不要な家電は処分しろ!

1.電気温水器は電気食いの化け物
 実家が25年位前に電気温水器を導入した。これが電気馬鹿食いの代物であり、結果から言うと撤去することにより毎月2万円程度電気代が減少した。311後の値上がりした電気料金で2万円だから、値上げ前ではもう少し低かったとは思われる。
 それにしても、電気温水器専用で電気契約を行い、深夜割引を受けていたが、毎月2万円は高い。しかも、巨大電気ポッドである、電気温水器内部は25年間、一度も清掃していなかった。東電が電気温水器を5万円で買い上げてくれたが、リース契約のようなものになっているのかもしれないが、穿った見方をすると、電気温水器内部を見られると、ものすごい汚れを見た利用者がひっくり返ってしまうのを避けたとも取れる。


2.電気ポッドにはガスで沸かしてお湯を入れる。
 電気ポッドにはガスで沸かしてお湯を入れる。これで一月5000円の節約となった。水はパナソニック浄水器を通して塩素を除去する。これをしないと電気ポッド内部に塩素の汚れがびっしりと張り付く。電気ポッドの加熱負担が減るので電気ポッドの寿命も伸びると思われる。


3.給水ポンプ&タンクを撤去、売却した。
 建築上の法令の関係があるのかもしれないが、3階の建物で3階部分に水道を敷設すると給水ポンプ設置義務?があるようだ。これを回避するには行政の点検を回避する裏ワザがある。3階を「建築中立ち入り禁止」と偽装して、1・2階の検査だけで済ますのである。
 実際、3階に水道設備があっても、現在給水の水圧が向上したので、それほど水圧は低くはならない。
 給水ポンプ&タンクは実家が3階へ増築した際に、旭化成から買わされたものだが、これの動作音がそこそこうるさい。また、月一ぐらいで動作しなくなる。電源を引っこ抜いて差し込み直すと復帰する。タンクも大きく場所を取る。
 内装リフォームをした際に水道屋さんが、給水ポンプはなくても3階への給水は大丈夫だというので、給水ポンプ&タンクを撤去して貰った。給水ポンプ&タンクはヤフオクで27500円で売れた。
 これにより、おおよそ毎月1万円程度電気代が下がった上に、1畳ぐらいの場所が確保できた。


4.暖房でエアコンを使わない。
 エネルギーには動力・光・熱と3つあり、電気が得意なのは動力であり、次に光である。動力はネオジム磁石革命で効率が増した。光もLED革命で効率が良くなった。電気で熱を得るのは効率が悪い。
 夏場エアコンで排熱するのはそれほど負担はかからないが、冬場冷えた外気から「集熱」するのは膨大な電力を消費する。
 だから、暖房は灯油かガスを使うほうが良いのだ。
 私はエアコンは夏場の冷房以外に使わない。エアコン及び設置費用が高いので、エアコン自体を延命させるという点と節電が主眼にある。
 今時に反射型石油ストーブは出力を絞っても、芯の材質がガラス繊維化したおかげからか、トヨトミ製で2次焼却設備があるせいか、一酸化炭素などの有害物質があまりでない。
 就寝中は極力絞ってつけっぱなしにしても、戸に隙間があるのであれば、中毒症状には陥らない。
 暖房なしのまるっきり寒い状態よりは、起きがけの活発さが違う。一晩で1リットル弱は使うが、現在灯油が比較的安く、1リットル65円程度なので、必要な費用だと割り切っている。


5.不必要だった除湿機
 洗濯物は私がものぐさなのと、放射能避けのために脱衣所で干している。これに除湿機からの風を下から当てて乾かしていたのだが、1200円で買った小型扇風機で十分だった。除湿機は動作音が大きく、毎日溜まった水を捨てなければならない、電気代も3000円程度かかっていた。扇風機はつけっぱなしにできる上に、電気代も少ない。
 除湿機は売却予定だ。


6.電気製品処分と契約アンペア数削減
 とあるHPで、太陽光発電と蓄電池導入で、電力会社との契約を切った話が紹介されていた。最初は家電処分と30Aへの契約アンペア数ダウンで、電気料金を月額3000円に抑えたそうだ。そこで留めておけば良かったのである。
 その家庭は結果的に太陽光発電鉛蓄電池設備を導入した。よく見ると庭にはベンツが止まっている。殆ど金持ちの道楽としか思えないお大尽な設備導入である。
 というのは、太陽光発電パネルの耐久性は10年という噂もある。最低でも20年は発電しないと「投入エネルギーを回収」できない。太陽光発電は節電にはなるかもしれないが、実際にはエネルギーを浪費している。
 鉛蓄電地も意外に寿命が短い。昼蓄電して夜放電をほぼ毎日繰り返すと、早ければ5年で顕著な性能劣化が見られるようになる。総量が大きいので実用性は落ちないとは思われるが、10年は持たないだろう。
 今時は鉛もそこそこ高くなった。バッテリーの交換ともなれば、かなりに費用負担が発生する。
 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの法則で、電力会社との契約を切るために大型の設備導入をしても採算もエネルギー収支も合わない。月額3000円の電気料金を払い続け、電力自由化の際に、原発を使ってない発電会社と契約するのが良策だろう。


7.テレビアンテナ設置を断念、テレビは実家に売却した。
 BS用のパラボラアンテナをかなり前に購入して設置しようと放置していたが、完全に断念した。NHKの受信料を払いたくないというのもあるが、それほど見たい番組がないというのが最大の理由だ。どうしても見たいドキュメンタリー番組はネットで見れる。
 殆どのテレビ番組は自分の思考を奪う。むしろ、テレビは見ないで、自分で情報を集めて、うんうん考えて、創作的な活動を行ったほうが良い。
 テレビは実家に安値で売却した。といっても、テレビはもう1台残っており、PS3とBDプレイヤーが繋がっている。
 BD録画機は1台は実家に売却、BD再生に使っていた2台のソニーのBS録画機はネットで売却する予定だ。
 テレビやプロジェクターは夏場は熱源となるので、特に使用を控えたほうが良い。


最後に

 電気温水器とかオール電化エコキュートは電力会社による情報弱者向けの資産収奪・エネルギー浪費装置に他ならない。
 以前、埼玉県富士見市で痴呆老人に換気扇などを売りつけて暴利を貪っていた業者がいたが、電気温水器やエコキュートは永続的に電気代をむしりとるので、更に質が悪い。挙句に原発が事故を起こして、言うに事欠いて東京電力の弁護人は「放射能は無主物」とのたまった。次の原発事故を抑制して、生き延びたいのであれば、まずは一つでも電気製品を売るか捨てて電気を使わないようにしなければならない。
 

エコキュートの実熱効率は1.9前後
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20090114