原発支離滅裂日誌140525

 「支離滅裂ですが何か?」というブログがある。原発に関する断片的な情報をだらだら紹介しているのだが、開き直りの姿勢が清々しい。まとめて綺麗に書こうとすると、時間の都合上、書けなくなってしまう。適当にだらだら書いてみたい。

1.米帝様認定、福一事故のチェルノブイリ超え
Gov’t: Fukushima released up to 181 Quadrillion Bq of cesium, Chernobyl was 105 Quadrillion ?
Radioactive material to flow from Japan “for years to come” ? Fukushima radionuclides have now
spread “throughout N. Pacific”

福島のセシウム放出量は18.1京ベクレル
チェルノブイリは10.5京ベクレル
http://enenews.com/wp-content/uploads/2014/05/CCC_Cs.jpg
http://enenews.com/govt-report-fukushima-already-released-181-quadrillion-bq-cesium-chernobyl-estimated-105-quadrillion-radioactive-material-continue-flowing-ocean-years-fukushima-radionuclides-spread-north-pac

海へ流出中の分などが入っているのか不明だが、公式にチェルノブイリ超え認定である。但し、エネニュースは「飛ばし記事」が多いので、真偽は後々確定していくことになるだろう。つまり、エネニュース記事内容が真偽は疑う必要がある。


2.マグロは食いたし命は惜しし
 チリの養殖シャケの卸価格がメバチマグロに肉薄している。生き残りたければ、福一マグロは避けたほうが良い。ちなみに、ポール・マッカートニー氏は来日した日に寿司を食べたそうだ。
 日米会談で寿司を選んだのは安全プロパガンダだと思われる。どうしても付き合いで寿司屋に行かなければならない場合は、シャケを頼むと良いだろう。餌を選んでいる養殖鮭でないと、寄生虫の関係から刺し身にはできないそうである。コストも勘案すると、寿司屋のシャケはチリ産だと思われる。

3.「子どもの鼻血は放射線に由来する」
 3万人の患者を診た専門家であり、「放射線とがん」の第一人者北海道がんセンター名誉院長が断言。被曝が及ぼす鼻血の可能性について、「事故で放出されたセシウムが、ちりなどに付着して人体に吸い込まれた際、鼻などの粘膜に付いて局所的に放射線を出すことになる。準内部被曝的な被曝となる」と、独自の見方を示した。
14/05/24 ゲンダイ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/150454/3
記事では指弾されるべきは御用学者だと指摘している。
『「美味しんぼ」で描かれているのは「鼻血」の問題だけではない。未曽有の大事故を起こしながら責任を取らない国や東電の無責任さも鋭く追及しているのだ。批判されるべきは、漫画の描写ではなく、国や、原発安全神話を振りまいてきた御用学者たちだろう。』

4.難病対策法案により医療費負担が増える?
 子どもの白血病は現状、小児慢性特定疾患研究対策として、ほとんど医療費は、かからない。しかし、このような子供の難病の医療費ですら、先日成立した難病対策法案により医療費負担が発生すする。一部の団体では、反対運動があったが、実際に法案に反対したのは、山本太郎議員一人だった
難病対策法案に反対した理由
http://www.taro-yamamoto.jp/information/2325/
『今回の法案が通る事により「56」の難病指定が、「300」まで拡大される。が、数が拡がった事により、今まで無料で受けられていたものが受けられなくなる人たちもいる。消費税増税分の全てを社会保障に使うと豪語していたのであれば当然、無料化を継続するべきだろう。』
 原発事故により白血病増加傾向にある昨今、医療費負担増を嫌った政府が法改正に踏み切った可能性がある。

5.平成のタイムボカン
『2014/5/23 10:28
沖縄県那覇市、名護市、うるまのモニタリングポストの放射線値が22日に上昇カーブを描いてます
沖縄本島は約100km東側ですのでタイムラグ的に核爆発と一致しそうですね。』
ツィッター情報であるが、先日の鳥島と思われる付近でのキノコ雲は核実験であった可能性が高い。中ロ接近に対する威嚇ではないかと噂される。米帝様が最も気にするのは国際貿易決済におけるドル排除である。中ロは外貨準備をお互いの通貨で行うことを決定したようだ。
(参考)露中 両国の外貨準備を管理する新たなメカニズムを構築する可能性について協議
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_05_24/272740480/
アメリカはウクライナ政府を転覆させ、33トンの金をウクライナキエフにある中央銀行からニューヨーク連銀に強奪していた
http://rakusen.exblog.jp/21819408/


6.福島第一原発吉田昌郎長調書公開の衝撃
 最も重要なところは伏せられていると考えるべきだ。仮に吉田所長が口述しても、記載されなかったであろう。それでも、かなり重要な情報を含んでいるのは、素人目にも明らかである。
・近場への退避指示を出したつもりが、部課長級の一部も含めた650人は福島第二へ退避した。
・3月15日の6時から6時10分の爆発音は4号機の水素爆発音?を聞き違えた可能性がある。
・3月15日9時頃回の事故で最高値となる1万1930マイクロシーベルトを観測している。
・3月14日午後6時、2号機のSR弁がようやく開き、しばらくして炉の圧力が下がり始めた。消防車が燃料切れを起こして注水できず、小型タンクローリーがパンクで動けない。
原発事故を抑え込む、原子力災害抑止隊と呼べるような組織は存在しない。自衛隊原発を制御する技術や知識を持っていない。
・消防隊とか、レスキューだとか、いらっしゃったんですけれども、これはあまり効果がなかった
・3月14日ポンプを回すための軽油も、中央制御室の計器を動かすのに必要な電気を発電するためのガソリンも、ベントなどの弁を開けるのに必要なバッテリーも足りなかった。
・注水作業は日本原子力防御システム、南明興産が遂行した。
間組さんが線量の高い中、必死でがれき撤去のお仕事をしてくれていた
・事象が起った時(東日本大地震発生時)保安院の方もみんな逃げてきて、免震重要棟に入った。即、オフサイトセンター(南西5km)が出来たので、そちらへ出て行った。2日後の3月13日午前6時48分保安検査官を常駐すると連絡あり。保安検査官は来たが3月14日夕方、2号機の状況が急激に悪化するとオフサイトセンターに帰った。15日朝、オフサイトセンターが原発から60km離れた福島市へ撤収すろと、いっしょに行ってしまった。17日くらいまで保安検査官はいなかった。
・最も大変な事態が進行しているときに、原発を操作できる唯一の組織である電力会社が収束作業態勢を著しく縮小し、作業にあたる義務のない者が自発的に重要な作業をし、現場に来ることが定められていた役人が来なかった。
http://www.asahi.com/special/yoshida_report/

 ○狂いに刃物というが、経産省に核燃とも言える。福島第一原発吉田昌郎長調書によって再び浮かび上がった311時の保安院の遁走振りが、所轄官庁として危機対応がまったくできていない様相があらためて判明した。
 結局、高圧注水系であるECCSを動かす電源が外部・内部共に絶たれた事が、過酷事故の原因となった。地震で1号機は主蒸気配管が破断して致命傷だったようだが、注水できれば炉心溶融は無かったのではなかろうか。発電所で電気がなくなり甚大事故発生とは、笑えない。

7.燃料棒を含む瓦礫をどうやってどけたのか。
 3号機燃料プールの爆発で、かなりの量の核燃料棒が飛び散った。これをどうやってどけたのかは、謎であった。チェルノブイリ事故対応から考えると、ある程度は重機でどけるとしても、細かい作業は人海戦術が取られたと推測される。
この作業を担ったのが間組だったようだ。要請の応じたのは間組だったというのが、吉田調書の見解だが、単なる「要請」ではないだろう。
岩田清さん「福一原発の高放射能地域の飛び地の建物の写真発見!」
https://www.facebook.com/kiyoshi.iwata/posts/652697378148256
岩田氏が写真を分析した所、高線量の瓦礫が福一敷地内北部にあるという見立てである。(参考)「原発作業員死亡者数約4300人」
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20111110
 
8.福島県立医科大学卒の看護師が心臓一突きで殺害される。
 福島県立医科大は311後、被曝した作業員が運び込まれたとすると、関係者からの情報漏えいを考えた。瀬戸教授の暴露はその一例ではあった。
瀬戸教授の告発によると、
東京電力は、福島第一原発で作業員百数名が行方不明となっていると報告していますが、あれは嘘です。
 実際は、放射性物質の廃棄に伴って強い放射線に曝され、心筋異常を起こしてしまい命を落としています。また、その方々は福島県立医科大学に『放射線障害研究用検体』として徹底的に管理されています。】
http://wanwanlapper.seesaa.net/article/236149991.html
 そこで、2012年
「千葉県浦安市のマンションで女性看護師が殺害された密室殺人事件。元交際相手の男性会社員が住む部屋で、鋭利な刃物で左胸を一突きされていた。」
という事件が起きた。密室殺人に近い、奇妙な話しであるのだが、この看護師は福島県立医科大学で研修を受けている。しかも、布団の上から心臓を一突きで殺害されているが、刃物を水平に構えないと、肋骨にひっかかる。心臓一突きでの殺害はプロの手口だと思われ、石井紘基議員暗殺手法と同じである。
 暗殺者や狙撃犯が心臓を狙うのは、確実に生命を奪うと同時に、心停止により血の飛散を防ぐ狙いがあるそうだ。血が出ないので、逃走に時間が稼げるとのこと。

9.原発は人格権よりも劣位に置かれるべき
 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた21日の福井地裁の判決
http://www.47news.jp/47topics/e/253757.php
【結論】 原告のうち、大飯原発から250キロ圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があると認められる。
という原発の危険性を全面的に認めた判決である。判決文では、耐震性の脆弱さを詳しく述べている。

広瀬隆氏ばり?の大飯原発再稼働差し止め判決文
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/18510/
大飯原発には、1260ガルを超える地震は来ないとの、確実な科学的根拠に基づく想定は、本来的に不可能である。
 むしろ、?我が国において記録された既往最大の震度は、岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値は、これをはるかに下回るものである」

上訴審でひっくり返る定番路線を辿るとは思うが、これだけ決定的に原発の危険性を指摘した判決は、平成の「伊達判決」だと言える。伊達判決は後々覆されたが、60年代の安保闘争のよろどころとなった。今後、いつ果てること無く核燃団との闘争が続くことになる。