「池袋本町電車の見える公園」で、1時間あたり最大480マイクロシーベルトの放射線量を測定

 東京都豊島区は23日、区立公園「池袋本町電車の見える公園」で、1時間あたり最大480マイクロシーベルト放射線量を測定した、と発表した。
『最大値が測定されたのは、二つの滑り台が組み合わさった遊具がある地表部分。ただ、そこから数メートル離れた滑り台の先端は0・07マイクロシーベルトに下がるという。』

ツィッター民の反応が面白い。
例によって「何か埋まってる」とコメントが多い。
普通に考えて、滑り台に落ちた雨水の集積場所が高線量になっている、と考えられる。

続推論世田谷ラジウム瓶問題
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20111103

世田谷でも同じ事が起きたようなのだから、豊島区で同じ事が起きていてもおかしくない。

常々思うのだが、生命を脅かす重大事案だというのに、人民による検証がされない。
雨水の集積場所が高線量だという事実認識が共有されない。

ラジウム瓶が埋まっている」、という虚報を鵜呑みにする民度の低さが、核燃団の暴走を「後押し」している。
福島第一原発は単に電力会社が起こした事故というわけではない。
霞ヶ関が手取り足取り所轄して起きた事故である。
当然、日本政府にも責任がある。
米国による被曝隠し戦略と、行政の責任の逃れという複合的な要因により、徹底的に被曝は隠匿される運命にある。
それを看過すれば、我々は死ぬのである。
自分が死ぬかもしれないのに、何も考えないのはバカ以前に社会的にはすでに死んでいると言える。


「公園だけが線量が高いんだろうって」
ことはない。
周辺で似たように雨水を集積する場所を測れば同じような線量が出るはずだ。

しかも、基本的にシンチレーション検出器を使って測定するので、ガンマ線しか測っていない。
ベータ線を足せばもっと高い線量である可能性がある。
人体への影響はベータ線の方が強くでる。
ベータ線の存在はアルファ線源の存在を疑わせるし、自発核分裂物質があれば中性子線も出ている。

ウクライナ産婦人科の部長さん(女性)が来日した映像を観た。
当初は明るくにこやかに振舞っていたが、汚染地で100μSv/hの測定値を見て、血相を変えて、表情が固くなった。
何度も「ホールボディカウンターを定期的に受けているのか」と同行している人に問いかけていた。

既にチェルノブイリの先例がある。
しかも、チェルノブイリガンマ線源が多かったが、福島第一原発ではアルファ線ベータ線源の放射性物質が大量に放出された。

津波が来た時に「逃げてー」とみんなで叫んでいた映像が残されている。
放射能汚染は見えない火炎烈風である。
480μSv/hは次元が違う。
可能な限り移住の可能性を探るべきである。


グーグルマップでは↓の所だろうか。
http://u111u.info/kgN3