青春の輝きを切り取った「14歳の歌声」

1.魔法少女まどか☆マギカOP「コネクト」
 魔法少女まどか☆マギカは3話での劇的物語展開や時間操作SF設定を用いた複雑な設定により、Nitroplus所属の虚淵玄氏の脚本手腕が高く評価された。
同じ2011年に「世界線の移動」という形で、時間を行きつ戻りつする物語展開のSTEINS;GATEが放送されている。この作品も原作にNitroplusの名前がある。

魔法少女まどか☆マギカOP曲「コネクト」は現役中学生デュオClariSが担当した。
予備知識無しでOPを見た時に「えらく若い声だな」という印象はあった。
不安定なコード展開は少女の心理描写を兼ねていると言われている。

STEINS;GATE wiki 原作5pb./Nitroplus
https://ja.wikipedia.org/wiki/STEINS;GATE_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)
ClariS wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/ClariS

告知されている情報から逆算すると、2012年3月まで現役中学生とされているので、「コネクト」収録時は14歳頃だったと推定される。
作中の少女達の年齢にほぼ同一であり、世界観を描写するには的確なプロデュースだったと言える。
私自身はまどマギを数年遅れで見たが、現役中学生のメジャーデビューは珍しいと思ったが、それは単に私の知識不足であったことを後々に知った。


2.Kyleeさん登場の衝撃
 ジブリ出身監督による「亡念のザムド」(ボンズ)が2008年に放映され、EDにKyleeが歌う「Vacancy」という曲が使われた。聞いた時は、歌のうまい海外のミュージシャンなのね、という感じであまり気にしなかった。私が注目したのはヒーローマン(ボンズ2010年)の後期OPの「Missing」でのKyleeだった。
 Vacancyの歌詞は全部英語だったが、Missingは日本語と英語の混じっていた。
日系アメリカ人なので英語の発音が綺麗で、歌も抜群にうまい。

サマーソニック2009で来日しているが、この時若干15歳なので、Vacancy収録のときは14か13歳である。
圧倒的歌唱力で気が付かなかったが、よくよく聞くと若々しい感じがする。

他には「絶園のテンペスト」や「ガンダムユニコーン」の歌を担当している。


【PV】Vacancy【Kylee】【亡念のザムド】【Xam'd Lost Memories】
https://www.youtube.com/watch?v=ceynZ_FwgfI
Vacancy=空っぽ
Kylee - VACANCY@SUMMER SONIC09
https://www.youtube.com/watch?v=zX-eN4ZTLjU
Over U - Kylee [Sub Español] [720p]
https://www.youtube.com/watch?v=1muWxV3jUMg
Missing - Kylee [Heroman opening]
https://www.youtube.com/watch?v=sJHHx9Vv-tU
Zetsuen no Tempest - 大好きなのに OP 2
https://www.youtube.com/watch?v=mj5J-SyPEYk
Kylee Saunders カイリー Just Go Everlasting
https://www.youtube.com/watch?v=Sty7GHteTFk


3.riyaさん(eufonius
 true tearsのOP「リフレクティア」を聞いて、「うわー若い」と感じたが、「歌手の新居昭乃に憧れて」音楽の世界に入ったようで、どうやら若い感じで歌う人のようだ。
ただし、予備知識がなければ、中学生が歌っているのでは?という感じのみずみずしさがある。

true tears (アニメ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/True_tears_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)
eufonius(ユーフォニアス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Eufonius
true tears /OP / 「リフレクティア
https://www.youtube.com/watch?v=7YlDQpHXZPk
リフレクティア in 白高合唱祭
https://www.youtube.com/watch?v=Q6C0g34dGAk
TARI TARI - リフレクティア 合唱版
https://www.youtube.com/watch?v=BsX772N_Lwk


4.余談・3年ごとにアニメは豊作になる?
 2008年はアニメは豊作だった。
2008年アニメ作品の中で、私が見たのは以下の作品
True tears 脚本・岡田麿里
とらドラ!? 脚本・岡田麿里
黒執事 脚本・岡田麿里
RD 潜脳調査室
図書館戦争
とある魔術の禁書目録 (アニメ)
夏目友人帳
喰霊-零-
機動戦士ガンダム00
コードギアス 反逆のルルーシュR2
マクロスF

どれもオススメ作品だ。

3年後の2011年に
話題作「魔法少女まどか☆マギカ」が放映される。
脚本家岡田麿里さんは2011年の上半期に、『フラクタル』、『放浪息子』、『GOSICK -ゴシック-』、『花咲くいろは』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を担当している。
他に
灼眼のシャナ
青の祓魔師
ギルティクラウン
STEINS;GATE
UN-GO
等の作品が放送されている。
特に、哲学的問いかけする「UN-GO」はTVと劇場版を含めて、隠れた名作と言える。

更に3年後の2014年は
ソードアート・オンラインII
シドニアの騎士
SHIROBAKO
神撃のバハムート GENESIS
棺姫のチャイカ
ブラック・ブレット
中二病でも恋がしたい!戀
とある飛空士への恋歌
極黒のブリュンヒルデ
PSYCHO-PASS サイコパス 2
残響のテロル
弱虫ペダル GRANDE ROAD
ノーゲーム・ノーライフ
魔弾の王と戦姫
Free!-Eternal Summer-
Selector infected WIXOSS
白銀の意思 アルジェヴォルン
ブレイク ブレイド
寄生獣 セイの格率
ニセコイ
アカメが斬る!
アルドノア・ゼロ
と、かなり豊作な印象がある。

近年は毎年豊作な気もするが、なんとなく、3年毎に当たり年があるような気がする。
作品が放送されて、各アニメスタジオが他作品群を参照した後に、企画製作を経て放送されるのに3年かかるから、3年毎に豊作なのだろうか?私の妄想だろうか?

ネットワークゲーム系資本や、ネット配信会社の資金がアニメ製作に投入されているようで、しばらくはアニメ業界の盛況は続くと言われているが、はてさてどうなるのだろうか?