ヤフオクで不要品を売り尽くせ!


 断捨離という本があって、捨てるのが流行ったそうだが、捨てるのは最後の手段であって、基本的に捨てないで、売るか譲渡したほうが良い。
捨てさせて、消費を誘うのは電通の戦略でもあるようだ。
本当の意味でのリサイクルはそのままの状態で、清掃するなり、治すなり、洗濯するなりして「そのまま」使うべきである。
 行政が言うところのリサイクル法は現品の破棄を前提としているが、それは分解や再生にエネルギーを使う。

 使わない物を退蔵しておいても、場所の無駄であり、災害時にはちらばったりして負の要因となる。
 千葉在住の人が311後に自室の写真を見せてくれたが、両脇から棚のものが倒れこんできて室内が散らばったものでいっぱいになっていた。
 そうなると、室内を元の状態に戻すのに1日以上かかってしまう。倒れてきた物が当たったりして、物理的にも危ない。

 日本の財政は破綻しており、日銀緩和の果てには通貨暴落が待っている。その際には物価は上がるだろうが、生活や生産に必要でない品物は売れなくなるだろう。
 収入が増えるあてもない、それは他の人も同じことである。今の内に売れるものは売ったほうが良い。
 趣味も減らしたほうが良い。経済的には日に日に苦境となっていく。
特に物を集める趣味は止めたほうが良い。
森永卓郎氏の様にミニカー3000台収集なんて無駄の真骨頂である。
趣味はエネルギーや銭をなるべく使わないものにするか、もしくは生産的なものにしたほうが良い。また、技術革新で陳腐化したものはすぐに売り払う事を考えるべきだ。

 仕事の関するものは、予備を持っておいたほうが良い。宇宙戦艦ヤマトの真田さんみたいな話だが、それで助かったことは多々ある。
だから、趣味の物は減らして、その分、仕事で使う物を保有した方が良い。
要は消費財よりも生産財に銭や空間を使えということである。
また、私は致命的に物の管理能力がない。
管理できないのなら、ますます物を減らすべきである。
最近はエクセルで自分の所有物やシステムのメモを残すようにし始めた。
無駄を見つけたら、それは整理して売却する。
これで余剰品を減らせる。

 あれもこれもやろうとする時代は終わったのだ。収益に繋がるのなら良いが、単に銭や時間を費して終わりな事はしないほうが良い。
最近、実家の空いてるプランターで「アシュワガンダ」の種を撒いてみた。
所持している生産財を有効に使うべきだと考えた、その一環である。
何を育てるのが効率が良いかと考えたのだが、マリファナでは逮捕されてしまうし、合法で生薬、しかも薬効がある程度見込める物が良いと考えてアシュワガンダにした。
アシュワガンダ薬物指定になってしまい、個人で育成したものを販売するのはできないようだが、観賞用として、種が苗が販売されている。
種なら比較的安い。ナス科なので、育成方法は「なす」に準ずると言われている。

 これは本題とは違う話だが、政治運動も極力銭をかけないほうが良い。
レミングス民族に何をいっても骨の髄までレミングスなのだから、総体で日本が劇的に良い方へ方向転換することは考え難い。
敗北が確定している政治闘争は極力銭を節約すべきである。
労力と銭の換算をどのように考えるか、時給800円かそれとも限りなく時給は0円とみなすのかによって変わるが、労力はある程度投入しても良いと思う。


ヤフオクを効率よく使う方法
1.写真を取る
 これがめんどくさい。
机や床に出品物を転がしてスマホで撮影する、というのは手っ取り早いが、できるだけ写真はきれいな方が良い。
 私は掲載した写真のような構成にしている。
LED照明で両脇から照らし「キューブボックスプロ」というのをディフューザーとして使っている。
LED照明はリモコンで同時点灯、同時消灯できるようになっている。
500wの撮影用のランプは出品物を照らすのではなく、背景を明るくして影を減らすために使う。
LED照明は紫が出ない?ので、撮影用ランプを追加すると色合いをよく見せる効用があるようだ。
高価な物ほど、なるべく念入りに撮影した方が良いだろう。

 絞り値はF8、シャッター速度は100分の1、ISO感度を自動にしてある。ISOは6400ぐらいでも実用に耐える。CMOS受光素子の感度向上は目覚ましいものがある。
 絞り値は絞れば絞ったほうが良いが、定常光の宿命で光量が不足しているので、F8にしている。
 デジカメはWi-Fi機能があるものを使い、伝送ボタンを押すと、パソコンへ自動で転送されるようになっている。これも出品への手間を簡便にする重要な機能である。

 私自身がメガネをしているので、コンデジを使い液晶を見ながら撮影している。
ファインダーを覗いてあれこれ操作すると、メガネが極めて邪魔である。
だから、液晶を見るだけで撮影できるのは楽なのである。
これは3Dメガネでも同じである。メガネの上にメガネという重ねがけするので、違和感ありまくりである。度付きの3Dメガネって無いのだろうか?


2.銀行口座を作る
◎ゆうちょ銀行 利用者が多く、1月5回までゆうちょ銀行間の振込手数料が0円である。
ジャパンネットバンク かんたん決済手数料が何回でも0円である。
みずほ銀行 利用者が比較的多く、マイレージクラブ(月末残高10万円以上維持)に加入すると月4回の他行への振込手数料が0円。みずほ銀行間では何回でも0円。

上記の3つの口座があれば、決済や振込手数料を0円にできる。
基本的にジャパンネットバンクを使ったかんたん決済を利用している。
かんたん決済による入金もジャパンネットバンクに振り込まれるようにしている。


3.発送方法
 私は法人として佐川急便が毎日集荷に来るので、基本は佐川急便発送だが、パレット扱いの巨大物は福山通運、50g以下は定形郵便、100g以下は定形外郵便、厚さ3cm以下1kg以下のものは「クリックポスト」(164円)で発送している。
郵便ポストが近くにあるかないか、という事が利便性を左右する。


4.売れるもの、売れないもの
 発刊からある程度経った本がなかなか売れない。発刊からあまり時間が経っていないものは売れる。本も鮮度があるようだ。基本的に本は売ることを考えていない。
裁断してスキャン(自炊)して紙回収に出してしまう。
 服はますます売れない。突飛な服なら売れるかもしれないが、服は基本的に古着屋に出してしまう。傷んだものは捨てている。
 パソコンやゲーム、オーディオ・ホームシアター系・カメラ系・アニメソフトは安ければ売れる。
 生産的な工具類は売れる。

 まぁ、自分が要らないものは他の人もさして必要としていないのが常だが、日本といえども広いので、長らく出品していると、ある時突然売れる。出品しなければ売れないのであって、まずは出品してみるべきだ。


5.ヤフオクの欠点
 ヤフオクは出品手数料は0円になったので、気軽に出品できるようになったが、本やCDを除いて、落札手数料が最低50円となった。
昔のように捨て値価格で出品することができなくなった。
仮に50円で出品して、落札されたら、落札手数料で全額持って行かれてしまう。
超廉価でも誰かに使ってもらったほうが、環境負荷を下げられるし、有用であるというボランティア的な考えがないと、廉価品売却でヤフオクをあまり使う気にならないだろう。

6.取引ナビ制度導入の福音
 以前は商用利用者だけが使えていた「落札者への出品者自動情報開示機能」が個人利用者でも使えるようになった。
これにより、出品者が即応する必要がなくなり、出先中や夜中などに対応する必要が無くなった。


7.出品時の注意
なるべく品物の状態を詳述したほうが良い。
出品物はできるだけ綺麗に清掃すべき。
入札制限はすべてかけた方が良い。
また、出品物のジャンルによってはドキュンが落札する確率が高くなるので、予防的に「神経質な人は入札しないで下さい」とか「中古品なので使用感はご容赦下さい」とか書いておいたほうが良い。
どう考えても売れないものは知人に無料で譲ったほうが良い。
ヤフオクといえども万能ではない。
ヤフオク以外のスマホ利用を前提としたオークションも台頭している。
また、書籍はアマゾンのマーケットプレイスへ出品した方が売れやすいかもしれない。


8.政治的な意図
 ロシアは91年の崩壊時は「バザール経済」と言われる状態になり、数多の人民が市場に出てきて物を売って糊口を凌いだ。ダーチャというコテージ付きの農園を持っている人は農作業に勤しんで、冬場に備えた。
 日本も石井紘基議員(故人)の宣託通り、行政の政治の腐敗により財政破産は確実の様相だ。
だから、手持ちの品を売り、自活する方法を今から探るべきである。
ヤフオクの個人出品では消費税がかからない。
雑所得は20万円まで免税である。
経済の地下化を促進し、徴税を回避し、行政の支配から逃れ、人民が人民同士で物を融通しあう、これは部分的電子共産主義革命の一形態と言えなくもない。