出口の無い核燃支配

福島第一原発事故によってどれだけの人が影響を受けるのか。

 「調査報告チェルノブイリ被害の全貌」アレクセイ・ヤブロコフ博士著によれば、事故による死者数は1986年から2004年の間で少なくとも98万5000人と推計している。

 放射能放出量は科学者によって差があるが、チェルノブイリの2倍から4.5倍ぐらいと見られている。不幸中の幸いで、2011年3月14日の3号機燃料プールの爆発時は東から西に風が吹いていたので、核燃料の大半は海中に落ちた。大気中に放出された放射能のかなりの量が気流で海側に押し出された。
 しかし、日本では人口密度が高く、3年経った今も放射能漏洩が続き、無駄な除染(実態は移染)や「帰還」や食べて応援(内部被曝して応援)と、被曝を増やす方策が執られている。 恐るべき「福島のエートス運動」も被害を拡大する。


 竹野内さんが、あるIAEA職員に言われたセリフ。
「竹野内さん、地震原発の問題は大きすぎて手がつけられない。日本で500万人が原発事故で死んでも仕方ないと思っている。自分の家族はウィーンに来ている。日本人全員が反対しないと原発は止まらない。」
http://takenouchimari.blogspot.jp/search?updated-max=2014-03-07T18:24:00%2B09:00&max-results=7

 私は福一事故で最終的に500万人が亡くなっても不思議ではないと感じている。しかも、遺伝子の破壊は人間の時間軸で見た場合、未来永劫続いていくのだ。

ベラルーシで現実を見てきた方の考察によると
「毛細血管の血流抵抗の増加と血流量の減少が多くを占めます。チェルノブイリ事故後、放射性物質入りの食材の摂取が始まって、 四肢切断が増えました。次に来る免疫系の崩壊の前に、血管の障害が多くなってきました」
http://ameblo.jp/64152966/entry-11789902782.html

 循環器系(心臓疾患)や脳梗塞・脳内出血などの症状が増加すると思われる。ウクライナの事例によると、循環器系疾患の羅患率はほぼ100%に達するという統計が出ている。死なずに済んでも、病気と闘いながら生きていかねばならない未来が待っている。
 また、脳機能が低下するので、知能低下や睡眠障害精神障害を発症する。人としての知的機能が失われていくのだ。これは本当に怖い。私も細かいミスが増えたような気がするし、忘れっぽくなった。文章を書いても誤字誤用が多い。面倒なのでブログの文章は校正しないことにしている。
 2011年7月頃は酒が全く飲めなくなった。腎臓や肝臓が機能低下したのだろうか。しばらくすると酒は飲めるようにはなった。だが、ここ2年ぐらいは疲れやすくなった。夜になるととても疲れている。疲れてるのに、睡眠時間が短くなった。あまりに早く起きた場合は「焼酎のお湯割り」を飲んで、また寝ることにしている。
 ネットで読んだのだが、風呂に塩を入れると、デトックス効果があるとのことなので、最近は海塩(天然塩)を入れて長めに入浴している。
 洗濯や歯磨きも塩にして、化学曝露を減らす対策である。支出も減らせる。
放射線被曝、化学毒、重金属毒と複合的な汚染を受けているので、なるべく体への負担を減らすべきだと考えている。

 私も皆さんも体が傷まってしまっている中で、今後どうするのか。核燃全廃をしなくては未来がないのだが、米国の核戦略に日本は組み込まれてしまっている。米国側の発言を聞く限りでは、彼らは日本の脱原発を許すつもりはない。

 乱暴な言い方をすれば、米国は核燃で日本を食い物にし、ロシアも核燃でウクライナを食い物にしてきた。日本は一刻も早く核燃全廃を実施して、韓国や中国に脱原発を促すべきだ。韓国も日本同様に米帝の核燃侵略を受けている。米帝依存を脱却して、非核国家で連携していくしかないのではなかろうか。