節電すれば良いだけの話が、大型発電設備導入に話がすり替わる。

○節電すべし!
 電気調理器具を捨てるか、売るか、譲渡して、ガスで調理するようにすれば、節電できるし、アンペア契約は30Aで十分である。
エアコンは冷房のみ使用し、暖房は灯油を使う。
これで、かなりの節電ができる。
30Aで不安だという人がいるかもしれないが、単相200Vの30Aであるから、エアコンを200V機を導入すれば、まずブレーカーが落ちることはない。

 今時のガス調理台は魚焼き機能がある。
これでパンも焼けるし、色んな物を温めれる。
フライパンで温める事もできるし、水を沸騰させて「蒸す」方法もある。

電子レンジで調理した食べ物は分子構造が破壊されるので、体に悪いという説がある。
それもあって、私は電子レンジを使わない。
電気を使って加熱するのは避けているが、炊飯器はIH式の電気炊飯器である。
これも、ガスで沸かした熱湯を注いで炊飯ボタンを押せば、かなり節電できる。

個人的には電気ポットは使わないが、仮に電気ポッドを使う場合は、これもガスで沸かした熱湯を注ぐ。


 除湿機を使って洗濯物を乾かしていたが、これも小型扇風機を回しっなしにすれば十分である。
扇風機には22Wと消費電量が記載されている。
除湿機の消費電力は175Wである。
除湿機は使用すると、水受けに水が溜まり、これを毎日捨てなくてはならないし、動作音もうるさい。
扇風機は弱で使用すれば、ほぼ無音である。

洗濯機の乾燥機能を使うと、これまた電気をバカ食いする。

洗濯時の28倍もかかる洗濯乾燥時の電気代
https://enechange.jp/articles/washer_dryer
洗濯〜脱水まで1.7円(68Wh)
乾燥時46.9円(1812Wh)

洗濯機の乾燥機能を使うと、電気を食うだけでなく繊維を痛める。
何も良いことがない。

室内干しで扇風機の風を当てる方法なら、電気代は極めて僅かである。
雨の日でも24時間ぐらいで乾く。

そういう節電への積み重ねで、むしろ使用器具を減らせる。
ところが、最近は節電の話はどこかへ行ってしまって、新エネルギーだとかいうことで、太陽光発電風力発電導入が叫ばれている。
希薄なエネルギーを捕まえようとすると、長大な設備が必要になる。
但し、離島のように発電費用が高いところでは採算が合う。
しかし、基本的には【節電】で対応すべきだろう。

二酸化炭素が云々という話があるが、現在400ppm程度の二酸化炭素濃度であるが、600ppmまではむしろ植物に有用であり、農作物の育成には有意に働く。

原発は通常運転時でも放射能を吐き出し、定期点検時は大量の放射能を吐き出す。
事故ともなれば、天文学的ベクレル数の放射能漏洩が発生し、場合によっては広範囲が居住不可能になる。
大量の核物質を一箇所に集める事自体が狂気の沙汰であり、害はあれども利点はない。
しかし、CIA電通ダマスコミは放射能の害よりも二酸化炭素の害が喧伝する。

新エネルギー設備においても、建造には石油を費やす。
その場でCO2が出ていなくても、製造仮定でCO2を排出するのだ。

核燃料もウラン掘削や濃縮過程で膨大な石油を使う。

結局、石油エネルギーをロンダリングして発電しているだけである。
熱源としては天然ガスを有効に使用するべきであって、人民はできるだけ都市ガス供給地域に居住すべきだ。

現在、石油ストーブは進化しており、トヨトミのように、2段燃焼の仕組みで一炭化酸素や窒素酸化物の排出量を低減したものもある。
昔の石油ストーブのように、あまり匂いがしなくなっている。
これにヤカンを乗せて水を沸かしつつ暖房し、作った熱湯を「湯たんぽ」にいれて布団に入れれば快眠できる。
石油ストーブは石油ファンヒーターよりも燃料消費が少ない。
経験的には半分程度で済む上に電気を全く必要としない。
災害時に停電が発生しても使用できる。

エアコンは暖房の方が電気を消費する上に、外気温度が低いと更に電気を消費する。
メーカーの消費電力は外気温が15度程度を想定しており、零下近くもしくは零下になったら、もりもりと電気を使う。
そうなるとコンプレッサーのフル稼働が長時間持続することになり、機械としても損耗も早く進む。
暖房は灯油を使うべきである。
本来、仕組上、都市ガスを使った暖房の方が安いはずなのだが、実際にはガスを使った暖房の方が高いので、現時点では灯油を使った暖房を推奨する。

なぜ、太陽光発電風力発電が喧伝されるのかといえば、「太陽熱温水器」とか、石炭火力が導入されると、日本でエネルギーが自給できてしまうからである。
アメリカは日本を植民地として手放すつもりはない。
仮に日本がアメリカから独立しようとしたら、日本を「焦土」と化しても許さない。
それでも、ウォーモンガーの米国に対して、日本は営々朗々と独立の道を歩まざるをえない。
だから、個人宅では「太陽熱温水器」の導入が望ましい。
電力は水力+石炭気化発電(国内石炭+間伐材)での調達をめざすべきだ。
そのためには「節電」が必要なのである。

新エネがダメなのは、補助金(税金)を吸い取りつつ、消費者からは高い電気代を徴収するからだ。
そうなれば、人民の可処分所得は更に減ることになる。
アベノミクソという増税・円安物価高の貧困化政策により、人民の生活苦が増している。
その上、さらに電気代が増えるとなれば、より一層の生活は困窮する。


国は徴税を強化して、補助金を増やす。
つまり、いっぱい取って、いっぱい使う。
これが国家権力の逓増に結びつく一方、人民の裁量や力を奪うことになる。
であるから、人民は「庶民の知恵」やローテクノロジー環境負荷を下げるべきである。
生産的な事へリソースや時間を傾注し、無駄なことは行わない事が必要だ。
無駄な消費は「地球や国単位」で考えれば、やはり悪なのである。
消費を増やせというのは、「自滅を早めろ」と主張しているのと同意義である。


(参考)
環境に優しいと思われている風力発電、その問題点とは?
http://nanzumn.web.fc2.com/fusha/fusha.html
[風力発電は国の推進事業として行われています。建設は約1/3が補助金でまかなわれます。寿命は17年しかなく、強風、台風、落雷などで損壊することがしばしばあり ます。撤去には莫大な費用がかかる為、放置されるおそれもあります。]

太陽光発電4つのデメリット|太陽光発電の問題点とは? - エコの恩返し
http://www.taiyoukouhatsuden1.jp/demelit_melit.html