ガンの原因は環境要因

1.ガンは「回避可能な外的な要因」によって発生するとの論文
『ほとんどのがんは、有毒化学物質や放射線などの「回避可能な外的な要因」によって発生することを示した論文が、Nature 2016年1月7日号 43ページに掲載された。』
『Substantial contribution of extrinsic risk factors to cancer development
Collectively, we conclude that cancer risk is heavily influenced by extrinsic factors.』
http://goo.gl/twm9Xy

 
2.イギリスの疫学研究者DollとPetoの論文
 イギリスの疫学研究者DollとPetoは、数多くの科学論文をまとめ、アメリカ人のがん死亡の原因として、どの要因がどれくらいの割合を占めているかという寄与割合を推定し、1981年に発表した。食生活の改善により予防できるがん死亡の割合を35%、喫煙が寄与する割合を30%と推計している。
 癌発生の遺伝的要因は5%程度とされている。
 癌発生リスクをさげるものとして、「身体活動」「野菜・果物の摂取」を挙げている。
喫煙 (Tobacco) 30%
成人期の食事・肥満 (Adult diet/obesity) 35%

人のがんにかかわる要因
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause/fator.html
喫煙とがん
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause/smoking.html


3.がん遺伝子とがん抑制遺伝子
 正常な細胞の中に、がんを発生させる因子がすでに潜んでおり、これに外部からの刺激、環境要因が加わってがんが発生すると考えられている。がん遺伝子の活性化とがん抑制遺伝子の欠損のどちらかが、がんの発生に大きくかかわっている。発がん物質、ウィルス感染、放射線、紫外線などの外部環境要因が加わって癌を発生させる。

がん発生のメカニズム 
https://kotobank.jp/word/%E3%81%8C%E3%82%93%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0-792005


4.食生活の選択が分かれ道
 動物性蛋白を控え、野菜、果物、大豆を摂取することが癌の抑制に繋がる。私の個人的見解では、海塩はある程度摂取しても随時排出されていくので、それほど害ではなく、むしろ塩分が体内から少なくなると活力が低下するので、塩分を一定量摂取することを心がける方が重要である。
 栄養素から考えると、動物性蛋白の摂取は無くしても、野菜や果物や大豆や海藻類などから補うことはできる。動物性蛋白自体に問題があるか判別できないが、飼育過程で投入されるトウモロコシなどの遺伝子組み換え食品や成長ホルモン、抗生物質や加工過程で加えられる化学物質に問題があると思われる。故に牛乳や鶏卵も危険である可能性が高いと見積もっている。

転載開始--
『大腸がんの場合、動物性脂肪を大量に摂ると、それを分解するために胆のうから胆汁がたくさん分泌されますが、胆汁に含まれる胆汁酸の中には、発がん性のある物質もあり、これが大腸内に長くとどまると、大腸がんが発生しやすくなる。便通をよくする食物繊維を豊富に含む野菜や穀類、豆類、海藻などをたくさん食べることが、大腸がん予防につながる。』
『長年の疫学研究でも野菜や果物には、がんを防ぐ働きがあることがわかっています。野菜の何ががんを防ぐのかと言えば、植物がつくる化学物質のファイトケミカルに、がんを抑える効果があるためです。ファイトケミカルは、ギリシャ語で「植物」を表す「ファイト」と英語の「ケミカル」を組み合わせた造語ですが、その多くは、色素や香り、苦味などの成分で、これまでに数千種類の成分が判明しています。この中で、がんを抑制する代表的なファイトケミカルといえば、ポリフェノール、カロテノイド、イオウ化合物、テルペン類、β―グルカンなどが挙げられますね。』
山田 英生対談 > 第十回「がんの原因になる。予防にもなる。食生活の選択が分かれ道です。」
http://www.bee-lab.jp/interview/watanabe/10.html
転載終わり--


5.ストロンチウム、放射性銀、セシウム摂取を減らす努力が必要
 環境中のストロンチウム、放射性銀、セシウムの濃度が高まっている。これらの放射性物質が体内に入ると様々な症状がでる。発癌だけが被曝症状ではない。
 摂取経路は吸引や経口摂取などがある。空気や水や土壌の汚染を考えると、汚染度の高い地域からは移住するしか対策がない。居住地区の汚染度合いが低くても、食べ物を通じた放射能経口摂取が考えられるので、食べ物は厳選しなくてはならない。
 癌に留まらず疾病の原因のかなりの部分は摂取する食品に起因すると考えられる。いわゆる腸管造血を提唱している千島学説が陽の目をみず、乳酸菌による万能細胞化を捉えたSTAP細胞が袋叩きになっているのは、「疾病が食源である」という事を隠し、毒性のある投薬による対症療法体制に疑義が発生するからだと推測される。
 食物連鎖による放射能濃縮を考えると、動物性タンパクは避けるしか無い。しかも、食物連鎖上位にある食品の放射能汚染度は時間経過と共に増えていく事が分かっている。また、砂糖は腸管上皮細胞へ打撃を与える。砂糖の摂取も極力控えるべきである。

千島学説の説明。血は小腸でできる!骨でできるは間違い!細胞分裂せずに赤血球ができてくる。
http://true-health2.com/?p=31