アマゾンでスキャンスピーク『10F/8414G10』『5F/8422T01』販売開始

スキャンスピークの
『10F/8414G10』
『5F/8422T01』
がアマゾンで発売開始になった模様だ。
「通常1〜3週間以内に発送します。」
となっている。

アマゾン
Scan-Speak Discovery 5F/8422T01 5cm フルレンジ 8Ω [ペア] PS-SFR-106
価格: ¥ 12,530 通常配送無料
http://www.amazon.co.jp/Scan-Speak-Discovery-8422T01-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-PS-SFR-106/dp/B00WQDF0Z4/ref=sr_1_2?s=electronics&ie=UTF8&qid=1430895715&sr=1-2
Scan-Speak Discovery 10F/8414G10 10cm フルレンジ 8Ω [ペア] PS-SFR-107
価格: ¥ 14,307 通常配送無料
http://www.amazon.co.jp/Scan-Speak-Discovery-8414G10-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-PS-SFR-107/dp/B00WQDEYZG/ref=sr_1_1?s=electronics&ie=UTF8&qid=1430902097&sr=1-1

『5F/8422T01』は『5F/8422-T03』(2013年Stereo8月号付録版)の製品版で性能差があるようだ。
但し価格差は大きい。12,530円vs2500円


『10F/8414G10』は『10F/8424G00』の廉価版であり、マグネットが小さくなっている。
音圧能率も落ちている。

『10F/8424G00』はバスレフ、ダブルバスレフ向き。
『10F/4424G00』はQts0.29で周波数特性はハイ上がりで、バックロードホーン向きだろう。
ネオジム磁石は磁束密度が強力なのでバックロードホーン型でもスパイラルホーン型でも低域での「ホーン鳴り」(共鳴付帯音)はあまり聞こえない。


六本木オーディオに問い合わせたら『10F/8424G00』『10F/4424G00』共に輸入代理店に在庫なし。注文後3月後入手とのこと。


『10F/8424G00』
http://www.scan-speak.dk/datasheet/pdf/10f-8424g00.pdf
磁石58mmΦ Mms2.77g Qts0.37 8Ω
『10F/4424G00』
http://www.scan-speak.dk/datasheet/pdf/10f-4424g00.pdf
磁石58mmΦ Mms2.8g Qts0.29 4Ω 
『10F/8414G10』
http://www.mx-spk.com/image/10F-8414G10-spec
磁石43mmΦ Mms2.93g Qts0.51


これらは、ネオジム磁石を使ったフルレンジユニットである。
ネオジム磁石フェライトよりも磁束が強い。
フェライトユニットよりも高音域の過渡特性に優れるように聞こえた。
つまり、高音域を再生するツィーターを付け足したような高音がするのだ。
ツィーターいらずの10F/8424G00は本当の意味でのフルレンジユニットと言える。
ユニット単体の価格はフェライト系よりも比較的高い。
ツィーターが不要であるとすると、総合費用やツィーターを付ける手間などを考えると、許容できる。
長岡派がモットーとする原音再生に拘る人にはお薦めのユニットだ。

BHは音道及び開口部付近の空気総量が多いので、ユニットに押された時の反作用が大きい。
磁束が高いほど制動が取れて、余分な音が出ない。
逆に磁束が弱いユニットでは低音に付帯音が付く。
この点、磁束密度が高いネオジム磁石ユニットにとっては有利である。

ネオジムネオジウム)磁石はジスプロシウムを添加することによって、熱による減磁の問題も解決した。
ネオジム磁石はモーターの小型化を果たしたのみならず、スピーカーユニットの中でも、特に小型のユニットにとっては有意義で有ると言える。

比較的高価なユニットが使えるカーオーディオの世界ではネオジム磁石スピーカーは普及しているようだ。
ネオジム磁石はホームユースではツィーターに使われるようになった。
ツィーターに使っているのから、ネオジム磁石をフルレンジに転用すれば、すぐに出来ると思うのだが、やはりネオジム磁石の費用がネックになっているようだ。
高くても売れれば、メーカーも作るのだろうが、そういう市場状況ではないようだ。

個人的には10cm級は10F/8424G00がベストだと思う。
2つのスピーカー作例を聞かせて貰ったがのだが、音のリアリティが高いである。
ネオジム磁石が制動する緊迫感のあるサウンドを聴くと、もうフェライトには戻れない。

先発の10F/8424G00 10F/4424G00 共にミッドレンジで開発されたもののようだ。
10F/4424G00の方がウーハーよりだ。
10F/8414G10は高域の伸びを重視したとのことだが、ネオジム磁石が小さくなっている。
重量も 0.3kg から 0.16kg と軽くなっている。

早い話が、10F/8414G10は10F/8424G00の廉価版のようである。
音圧能率も落ちている。

円安ユーロ高でご多分に漏れず、Scanspeaksのユニット価格も上昇した。
自国通貨価値が下がると輸入物価が上がる。


(参考)
横浜ベイサイド
Scan Speak Discovery 10F/8414G10 10cm フルレンジ 8Ω [ペア] 16,340 円
2015年05月31日まで
http://www.baysidenet.jp/shopdetail/000000002520/040/Y/page1/recommend/
Scan Speak Discovery 5F/8422T01 5cm フルレンジ 8Ω [ペア] 14,320 円
http://www.baysidenet.jp/shopdetail/000000002519/040/Y/page1/recommend/


オントモ・ヴィレッジ
スキャンスピーク 5cmスピーカーユニット(ペア)【6月中旬発送】
¥2,500 (1ペア) +消費税別 *送料込
2013年Stereo8月号付録版
https://www.ontomovillage.jp/ontomo/kau/6381/detail.html


ミクセル
Scan Speak 10F/8414G10 グラスファイバーコーン10cmフルレンジ(ペア)
21,200円(税込)
http://mx-spk.shop-pro.jp/?pid=73909057

ScanSpeak 5F/8422T01 5cmフルレンジ(ペア)
17,180円(税込)
http://mx-spk.shop-pro.jp/?pid=80266336


ネオジム磁石スピーカー10F/8424G00の廉価版10F/8414G10が発売


Stereo誌付録ScanSpeak 5cmを使ったスピーカーシステム視聴体験記
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20140224
Stereo2013年8月号付録スキャンスピーク製スピーカーユニット
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20140603
自作スピーカーコンテスト2014の感想と雑感
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20141206

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ScanSpeak 5F/8422-T03
マグネット:ネオジウム
インピーダンス:8Ω
最低共振周波数:118Hz
出力音圧レベル:80db
最大入力:50w
振動質力:1.67g
Q0値:0.53
バッフル穴口径:44mm

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ScanSpeak 5F/8422T01
■仕様
形式 5cmフルレンジ
振動板材質 パルプコーン
エッジ材質 フォーム製
マグネット ネオジウム
インピーダンス 8Ω
周波数特性 93〜20,000Hz
音圧レベル 80dB
最低共振周波数Fo 93Hz
ボイスコイル径 26mm
定格入力 10W
有効振動板面積 15.2cm2
Vas 0.50L
Qms 5.17
Qes 0.69
Qts 0.61
Mms 1.86g
取付穴径 53mm
最大外径 67mm
重量 約120g

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ScanSpeak 5cmフルレンジ・ユニット
http://sennin.image.coocan.jp/Audio/Stereo8/Stereo8.htm
SCANSPEAK 5F/8422T03バックロードホーン (5cm2ウエイ)
https://www.youtube.com/watch?v=ONdTnPLOg4Y
【 スキャンスピーク5cmフルレンジ( 5F/8422T03) 「STEREO」2013年8月号特別付録 】 vs 【 フォステクス 8cmフルレンジ P800K 】
https://www.youtube.com/watch?v=0KHEOYimWng
Stereo2013年8月号付録 スキャンスピーク5cmフルレンジ使用 バックロードホーン製作 〜インピーダンス測定編〜
http://meridianstar.blog15.fc2.com/blog-entry-115.html