タバコと肺がんの因果関係
タバコを吸っている人と、吸っていない人では放射能の「許容量」に差が出ると言われている。
タバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて少量の放射能を摂取しても、疾病発症の確率が高いということが疫学的に指摘されている。
その原因を研究した論文が掲載されている。
ホットスポット肺内放射線被曝と悪性中皮腫・その他の癌（がん）の成因
http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727-1.pdf
まとめると
アスベストは喫煙による鉄の過剰供給により、肺組織中に含鉄タンパク質小体が形成される。含鉄タンパク質小体にアルファ線核種が付着して、長期間アルファ線を放出し、肺組織細胞内でのイオン化促進、継続的DNA損傷、癌化へと進む。
ということになる。
本題は以上である。
余談だが、
タバコの害はこれだけに留まらない。
タールの沈着による肺活量や肺機能の低下はQOLを下げると想定される。
なぜ、タバコを吸うのかといえば、脳の活性化だが、ニコチンに対する耐性は短期間で形成される。
タバコを吸い始めた頃は、アッパー系麻薬作用がある程度持続するが、一定期間を過ぎると、数分程度になる。
ヘビースモーカーが頻繁にタバコをすうのは、ニコチン耐性に起因する。
タバコは人間汽車ポッポ状態なので、周囲に迷惑である。
金銭的負担も大きい。
１日２００円でも、年間73000円となり、５０年で365万円となる。
１日４００円なら倍額だ。
新幹線で焼身自殺した人が、お店に「タバコとアイスを買いに来た」と証言が出ているので、喫煙者であったのだろう。
タバコとアイスを買わずに、老後の資金として貯蓄しておけば、生活費は足りたのではないか？
売ってるから安全なのではなくて、中毒性があるから一定数が騙されて中毒になって売れているのである。
アイスも砂糖中毒であり、体に極めて悪い。
砂糖の毒性はタバコ以上と指摘する人さえいる。
中毒にして飼い殺しというのは、抗うつ薬でも行われているし、慢性疾患に対する投薬でも行われている。
慢性疾患の場合は、血圧だとか、コルステロール値だとかで脅かして、薬を飲ませ続ける。
体に悪いものを銭はらって飲んだり食べたり吸ったりするのは、単に銭を失うだけでなく健康を失い、果てには命を失う。
無駄を省くことは環境負荷を下げることになるし、銭を通じた人民支配の程度を緩和する作用もある。
なんでもかんでも銭で解決するのではなく、銭に対する依存度を低下させる事が重要である。
新幹線で焼身自殺なんてのが、人生の顛末なんて最悪と言える。
年金が１７万から１２万円に減額されたのが本当なら、その原因を作った行政にも一定の責任があると思う。安倍政権は年金基金を株式や外債運用比率をあげて、ますます元本非保証の鉄火場に運用金を突っ込んでいるから、株価やドル暴落で、将来の年金受取額はますます減少するのは確実な上、財政が破綻し、国債償還が滞れば、生活保護や社会保障も殆ど消滅するだろう。
確実に予見できる将来に対して、自衛する必要があるのは言うまでもない。
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以下、論文を転記してみると、
１）なぜ、肺組織中に含鉄タンパク質小体が形成されるのか？
２）なぜ、吸い込んだアスベスト繊維や粉塵が毒性を持つのか？
含鉄微粒子・鉄に富むアスベストの吸入・喫煙
繊維を伴わない含鉄タンパク質小体（フェリチン）の量は喫煙者に多い
クリソタイル鉱山の鉱夫が吸引したアスベスト繊維はタンパク質を伴っていない
鉄を含まないアスベストは含鉄タンパク質を伴わない
継続的な喫煙は肺中に過剰鉄を供給する
鉄鉱山やウラン鉱山の鉱夫の肺にタンパク小体が認められる
鉄に富む物質によって肺内で含鉄タンパク質小体が形成される
アスベスト小体による、極めて高い重金属の吸着力を示す
含鉄タンパク質小体のラジウム吸着による
肺組織内ホットスポット形成
肺に吸い込まれた過剰な鉄分が、肺組織でフェリチン沈着を誘発し含鉄
タンパク質小体を成長させる
吸入物の形は重要な要因ではない
肺内で成長した含鉄タンパク質小体がラジウムを定点集中濃縮
海水中のラジウムの100万倍から1000万倍の濃集
放射壊変系列に沿った、連続的なアルファ線の放射（MeV）
226Ra(1600年), 222Rn(3.8日), 218Po(3分), 214Po(1.6x10-4秒), 210Pb(22.3年)
フェリハイドライト構造中で発生→Ｒｎが呼気によって体外に逃げない！
ホットスポット体内被曝から予測される事象
肺組織細胞内でのイオン化促進（RＯＳの形成）、継続的DNA損傷、
突然変異の促進、様々な腫瘍（がん）細胞の形成、転移、他臓器でのがん化
悪性中皮腫は、肺に起因するがん細胞によって引き起こされる。
