経歴を見たら華々しい経歴だったので、ツィッターで疑義を申し立てた。すると、見知らぬ方々からMIXI経由で、北村氏が犯人である理由について垂れ込みがあって、私は逆にますます冤罪と感じた。ネット世論を誘導する工作員が配置されていると考えた。
 北村氏は機動戦士ガンダム00の助監督であり、OPの作画を担当されている。後に作画品質については「神」と称される人物であるとも分かった。
 アニメ界では高橋良輔監督「ガサラキ」(1998年)を奇貨として、「現実の社会情勢を作品へ反映させる」ことが行われており、有り体にいえば、アメリカ帝国主義に疑義を呈するような作品が幾つか出ていた。ガサラキの助監督は谷口悟朗氏であったが、谷口氏は実質的な監督だったと言われている。北村氏は谷口悟朗監督の作品に度々参加している。
 機動戦士ガンダム00の監督は別の方であるが、主人公はイスラム圏の少年であり、帝国主義に武力介入をもって解決を行うソレスタル・ビーイングを主軸に物語は進む(*1)。他の反米色が強い作品よりも直接的に軍事覇権と大国の意図を描く内容であり、米国は「なにがしかの対応」を考えたとしても不思議ではない、と私は考えた。有り体にいえば、いずれ【弾圧】があるだろうと予測していた。
 谷口監督の雑誌コラムによると、公安や警察も動いていたようだが、逮捕したのは大阪府警だった。仕事関係者を警察が聞きに回っていたが、北村氏と仕事上の繋がりが深い谷口監督の所へは来なかったようだ。
 私の妄想かもしれないが、なぜ北村氏が狙われたのかといえば、米国によるアニメ業界全体に対する警告だったのではなかろうかと考えている。
 

3.片山氏逮捕、そして起訴により検察は腐る。
 片山氏逮捕の時に八木啓代氏がブログで疑問を投げかけていたので「また冤罪か」と感じた。サザエさん三河屋さんが御用聞きにくる按配で、「またきたか」としか感じなくなっていた。この慣れはある意味恐ろしい。
 遅ればせながら、ナオミ・クライン氏の「ショック・ドクトリン」を読んだ。これこそが、日本人民にとっての聖典であり、すべての答えがこの本に書き連ねてあるといっても過言ではない。森政権以後の日本の有り様、橋下政権以後といっても良いかもしれないが、米国の意図による国家改造が行われていると考えるのが妥当であり、米国の最終目的は日本の統治機構を乗っ取り、日本の統治機構に人民大弾圧を行わせる事にあると推測される。
 インターネットの普及によりネット世論の影響力が以前よりは増大してきた。これに対して対抗する処置が米国によって遂行されていると思われる。既に国家機密を保全するために「国家公務員法」や「自衛隊法」があるにも関わらず「特定秘密保護法」が成立した。報道機関の機密情報源への取材は許されるが、報道機関ではない人達は罰せられ、しかもブロガーも対象であるとされる。ネット弾圧法であるとも解釈できる。国家安全保障会議(日本版NSC)設置や『癌登録法』、ACTAへの批准など、恐るべき情報統制国家となりつつある。
 第三次アーミテージレポートで日本に対し「ITセキュリティの許可」が求められており、米国が日本政府へネットへの監視を強めるように指導しているともとれる。
 片山氏の事件ではFBIに捜査協力を依頼し、FBIからもたらされたDropboxのアクセス履歴が決定的証拠とされるが、本当なのか疑わしい。しかも、取り調べ担当検事は東京地検特捜部の応援検事であり、わざわざその水倉検事が「特捜から来た」ことを片山氏の述べて威圧的な聴取を行ったようである。
 特捜といえば米国との結びつきが深い組織であり、月に1回の頻度で米国側と会議を取り持っているとされる。特捜は米国の代理機関として稼働していると評されてもおり、一介の犯行予告事件に特捜が出てくること自体が、米国の関与があるのではないかとの疑念を呼んでいる。

 PC遠隔操作事件の真犯人とおぼしき人物は「魔法少女まどか☆マギカ」のフィギアを予告写真に使うなど、オタクを装っている。片山氏についてもメディアスクラムでオタクであるような報道がなされているが、片山氏は武道を週2回習っている方であり、一般的なオタク像とは違う人物である。

 何か、オタク=悪という刷り込みを行う意図があるのではないかと勘ぐりたくもなる。マスコミは警察・検察リークを垂れ流し、世論を煽って、検察は起訴を裁判での有罪誘導を行っている。
 
 本件は、劇場型犯罪であったグリコ・森永事件を彷彿とさせる。日本航空123便墜落でグリコ・森永事件犯が終了宣言を出して、事件は終息した。日本航空123便は米軍機空対空ミサイルによる撃墜であると噂される。事故調査にあたっていた前橋地検の山口悠介検事正の説明では「事故原因をぎりぎりまで追及すれば戦争になる」と述べている。
 グリコ・森永事件の犯人は誰だったのか。少なくとも単独犯ではないだろう。劇的な幕切れは米国の関与を疑わせる。

 今回のPC遠隔操作で米国の関与があるか分からないが、冤罪である片山氏を起訴すれば、検察はますます腐ってしまうだろう。日本統治機構の腐敗は米国の望むところであり、数年後に控えているだろうと思われる、ネット弾圧への礎となりかねない。
 ネットを封じられれば、人民が言論を持って統治の暴走に対抗する手段を失う。結果的に社会の矛盾に対して、暴発行為で対抗する事が日常茶飯事に行われることになり、日本の衰退が加速することになる。

(*1)「帝国」と「Empire
http://d.hatena.ne.jp/bunchu/20071125/1196000863
機動戦士ガンダム00と帝国の平和 THE IMPERIAL GUNDAM
http://web.archive.org/web/20071128061442/http://d.hatena.ne.jp/kagami/20071125#