フクシマで隠蔽されたSPEEDIを北朝鮮水爆実験で活用する日本政府

1.三宅島噴火で見れたSPEEDIはフクシマで隠蔽され、北朝鮮核実験では即座に開示された。
 2000年に発生した三宅島噴火のときは、火山ガス予測としてSPEEDI予測動画を毎日誰でも見ることができた。しかし、2011年3月11日の福島第一原発事故の時にはSPEEDIのデータは隠蔽された。驚くことに統治側がパニックを恐れた発表しなかったのである。日本人民に本当の危機が訪れた時には隠蔽し、他国の放射能の場合には即座に発表するという二重基準で運用されている。


2.菅総理自身のためだけに使われたSPEEDI

 福島第一原発の数ヶ月前の2010年11月に福島第一原発原子力防災訓練に本部長として参加した菅直人首相(当時)は、当日SPEEDIの説明を受けている。防災訓練には2300人参加して、SPEEDIの情報を元に指揮命令出した。福島第一原発事故本番で忘れたいたと述べているがそのようなことは実際あり得ない。

転載開始--
≪「首相は自分の視察のためにはSPEEDIを使ったのに、住民の避難には全く活用しなかった。」川内博史氏≫
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1016.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/550.html
≪「首相は自分の視察のためにはSPEEDIを使ったのに、住民の避難には全く活用しなかった。」川内博史氏≫
福島第1原発でメルトダウンや水素爆発が起きた3月11日から16日までの間、国民に隠し続けられた「SPEEDI」情報の予測図が一度だけ首相官邸に届けられていたことが分かった。きょう(19日)東京新聞で報じている。

配信時間は12日午前1時12分。菅直人首相はこの日の朝に原発を視察している。周辺住民が放射能を浴び続けている中、菅首相が自分の身の安全を守ろうとしたのではという疑惑も浮かんでいる。問題の予測図の目的は1号機で原子炉格納容器の内部圧力を下げるベントを3月12日午前3時半から開始した場合の影響確認だという。放射性物質原発から海側に飛んでいることが分かっていた。

首相は視察のためSPEEDIを利用し、放射性物質が海側に飛ぶことを確認したうえで原発に行ったようだ。
転載終わり---


 意図的に文科省経産省原子力安全・保安院首相官邸SPEEDIの情報を封鎖したと考えるべきだ。

チェルノブイリへのかけはし」から転載開始---
http://www.kakehashi.or.jp/?p=11237
『そして、2010年11月、大規模な福島県での防災訓練が行われたことが隠されていること。
ここで起こっていたことを、本番の事故のときに、すべて捨て去られて、県民と国民が被曝させられたこと。
 SPEEDIが、事故のとき忘れ去られたお話がありましたよね。
あれが「大うそ」だったとハッキリとわかりました。
 福島県・東電フクイチ・東電本店・保安院消防庁・福島医大・近隣の医療施設
総動員の原発事故から放射能が漏れたという想定で、訓練をしていたんです。
当然、避難訓練のストーリーの主役、花型は「SPEEDI」です。
 福島県の職員が放射能を計測してあるき、SPEEDIによって危険地帯が割り出され、住民を真っ先に避難させる。
 避難させた体育館では、たったママ計測できるホールボディカウンターも用意されて、避難してきた住民が被曝していないかどうかチェックされます。
 そこまでやっていましたか?
 福島医大では、人間がシューッと吸い込まれる型のホールボディカウンターまで持っていた。
医療関係者は被曝しないように特殊なアイグラスまでしています。防護服だって着ている。
 吉田所長と東電本店が、後に公開された事故のときとまったく同じ調子で会話している。
え? なんなのこれは?これは。

 内堀知事が副知事時代ですから、オフサイトセンターの所長としてかけつけている。
佐藤元知事は、対策本部を県庁に置く。
 ヨウ素剤の配布まで、されていた地区もある。

 現実の事故とそっくり同じ想定(もちろん想定では非常用電源がつながりすぐに放射能漏れが収まる)で、同じメンツがそろっていて、SPEEDIをもとに事故対策をたてて動いていた。
「SPEEDIを福島県職員に送ったけれど、その担当者がデータを見落とした…」はなんて話は壮大な作り話だとわかった瞬間でした。組織的な隠蔽。
少なくとも、防災訓練にかかわった2300人は嘘だと知ってる。』
転載終わり---


3.まとめ
 日本政府の隠蔽体質は旧ソ連を彷彿とさせる。今の日本政府に必要なのはグラスノスチ(情報公開)とペレストロイカ(改革)である。しかし、旧ソ連と同じく、放射能汚染と通貨価値下落政策で日本政府も崩壊過程にある。
 政府が電通を通じて流布している「食べて応援」は「死んで応援」と化している。死んだら応援できないという矛盾を抱えている。日本政府は政府自身も深く関与した福島第一原発事故によって発生する国民の反撃を恐れて、その抑止のためにジェノサイド政策が遂行されているのである。

参考元
三宅島2000年噴火のときは、誰でもSPEEDIを見ることができた。
http://togetter.com/li/922516?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
ビートたけしのTVタックル自民党石原伸晃環境大臣 原子力防災)が発言「SPEEDI」は一部の政治家と官僚とその取り巻く人達の為のシステムなのだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/s162617hiro3/46009259.html
やっぱり許せない!菅直人は昨年の原発防災訓練でSPEEDIの存在を十分知りつつ意図的に公開せず被曝を拡大させた重大犯罪だ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/550.html