リベリア帰りの大西記者、エボラ陰性反応だったが・・・

1.大西氏、陰性反応発表
 ニューヨーク・タイムズサンフランシスコ支局長大西氏がリベリア取材から羽田空港へ到着し、発熱の症状を訴えたため、エボラ出血熱の疑いがあるとして国立国際医療研究センターに搬送された。
 国立国際医療研究センター所在地は東京都新宿区戸山で、早稲田大学文学部の近くだ。日本にはここと理研の筑波にレベル4の施設あると言われている。しかし、近隣住民の反対でレベル3で稼働中の模様。映画アウトブレイク(1995)で、レベル2・3・4の差異を見ることが出来る。レベル3と4は全く別次元の隔離施設である。

 大西氏が搭乗していた全日本空輸の航空機は、羽田空港の検疫当局が27日に消毒作業を実施した。
 
 大西氏は27日午後3時36分にロンドンから羽田に到着した。乗客・乗員合計で206人とされる。

 感染から日が浅くて、ウィルスが十分に増殖していないと陰性になることがある。
エボラ出血熱に感染していたニューヨークの医師も最初の検査は陰性だった。ボーリングやジョギングをして、地下鉄に乗って具合悪くなって病院で検査したら陽性だった。

 匿名研究者情報ではエボラウイルス検出率は25%程度(2)。

 今回の件でも、潜伏期間もあるため3日程度経過をみていくとしている。
また、同乗者につきましては異常がでるなどの症状があり次第一応検査するとも報じている。発熱などの症状があった場合、保健所に通報して指示を仰ぐようにとの事だ。

2.大西氏の軌跡

  大西氏はリベリアモンロビアにてカメラマンと一緒に死体収集埋葬チームに同行取材している。

8月リベリア入国し取材する。
10月18日にリベリア出国をする。
10月26日までベルギーに10日間滞在する。
10月27日ベルギーからイギリス経由で、福岡の修学旅行生らと同じ飛行機で共に羽田着。
27日午後4時頃羽田到着時に37度8分の熱。空港で体温センサーで発熱発見。検査される。

同じ便に乗ってた乗客のTwitterには飛行機のトイレが嘔吐臭かったとツィートがあったが、現在削除されている。同乗していたのは福岡大学附属大濠中学校の修学旅行生か?(要確認)

第一報→22時発表予定
第二報→夜中に発表予定
第三報→明朝5時発表予定
28日5時半に陰性発表となった。
PCR検査等を複数回行った。

 ところが、同日未明、0時頃に環境大臣政治資金収支報告書記入ミスの件で記者会見をしている。報道は力点はそちらに誘導された。
 エボラ疑惑ニュースをぶつけたと批判する筋もあるが、私は逆に、環境大臣のニュースをエボラ疑惑にぶつけたのではないかと勘ぐっている。

3.陰性発表は本当か?
 政府は28日、【エボラ出血熱対策関係閣僚会議】を開いている。
忘れもしない2011年3月11日夜10時頃に首相官邸に全閣僚が集められて緊急会議を開いた件を想起させる。メルトダウンも隠蔽されたこの国で正確な発表がされるとは思えない。
 私は陽性だったのではないかと考えている。

 大西氏はリベリアでエボラ患者やエボラ亡くなられた死体と接触している(1)。
「こんなとこに居て感染してないとかありえねえええええええ 」との反響。
記事の写真を見ると、かなり至近距離まで迫っている。。

 エボラは空気感染はしない。非常に感染しにくい。手を洗えば防げると報じられているが、米国では防護服を着ていた看護婦が脱ぐ手順を間違えて手袋が顔をかすめただけで感染している。その後、72人の医師団は隔離されたとも報じられている。

 研究者によると、つり革やドアノブなどでも感染するという説もある(2)。吊革のウイルスは2−3日は無くならない。

 エボラウィルス3つで感染するという説もある。

エボラ出血熱まとめ】
・WHOの発表では、エボラ出血熱に対処できる可能性のあるワクチンは複数あり、現在臨床試験段階なものが2種、開発中のものが5種ある
・日本政府は日本でエボラが確認された場合、未承認新薬ファビピラビル(アビガン)を使用する方針
・潜伏期間に感染力はなく、発症後に感染力が出る(ウイルスの潜伏期間は2日〜21日。感染経路は血液や体液、排泄物などへの接触、くしゃみなどからの飛沫感染がある)

アメリカ疾病予防管理センターエボラウイルス飛沫感染認める(病人からの咳やくしゃみが目、鼻、口に入ると感染する可能性、1メートル以内)

・「3m離れた猿に感染」と空気感染を示唆した論文もあるので、予断を許さない。

エボラ出血熱の症状まとめ】
第1期では高熱、頭痛、筋肉痛、咽喉炎、全身衰弱を引き起こし、第2期では嘔吐、下痢、発疹、多臓器不全がみられる
末期になると体内のコラーゲン組織が破壊され、内臓組織・皮膚と血管、細胞などがボロボロに溶かされ全身の穴という穴から出血する。
3週間生き残れば次第に回復し、抗体が出来るが重篤な後遺症が残る可能性もある


(参考)
(1)【エボラ疑惑】NYTのオオニシがエボラ患者や死体と接触していた可能性(ショッキング画像のため閲覧注意)
http://hosyusokuhou.jp/archives/40968559.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
Norimitsu Onishi氏の記事
http://topics.nytimes.com/top/reference/timestopics/people/o/norimitsu_onishi/index.html?action=click&contentCollection=Africa&module=Byline®ion=Header&pgtype=article
(2)このエボラは2種類あるんです。
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20140808
エボラ速報【40代男性ジャーナリストはノリミツ・オオニシ?】第一報から最新情報までまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2141440760174285201