やっぱり、日本は神の国。恥ずかしい国、日本。

　2000年5月15日、神道政治連盟国会議員懇談会において森喜朗内閣総理大臣（当時）が
「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知して戴く、そのために我々（＝神政連関係議員）が頑張って来た」
と挨拶した。
　この発言を聞いて、さして違和感を感じなかった。

元旦には、神社にお参りし、２日には天皇の祝賀挨拶に２万人も集まるお国柄である。
私はこれには逆に違和感を感じる。
国家神道は神道とは違うという向きもあるが、明治以後の戦争動員に神道は利用された。
「神の国、日本。現人神天皇の為に死ね」、と教育されてきた。
確かに戦後は違う。
誰も神社へのお参りを強要されているわけではない。
だが、強要されていないのに、お参りする事自体が私には不安なのである。
過去の歴史を紐解けば、神社なんかみかけただけで吐き気がする。

天皇は開戦の詔勅を発し、ポツダム宣言を受諾した。
いかに軍部が策謀しようとも、天皇が開戦を決断しなければ、太平洋戦争は避けられた。

平成天皇には戦争責任はないが、天皇制という統治形態を守護している立場にある人に対してはどうしても批判的にならざるを得ない。
安倍、麻生ちゃんが重用されるのは、天皇の親戚であるということも深く影響している。どう考えても能力不足の人物が重用されている事も天皇制の弊害と言える。

戦後、戦争の悲劇を知っている人々は、組織運用の機微を理解し、弾力的にリーダーシップを発揮してきた。
これが功を奏して、戦後の経済発展に繋がった。
８０年代後半になると、戦争の実体験がなく、対米隷属構造が当然と感じる世代が主力になるにつれて、
企業の活力が低下し始めた。
行政も政治も自発的判断をせず対米隷属有りきで国家運営をするようになった。
決定的だったのが、2000年に清和会に権力が転がり込んでから、日本はおかしくなってしまった。
それまでは米国の圧力に抵抗して、人民の権利を守る政治をしていたのですが、今や人民の権利を剥奪し、米国に隷属するのが当たり前となった。
2003年、第二次イラク戦争以後、戦費や人足供出を行い、景気が悪化しGDPは横這いが続いている。

昨年、「ヒトラー選挙戦略」という本が話題になった。
高値が付いているそうだ。
書いた人物は自民党関係者であり、高市早苗総務相推薦文を寄せていた。
高市早苗総務相とネオナチ団体代表との記念撮影は国際問題にもなった。

高市早苗総務相がナチス賛美の「ヒトラー選挙戦略」に推薦文、ネオナチ団体代表との記念撮影は国際問題に
http://buzzap.jp/news/20140910-takaichi-hitler-book/
高市早苗総務大臣かつてヒトラーの選挙戦略を礼賛する書物に推薦文を寄稿していた
http://news.livedoor.com/article/detail/9251221/

首相官邸ドローン事件が起きて犯人のブログの写真が全部３月の日付であったことから、ブログ自体が捏造であった可能性が出てきた。
ドイツ国会議事堂放火事件を習っていると思われる。
「１９３３年２月２７日夜、ベルリンの国会議事堂が炎上、ヒトラー内閣はそれを共産党員の放火と断定し、共産党弾圧の口実とした。」

今回の事件はドローン規制ということなるが、官邸前や国家前に集まっている群衆を空撮されると何かと困るのかもしれない。
空撮の映像インパクトは大きい。
先日は川内原発の空撮映像が話題になった。
ドローンで川内原発空撮　映像作家、動画ネット投稿
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/04/24/kiji/K20150424010228190.html

首相官邸へドローンを飛ばしたとされる山本氏も川内原発への空撮を試みようとしていたなどと報道されている所を見ると、
よっぽど、原発を空撮されるのが嫌らしい。
敷地外からの空撮は違法でないので、福一でもどこでも原発を空撮してみると良いだろう。

（参考）ドローン空撮映像見て気分もドロ〜ン
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20150423

在特ズの会長が「官房へ行った」と演説している。
http://portirland.blogspot.jp/2012/06/622_24.html
一般の人が、いきなり内閣官房へ行けますかね？

在特会系団体集会に福井県・福井新聞社・県内全テレビ局が後援していたことが判明
http://matome.naver.jp/odai/2141293852548492801

排外主義の閣僚が５人とも福井県繋がりがある。
福井県と言えば、原発銀座がある。
在特ズの活性化は特に３１１以後強まった。
反原発運動の高まりから目を逸らす作戦だろうか？

福一では放射能を海中へ垂れ流していうというのに、港湾を埋め立てるわけでもなく、
アメリカへの軍事強力体制を敷きつつ、周辺諸国とは諍いを高める事をやっている。
明日17日は、秋葉原で中国人観光客をバッシングするデモが行われる。
http://cracjpncs.tumblr.com/post/118347557434/5-17

はっきりいって、日本人である事が恥ずかしい。
やってることがメチャクチャである。
安倍ちゃん内閣は、アメリカ帝国主義の尖兵となり、通貨価値毀損量的緩和政策で国民生活を破壊し、
排外主義を煽って他国と争いの道を進んでいる。

辺野古も含めて、各地で弾圧が相次いでいる。
赤坂署はAさんを今すぐ解放しろ！ 5.8アメリカ大使館前弾圧救援会・抗議声明
http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/archives/43994048.html
(転載)不当逮捕は許しません！弾圧は許さない！ケータイ投稿記事
http://blogs.yahoo.co.jp/plansugar3151673980norausida/13578738.html

排外主義や戦争法制により、国内は強権化しつつある。
これにより人民は精神的、労働的に苦痛を受けることになる。
軍事費の増大は増税となり、しかも景気の波及効果はない。
戦端が開かれれば、内需は大幅に縮小し、言論や表現にも大幅に規制がかかる。
米国は「愛国法」で言論統制を行っている。
しかも、ブッシュ政権では暫定法であった愛国法をオバマは恒久法にした。

安倍ちゃん内閣が、統治運営をナチスから学んでいる可能性がある。
しかし、ナチスの最後がどうなったのかは学んでいないようだ。
この腐った安倍ちゃん政権は、いつの日か、何らかの形で断罪される日が来る。
その日まで、悪行をつらつらと書き連ねておくことは無駄ではあるまい。

ちなみに、シベリア抑留帰りの元日本兵が天皇の蔑称として「天ちゃん、天ちゃん」と言っていたのを借り受けて
蔑称として「安倍ちゃん内閣」と書いている。

（参考）
日本における宗教ロビー―神道政治連盟を暴いたJapan Times記事。
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/35167350.html
「靖国神社というのは単なる慰霊の場ではなく、神道を中心にしたカルト的な宗教団体らが日本の政治体制を、近代立憲主義から戦前の体制に回帰させつつ、日本の軍事大国化を目指そうとしているということがわかるからです。」