一眼レフは卒業

1.コンパクトデジタルカメラの性能向上
デジカメになってから、一眼レフを買った。
Canon D60(60Dではない)
10D
1Ds
5D
を中古で買った。
レンズもいろいろ買った。

ストロボも揃えて人物撮影や物撮りもしたが、結局使わない状態になった。
物撮りは4灯構成で左右と上からデポというデフューザーで囲って光が必ず回るようにしていた。
そういえば、システムを写真にとっておけば良かった・・

ところが、コンデジの性能が良くなって、あまり一眼レフに拘る必要が無くなった。
たまに、仕事で商品やカタログの撮影をするように頼まれるが、それは単に現物確認だったり、
作業指示用の写真なので、写真撮影では1円も収入が増えない。

そうこうする内に1インチサイズの映像素子搭載コンデジが出て、みるみる性能が良くなった。

決定的だったのが、1.5インチ映像素子を積んだCanonPowerShot G1 X Mark IIの登場だ。
http://kakaku.com/item/K0000623024/
前作 PowerShot G1 X よりもオートフォーカス性能が上がり、撮影しやすくなった。
但し、G1Xの方がスイッチ類の操作性は良い。
写りは下手なAPS-Cサイズの一眼レフに肉薄する。


2.コンデジの映像素子の大型化
コンデジで素子の大きさから勘案すると、
1インチ以上のコンデジ
http://kakaku.com/camera/digital-camera/itemlist.aspx?pdf_Spec320=1-

リコー GR II 単焦点 221g 23.7mm×15.7mmCMOS
http://kakaku.com/item/K0000786937/

サイバーショット DSC-RX1R 単焦点 453g
35mmフルサイズ (35.8mm x 23.9mm) "Exmor" CMOSセンサー
http://kakaku.com/item/K0000532638/

などがある。
映像素子の大きさからするとDSC-RX1Rは飛び抜けた存在だが値段も飛び抜けている。
常時保持して撮影するのなら、軽量コンパクトのGR IIがお薦めだろう。
G1X IIは比較的大きくて重い。(553g)

取材で望遠が必要なら、
PowerShot G3 X EVF KIT 24(W)-600mm(T)が良いかもしれない。
PowerShot G1X II 24(W)-120mm(T)でも被写体との距離が10mくらいなら実用になる。

アクションビデオカメラ最新作HDR-AS200Vは
1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー搭載で、素子が小さい。
素子が小さいのでレンズや手ブレ機能も小型化できるのだが、映像にしわ寄せが来る。
http://www.sony.jp/actioncam/products/HDR-AS200V/spec.html
(参考)
カメラのCCDサイズについて デジカメ撮像素子
http://www.itscc.net/ds/ta_p_005.html#1

笑えないのが、スマホのカメラ性能向上で、映像素子が小さいコンデジの存在意義が失われた。
今どきはiPhone6Xperia Z3で撮影したほうが、ローエンドコンデジよりも綺麗に映る。
Galaxy S6は更にその上を行く。


3.なぜ一眼レフを止めるのか。
一眼レフは大きくてかさばる。
持ち運びが面倒であり、外でレンズ交換すると埃の侵入が気になる。
主流になりつつ有るミラーレズ型は文字通りミラーがないので、映像素子がむき出しになる。
埃の侵入はますますしやすくなる。
これは個人的信条なのだが、置き換え可能な技術が搭載された製品がでたら、過去の製品にはこだわらない。
レコードもレーザーディスクも処分した。
DVDも処分しつつある。
CDもあらかた処分してしまった。
アナログアンプも処分した。
もはやフルデジタルアンプしか買わない。
最大の理由はデジアンは電源投入後に性能がきちんと発揮され、省電力であるからである。
フルデジタルアンプの音がアナログアンプを凌駕しているのは音の解像度や低域の駆動力であって、音の温かみといった部分では個人的な好き嫌いが出るだろう。

コンデジが一眼に匹敵する性能を発揮する境地に達するか分からない。
噂の「曲面映像素子」はレンズ一体型となるため、来年あたりにはコンデジでも一眼レフに匹敵する製品が出るかもしれない。
ストロボからLED照明撮影に切り替えたので、ストロボと結線する必要がなくなった、というのも大きな理由である。
現在は、Yongnuo 900 × 2灯 + 撮影用500w電球(上部補助)
で撮影している。
基本的にYongnuo 900×2で撮影可能だが、 背丈があるものは 500w電球を点けて上から照らす。
ストロボ撮影と違って、光のあたり具合がリアルタイムで確認できる。
当たり前の話なのだが、わざわざ撮影して試す必要がないので、極めて楽である。
また、LEDなので、消費電力も1灯54wと消費電力が少ない。
Lenovoなどのノートパソコン用ACアダプターが流用できる。
私は外付けHDD用のACアダプターを流用している。
また、ソニー系のビデオカメラリチウムバッテリーも使うことができる。
手持ちの品で動作確認できた。
非常用照明として使うこともできる。
使う機会が来ないことを祈るが。


(参考)Yongnuo 900 LEDビデオライト
http://shindo.exblog.jp/tags/YONGNUO/
900球のLEDを搭載
えっ!?もう新型??「YONGNUO YN300-II SP KIT」も登場!!!色が良い「色温度可変ポータブルLED」
http://panproduct.com/blog/?p=21514

「余談」亜鉛空気電池というのが研究されてりる。
スマホタブレット・モバイルパソコン・デジカメ分野では高性能二次電池の登場が待ち望まれている。
リチウム電池を超えるものが出て欲しい。
日立造船、「亜鉛空気電池」の円筒型二次電池を開発−容量、リチウムの5倍
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820141222aaad.html
出火などのリスクがほぼなく、充放電を繰り返しても性能劣化がほとんど起こらない。
多孔質セラミックス円筒の外側にゼオライト薄膜をコーティングする一連の技術を応用した。円筒の中心の亜鉛電極周辺に電解液が入り、その外側をアルミナのセパレーター、空気極支持管、空気極触媒層が取り囲む形状。
陽極にあたる空気極に炭素を使わず、ペロブスカイト型酸化物のみで形成して劣化を抑えた。
亜鉛-空気二次電池
http://www.secondary-cell.com/next-generation/zn-air.html
水溶液系リチウム/空気電池の現状と課題
https://www.gs-yuasa.com/us/technic/vol7/pdf/007_01_001.pdf
リチウム空気電池
http://matome.naver.jp/odai/2135245459735952501